観光のアイデア提案 白翔中3年生、ナチュの森で  白老

観光のアイデア提案 白翔中3年生、ナチュの森で  白老
観光のアイデアを発表する生徒たち

 白老町の白翔中学校3年生の40人は25日、町虎杖浜の庭園施設ナチュの森で、観光のまちづくりのアイデアを発表した。観光と地域振興を考える総合学習の一環で、4日に同施設を見学し、この日までの授業で庭園施設を観光にどう生かすか考えてきた。

   5~6人の生徒でつくる計7班がそれぞれ登壇し、施設内の図書館の活用や施設を運営する化粧品製造販売「ナチュラルサイエンス」の主力商品のせっけんの開発、庭園を使った家族向けキャンプ企画、虎杖浜地区の巡回バス「ゆたら号」を使ったツアーなどを提案した。

   発表会には同社の社員、町や室蘭開発建設部の職員、白老東高校の教諭も立ち会った。同社の高畠章取締役(70)は「自分で考える力と説得力、行動力の三つを備えた生徒の発表に驚かされた」と感想を述べ、3年生の八巻皇太さん(15)は「たくさんの大人に自分の提案を聞いてもらえてうれしかった。本が好きなので本を使った取り組みが進むといい」と話した。

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