厚真町出身の山崎さん(岩見沢 農高3年) インターハイ 初出場へ 110メートルハードル

厚真町出身の山崎さん(岩見沢 農高3年) インターハイ 初出場へ 110メートルハードル
110メートルハードルでインターハイに初出場する山崎さん

 厚真町の厚南中学校卒で岩見沢農業高校3年の山崎煌丞(こうすけ)さん(18)が、8月に福岡県などで開かれる全国高校総合体育大会(インターハイ)の110メートルハードルに初めて出場する。中学時代は厚真でスピードスケートや卓球などのスポーツに熱中。陸上は高校から本格的に始めたが、地道に練習を積み重ねた努力が結果に表れた。「インターハイでは自己ベストを更新し、準決勝に進出したい」と目標を掲げる。

   6月に旭川市で行われた道高校陸上競技選手権大会で八種競技と110メートルハードルに出場。八種競技では上位入賞が有力視されていたが、競技種目の一つの110メートルハードルでミスをした。ショックは大きかったが全国大会出場の可能性に懸け、八種の途中棄権を決断。110メートルハードルに専念した。

   周囲からの温かい声掛けで気持ちを切り替え、予選と準決勝を突破。決勝は15秒台で3位に入り、インターハイ初出場を決めた。八種競技の悔しさから一転、「うれしかった」と振り返る。「事前のランキング通りの結果にならないことがある。何が起こるか分からない」―。陸上競技の怖さも魅力も知った。

   1年生の新人戦から日々、走り方を磨き、筋力トレーニングで体を鍛えた。大会出場を重ねる中で、緊張しても普段の練習通りに体を動かせるようになり、パフォーマンスが向上したという。

   インターハイに向け、現在は週5日の練習に取り組む。「タイムは14秒台を出したい」と意欲を見せた。

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