温泉ソムリエが 魅力を語る 「たらこ湯」 開業初イベント  白老

温泉ソムリエが 魅力を語る 「たらこ湯」 開業初イベント  白老
頭にタオルを載せて講話する高野さん

 ペットと一緒に宿泊できる白老町虎杖浜の温泉宿「たらこ湯」は13、14両日、5月の開業以来初のイベント「温泉を深掘るオフ会」を開いた。13日は温泉ソムリエの高野紀康さん(49)が「ようこそ温泉沼へ」の演題で講話したほか、地域情報サイト運営者との対談などを行った。

   SNSなどの呼び掛けに応じた町民ら12組15人が1泊2日の宿泊イベントに参加した。高野さんは温泉ソムリエ協会認定の温泉ソムリエインストラクターで、体にいい湯温や水分補給のタイミングと量、入浴前の掛け湯は体を温めるまで続けること―などを伝えた。地域情報サイト「しらおいナビ」運営の大江智子さん(55)との対談では「白老の源泉数は道内有数」と語り、高齢化や老朽化などで現在は廃業したかつての名湯を紹介した。

   参加者は、近隣の浴場「花の湯温泉」敷地内に店を構える「ゆジェラート」店主の作間靜香さん(31)が提供したジェラートに舌鼓を打ったり、同温泉とたらこ湯の入り比べを楽しんだりし、14日はアヨロ温泉の坂元秀樹店長の案内で地域の散策を堪能した。

   店主の吉原和香奈さん(38)は「皆さんが積極的に参加してくれてうれしい」とにっこり。苫小牧市澄川町の団体職員、新屋枝里さん(51)は「温泉好きの人と交流できると思い、参加した。温泉の楽しみ方の幅が広がったように思う」と話していた。

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