面接、電話に27件 大半は高齢者 月1回の医療 介護相談会  安平

面接、電話に27件 大半は高齢者 月1回の医療 介護相談会   安平
相談会の開催場所の拡大などを決めた安平町民の笑顔を生みだす・結の臨時総会

 安平町のボランティア団体「安平町民の笑顔を生みだす・結」は設立から半年が経過し、町内で月1回実施する医療介護相談会には面接と電話で計27件の相談が町民から寄せられた。相談者のほとんどは高齢者で、内容は医療介護から生活相談まで多岐にわたった。今後は相談会の開催地を増やすほか、他団体との連携強化に努めていく。

   同団体は、「町民の命や暮らしを守るためにできることをしたい」と、町内の有志4人が中心になって2022年から創立準備を進め、今年4月20日に設立された。

   5月から町追分中央の町ぬくもりセンターで月1回相談会を開き、10月までに面接では医療や介護のサービスに関する相談が5件寄せられた。電話では22件あり、内容は「医療」が6件、「介護」が6件、「通院」が4件、「生活相談」が2件、「その他」が4件だった。行政手続きに関するものは町、介護施設利用についてのものは町や町地域包括支援センターにつなぎ、相談者が求めるニーズに対応した。

   今後は月1回の相談会を追分地区で継続しながら、早来地区でも相談会を実施していく。橋渡しが円滑にできるよう、他団体との連携強化にも取り組む。

   27日に同センターで臨時総会を開き、事務局が出席した会員ら11人に、設立後から現在までの活動を報告した。議案で相談会の開催地に早来地区も加えること、他団体との実行委員会を構成して2025年2月に講演会を開くことを確認した。

   同団体の佐々木信子代表は「距離的に相談会になかなか来ることができない方もいるので、会場を増やそうと思った。これからも町民の笑顔を生み出す活動をしたい」と意気込みを表した。

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