「責任ある市政担いたい」 登別市長選 小笠原氏5選

「責任ある市政担いたい」 登別市長選 小笠原氏5選
後援者らと万歳で当選を喜ぶ小笠原氏(左から3人目)=21日午後5時すぎ、登別市中央町のらいば公園

 任期満了に伴い、21日に告示された登別市長選は、現職の小笠原春一氏(57)=無所属=以外に立候補の届け出がなく、無投票で5期目の当選が決まった。無投票当選は2012年の2選目以来4期連続。小笠原氏は「市民の皆さんと共に責任ある市政を担いたい」と決意を表明した。

   午前9時すぎ、市中央町のらいば公園の出陣式で、集まった後援者ら約200人を前に第一声を放った。遊説を終え、同午後5時すぎに5選を果たして同公園に戻ると、山岡達丸衆院議員(道9区)や登別市区選出の赤根広介道議、胆振9市町の首長ら約200人に大きな拍手で迎えられ、握手を交わして喜びを分かち合った。

   小笠原氏は人口減少問題の解消に向け、多子世帯の保育料軽減などを打ち出した「こどもファースト」に取り組む考えで、「消滅可能性自治体からの脱却を目指す」と強調。公約で掲げた津波発生時の緊急的な線路の横断避難について「横断のための門扉や経路の舗装は自治体の負担になると思う。費用など年内にも市議会に示したい」と述べた。

   当選証書は29日に交付される。

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