ドローンショーと影絵公演 あすから「冬ウポポイ」第3弾 

体験交流ホールで開かれる影絵公演(提供)

 白老町のアイヌ文化発信拠点・民族共生象徴空間(ウポポイ)は27日から「とっておきの冬ウポポイ」第3弾の企画をスタートさせる。ドローンショーと影絵公演の文化イベントを繰り広げ、この季節ならではのウポポイの魅力を来場者に伝える。

   ドローンショーは27~29日と2月3~5日、10~12日の計9日間、各日午後5時半から約7分間、体験学習館前の芝生広場で開く。300機の機体を夜のポロト湖上空に飛ばして動かす。

   同空間運営本部の広報担当者は「伝統的コタンのチセ(家屋)のライトアップと一緒に楽しんで」と呼び掛ける。午後5時までに入場すると見ることができ、観覧者にはドローンショーのオリジナル記念カードを進呈する。

   影絵の公演は28、29両日、各日午後0時半から体験交流ホールで開催。アイヌの伝統歌ウポポを伝承する姉妹ボーカルユニット「アペトゥンペ」と影絵ユニット「ほしふね」が出演する。

   アペトゥンペは、儀式の時などに集団で歌う歌「ウポポ」の再生と伝承をテーマに活動する女性ボーカルグループ「マレウレウ」のうち、レクポさんとマユンキキさんの姉妹2人のユニット。ほしふねは、仮面舞踏家小谷野哲郎さんと作家わたなべなおかさんのユニットで、影絵や仮面などを駆使し、さまざまなアーティストと舞台作品を構築している。

   当日は、アイヌの子守歌と幻想的な影絵で夢の世界を展開する。

   鑑賞希望者は、公演前にエントランスの総合案内所かホール前で整理券を入手する。定員は各日303人。広報担当者は「遠い昔の記憶のような夢幻のひとときをお届けします」と魅力を語る。アドレスは、https://ainu-upopoy.jp/

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