ネイチャー研究会inむかわは25日、むかわ町鵡川地区のまちの森で「まちの森のサクラソウを守ろう~イワミツバ除草作業・くい打ち作業」を行った。会員ら約40人が参加して、サクラソウの見学とイワミツバの除去を行った。
同会によると、まちの森のサクラソウは、町米原地区に群生していた。日高自動車道の建設に伴い、1998年から数年かけて計2万株を移植している。その後、外来種のイワミツバがサクラソウの生息地を侵食し始めたため、除草作業を毎年行っているという。
この日は会員のほか、小学生や鵡川高校からボランティア1人が参加し、除草作業に当たった。同会の奥野泰崇副会長は「子どもたちがサクラソウを観察して喜び、守るために一緒に作業できたことをうれしく思う」と話した。