新紙幣詐欺に注意 鵡川高ボランティア同好会 街頭啓発

新紙幣詐欺に注意 鵡川高ボランティア同好会 街頭啓発
特殊詐欺被害防止を呼び掛けた鵡川高校ボランティア同好会の生徒(左)

 むかわ町の鵡川高校(柳本高秀校長)のボランティア同好会は22日、同町の道の駅四季の館入り口で、苫小牧署鵡川交番と共に特殊詐欺防止に向けた街頭啓発を行った。生徒2人と同署員2人が、新紙幣発行にまつわる詐欺被害に遭わないよう駅の利用客に注意を呼び掛けた。

   同好会が今春、特殊詐欺防止について同交番に相談し、活動が実現した。1年生会員が▽旧紙幣はこれからも使える▽金融機関などが旧紙幣と新紙幣を交換しに来ることはなく、第三者にお金を渡さない―などと犯罪防止を訴えるチラシを作成した。

   会員の栗山結衣さん(17)と渡辺のえるさん(17)が、用意した啓発グッズ100個を約30分間、利用客に配布。受け取った京都府綾部市の警備員大西庸夫さん(71)は「旅行で北海道を訪れ、良い思い出になった。特殊詐欺にだまされないようにしたい」と話した。

   栗山さんは「チラシを渡すと思っていたより話を聞いてくれた。注意喚起ができて良かった」と話し、渡辺さんは「あまり防犯意識を持たない人もいたので、今後も活動を続けたい」と意欲を示した。

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