「白老郷土文芸」 44号を町教委に 白老町文連協が寄贈

「白老郷土文芸」 44号を町教委に 白老町文連協が寄贈
「白老郷土文芸」を届けた竹下会長(左から2人目)ら

 白老町文化団体連絡協議会(竹下和男会長)は9日、町民の文芸作品14編を収録した文芸誌「白老郷土文芸」第44号(B5判、66ページ)を13冊、町教育委員会に寄贈した。

   文芸誌は、編集委員ら4人が町民が寄せた作品を編集し、年1回発刊している。

   今号は、論考、自分史、郷土史、活動体験文、俳句、川柳を各1編、短歌を2編、小中学生の読書感想文を6編収録し、135部発行した。活動体験文は、白老東高校の生徒が寄せた仙台藩白老元陣屋資料館でのガイド体験記を掲載している。

   竹下会長と編集委員ら4人が町教委を訪れて届けた。編集委員長の岩間隆一さんは「今号は奉仕活動体験に関する高校生のみずみずしい文章が紙面を飾った」と話した一方、寄稿者の減少に触れ「文学、文芸の復興が喫緊の課題」とした。

   安藤尚志教育長は「文学、文芸の灯を消さないよう、関係団体と連携できれば」と語った。寄贈誌は町内の全小中学校、高校や町立図書館などに届けられる。

   1冊600円。23日以降、町教委、しらおい創造空間「蔵」、町東町のカメラのむらかみなどで販売される。

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