登別マリンパークニクス ハマクマノミの稚魚展示

登別マリンパークニクス ハマクマノミの稚魚展示
展示中のハマクマノミ(提供)

 登別マリンパークニクス(登別市登別東町)は同館で生まれたハマクマノミの稚魚を展示している。昨年10月にふ化した稚魚を親魚の展示水槽から移し、体長2センチほどになるまでバックヤードで育てた。親魚の展示水槽横で展示中で、当面、常設展示する。

   ハマクマノミはスズキ目スズメダイ科クマノミ亜科の一種で、小笠原諸島や土佐湾、琉球列島、南大東島などに分布する。水深1~12メートルのサンゴ礁域でタマイソギンチャクなどと共生する。幼魚期には3条ほどの白い模様が見られるが、成長と共に消え、頭部の帯だけが残る。同館の担当者によると、親魚の大きさ(14センチほど)になるには1年以上かかるという。

   同館の水槽ではアニメ映画「ファインディング・ニモ」で有名なカクレクマノミなど5種を展示中で、担当者は「稚魚と親魚の違いや他の仲間の違いなどを見つけて楽しみ、今後の成長を温かく見守って」と呼び掛けている。

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