厚真町と苫小牧市でDaigasガスアンドパワーソリューション(大阪市)が計画する風力発電施設の建設について、むかわ町のネイチャー研究会inむかわ(小山内恵子会長)は6日、反対署名9503筆を町と同市に提出した。
同会は、建設予定地がタンチョウや絶滅危惧種のチュウヒなどの営巣地だと指摘。豊かな自然環境を次世代に残すため計画に反対する署名を集めた。厚真町には小山内会長ら6人が町総合福祉センターを訪れて宮坂尚市朗町長に手渡し、「発電所は営巣を阻害する。署名は事業者にも送り、意見を伝えたい」と話した。
宮坂町長は「住民と意見交換する場を設け、町としての意見を道知事に伝える。事業者には、影響が少なくなるような方法がないか話してみたい」と述べた。