目標値大幅超で説明会 安平川のPFAS問題 水質検査結果、判明次第  安平

目標値大幅超で説明会 安平川のPFAS問題 水質検査結果、判明次第  安平

 安平川下流で国の飲用水の暫定目標値を超えるPFAS(ピーファス、有機フッ素化合物)が検出された問題で、安平町は19日、上流の3浄水場で実施中の水質検査結果が同目標値を大幅に超え、給水停止など水道利用に影響が出る場合は説明会を開催する方針を明らかにした。及川秀一郎町長は「検査結果によって、原因場所の特定や(ピーファス除去のため)活性炭を入れることによる影響の確認など対応することがあり、道と連携して慎重に進めなければならない」と述べた。

   同日の町議会臨時会で、工藤秀一氏、米川恵美子氏、三浦恵美子氏、内藤圭子氏の質問に答えた。

   半導体製造ラピダスの千歳市の工場建設に伴い、道が工業用水を供給する安平川の水質を検査。暫定目標値(1リットル当たり50ナノグラム、ナノは10億分の1)を超える59ナノグラムのピーファスが検出されたため町は16日、北進、追分本町、旭の3浄水場で水質検査を実施した。結果は約1週間後に出る見通しで、町は結果が判明次第、ホームページで公表する方針も示した。

   臨時会ではこのほか、2024年度一般会計補正予算案の議案1件を承認した。住民税均等割のみ課税世帯給付金支給事業費など5039万円を増額し、総額97億3049万円とした。

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