「むかろん」ラインスタンプ制作 鵡川高2年の冨野さん、梅沢さん むかわ町観光協会と共同

「むかろん」ラインスタンプ制作 鵡川高2年の冨野さん、梅沢さん むかわ町観光協会と共同
むかわ町公認キャラクター「むかろん」を使用したラインのスタンプを制作した冨野さん(右)と梅沢さん

 むかわ町の鵡川高校(柳本高秀校長)の2年生、冨野杏菜さん(17)、梅沢祐莉さん(17)と、町観光協会が、町公認キャラクター「むかろん」を使用したインターネットのLINE(ライン)のスタンプを制作した。表情豊かなむかろんのイラストに、日常会話や北海道弁を付けた8種類を同協会が商品化。ラインストアで50コインか120円を支払うと使用できる。

   スタンプは、「ありがとう!」や「ごめんね」といった友達とのやりとりで多用する言葉以外に、「なして?」「わや」「したっけね~」「なまらいいね!」など、北海道弁を取り入れた。むかろんの表情は、笑顔以外に、「なして?」は両手を広げて疑問を持った表情を見せ、「したっけね~」は、左手を上げてウインクしており、普段見せない顔を見ることができる。

   制作は今年5月ごろに同協会が依頼し、探求学習の一環で、冨野さんが言葉、梅沢さんが原画を担当。打ち合わせを重ねて当初の15種類から10種類、最終的に8種類を選考した。冨野さんは「たくさん候補を挙げた中で、絞り込みをするのが難しかった」と振り返る。梅沢さんは「言葉を先に考えたので、表情を表現するのが大変だった」と述べ、イラストレーターに手直ししてもらって完成させた。

   PRは9月1日、四季の館駐車場で開かれた「第10回産地直売むかわグルメフェスタinオータム」(同実行委員会主催)で行い、同協会が販売した食品の購入者にむかろんのイラストが入った缶バッジを手渡してスタンプを紹介した。

   同校の教諭らが購入し、生徒とやりとりする際に使うこともあるという。冨野さんは「スタンプは2人で話し合って完成した。北海道弁で親近感を持てるものができた」と手応えを話している。

   同協会では原画を活用し、ボールペン(600円)とアクリルキーホルダー(600円)、ステッカー(400円)、ミニタオル(900円)を100個ずつ制作。20日に町内で開かれる鵡川ししゃもファミリー駅伝大会で先行販売し、その後はチャレンジショップ(町松風)とぽぽんた市場(同)で購入できるようにする。

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