町議選あす告示 定数14に16人立候補へ  白老

町議選あす告示 定数14に16人立候補へ  白老

 任期満了に伴う白老町議選は、24日に告示される。定数14に対し、現職10人、新人5人、元職1人の計16人が立候補して議席を争う構図となる見通し。投開票は29日。

   これまでの動向では、10期務めた現職の松田謙吾氏(81)が9月時点で勇退を表明。9期務めた及川保氏(73)と3期務めた吉谷一孝氏(55)も今期の不出馬を明らかにしている。

   現職は10人が再選に向けた準備を進めており、新人候補は9月20日に開かれた立候補予定者説明会に6人訪れたが、このうち1人が出馬を見合わせた。23日時点で5人が出馬の意向を固めている。元職1人も10月9日に町内で事務所開きを行い、立候補に向けた動きを着実に進めている。

   選挙戦では、同町で47%に迫った高齢化率、人口減少と移住・定住促進、建設が進む町立病院の体制の見直しや信頼回復、農林水産業を含む地域経済振興、子育て支援や高齢者関連施策、史跡や文化財の保全活用など、今後のまちづくりをどう進めるかが論点となりそうだ。

   前回2019年10月の町議選投票率は57・67%。3月に行われた町長選の投票率は前回の73・94%を大幅に下回る57・81%で過去最低だったため、町議選においても前回を下回る可能性が懸念されている。一方、5人以上の新人の出馬は11年以来で、選挙戦でのフレッシュな顔触れの訴えが、投票にどのように影響するかが注目される。

  白老町議選立候補予定者(定数14)

  氏家  裕治 63 会社員   公・現(6)

 大渕  紀夫 76 無職    共・現(12)

 久保  一美 60 会社役員  無・現(1)

 小西  秀延 58 会社役員  無・現(5)

 佐藤  雄大 30 無職    無・現(1)

 田上  治彦 55 元団体職員 無・新

 飛島  宣親 49 会社員   無・新

 西田  祐子 68 無職    無・現(6)

 長谷川かおり 60 無職    公・現(1)

 広地  紀彰 50 会社役員  無・元(3)

 貮又  聖規 51 自営業   無・現(1)

 前田  弘幹 52 会社経営  無・新

 前田  博之 77 無職    無・現(4)

 水口  光盛 49 会社経営  無・新

 森   哲也 41 会社員   共・現(2)

 森山  秀晃 28 会社員   無・新

  左から名前、年齢、職業、政党(共=共産、公=公明、無=無所属)、現は=現職、元は元職、新は新人、丸文字は当選回数、敬称略、五十音順

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