安平町早来地区の女性3人による「ゆかいなおばちゃん会の作品展」が10日まで、町早来大町の早来雪だるま郵便局で開かれている。紙バンドで作成した籠やパッチワークのタペストリー、フクロウや地蔵をイメージした縫いぐるみなど約100点が並んでいる。
3人は、代表の田中久恵さん(65)と江上優子さん(80)、菅原すみ子さん(69)。20年ほど前に旧早来町の婦人会で知り合い、親睦を深めてきた。
江上さんは手芸が得意で、2年ほど前に田中さんと菅原さんが教えてもらうようになった。今年春に同会を結成し、月2回ほど、江上さん宅に集まり、漬物など各自で作った食べ物を持ち寄ったり雑談を楽しんだりしながら、それぞれ作品を作ってきた。田中さんが同郵便局の三本末紀局長と知り合いで、今回、初めて作品展を開いた。
同郵便局のコミュニティールームに、色とりどりの紙で作成した籠約30点のほか、ネズミやトラなどえとの動物をモチーフにしたかわいらしい縫いぐるみがある。
田中さんは「籠の色使いや編み方の違いを見てほしい」と呼び掛け、江上さんは「若い人に声を掛けられ、一緒に手芸品を作ることができて幸せ」と笑顔を見せる。菅原さんは「人の作品を見て、編み方や表情の違いを見るのが楽しい」と話した。
入場無料。時間は午前9時~午後5時(最終日は同3時まで)。