厚真地区伝統文化いけばな親子教室(上田敦子代表)が15日、厚真町青少年センターで始まった。町内外から未就学児と小学生15人が参加し、講師や保護者に見守られながら基本を学び、季節の花々を用いた生け花を体験した。
文化庁伝統文化親子教室事業の採択を受けて行う取り組み。今年で3年目。地域の子どもが伝統文化に触れる機会を提供しようと、小原流苫小牧支部の会員有志3人が講師となり、12月まで7回教室を開く。
この日、子どもたちはデルフィニウムとカーネーション、ナルコユリを慎重な手つきで剣山に挿し、思い思いの作品を作り上げた。
上田代表(69)は「初日なのでお花に触れ、名前を覚えてもらうよう心掛けた。子どもたちは元気に生け花を楽しんでいた」と話した。