ウポポイの夜 ドローン300機 冬空彩る光  白老

冬の夜のポロト湖を幻想的に彩るドローンショー

 白老町のアイヌ文化発信拠点・民族共生象徴空間(ウポポイ)に隣接するポロト湖の上空を、発光ダイオード(LED)を搭載したドローン300機が彩るショーが27日夕、開催された。79人の来場者は冬空に広がる美しい光の世界を楽しんだ。

   ドローンショーは東京の専門業者に依頼し、体験学館前の芝生広場で行われた。あらかじめプログラミングされたドローンが一糸乱れぬ動きで「フクロウ」やウポポイのPRキャラクター「トゥレッポん」の形になり、夜空を光で演出した。伝統的コタンのチセ(家屋)のライトアップや、昨年設置されたポロト湖畔のイルミネーションも幻想的な夜を盛り上げた。

   「とっておきの冬ウポポイ」第3弾(27日~2月12日)の一環。ショーは29日までと2月3~5日、10~12日の各日午後5時半から約7分間実施される。午後5時までに入場すると見ることができ、ドローンショーのオリジナル記念カードももらえる。広報担当者は「写真や動画では伝えきれない迫力を体感しに来て」と呼び掛けている。

   「とっておき―」ではこのほか、29日午後0時半から、体験交流ホールでアイヌ影絵の公演も予定している。詳細はホームページ(https://ainu-upopoy.jp/)。

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