認知症サポーター 養成講座を受講 白老東高2年生15人参加

認知症サポーター 養成講座を受講 白老東高2年生15人参加
認知症の人に対する接し方を学ぶ生徒たち

 白老東高校で1日、2年生15人を対象に認知症サポーター養成講座が開かれた。医療法人社団玄洋会の職員から認知症の症状や行動の特徴、対応方法を学んだ。

   講師は北海道メンタルケアセンター(苫小牧市若草町)の精神保健福祉士、鈴木孝征さんと道央佐藤病院(同樽前)の認知症ケア専門士、大谷嘉範さんが務めた。認知症の中核症状である記憶障害などについて解説し、認知症の人に接する際には(1)驚かせない(2)急がせない(3)自尊心を傷つけない―の3点に気を付けるよう訴えた。

   また、具体的な対応として、「余裕を持ち、声を掛けるときは相手に目線を合わせて、穏やかかつはっきりとした優しい口調で。相手の言葉に耳を傾けてゆっくり対応を」といったアドバイスも受けていた。

   厚生労働省が養成を進める「認知症サポーター」は、認知症に対する正しい知識に基づき、認知症の人や家族をできる範囲で手助けする人材。講座は町内で2007年度から開催しており、22年度は12月までに186人が受講。累計で2326人の認知症サポーターが誕生している。

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