一般社団法人白老モシリは6日、ジャガイモを使ったアイヌ民族伝統の保存食「ペネイモ」を作る体験を町内のイオル事務所チキサニで行った。町民10人が参加し、ジャガイモをきねでつくなどの作業に挑戦した。
ペネイモは、狩猟や採集、漁労で食料を得ていたアイヌ民族の保存食で、冬から春にかけて食べられていた。冬に屋外で保管したジャガイモを春に天日にさらし、寒暖差を利用して発酵、熟成させて作る。乾燥させて保存し、食べる時に水にさらしてきねでつき、餅のようにして焼いて食べる。
参加者は民族伝統のきねつき歌「イウタ ウポポ」の掛け声に合わせ、協力しながら粘りが出るまでジャガイモをつく体験に汗を流した。