鈴木直道知事が8日、白老町虎杖浜の庭園施設「ナチュの森」を訪れた。まちづくりの実践者らと懇談し、創意工夫ある取り組みをSNSで発信する地域訪問「なおみちカフェ」の一環。敷地内の「森の工舎」で開かれている縄文時代の企画展などを見学し、同社の小松令以子社長らと懇談した。
同カフェは2019年6月から定期的に実施され、今回は7、8両日で室蘭市の作業船や登別市のビール館、壮瞥町の商店を訪れた。
白老の森の工舎で縄文展を見学した知事は、7日に洞爺湖町で15年ぶりに開かれた「縄文シティサミットinとうや湖」を引き合いに出し、「持続可能な地域や社会を目指す現代、縄文に学ぶことは必要なことかもしれない」と語った。
小松社長は知事の印象にについて「自然と人と生き物が共存する社会について考える人と感じた」と話していた。
道は同日のSNS「note(ノート)」に白老訪問の様子をまとめた記事を投稿。「道としても、地域と企業がともに発展するため、皆様と連携を図りながら地域における様々な魅力の発信に取り組んでいきます」と結んでいる。