白老町大町の私設画廊「ブリューギャラリー」で17日まで、版画家田中彰さん(36)=茨城県ひたちなか市=の個展「標高と水深」が開かれている。白老の海岸で釣った魚をモチーフにした一点ものの木版画など約70点が並んでいる。
田中さんは岐阜県土岐市出身。昨冬、白老町地域おこし協力隊員(文化芸術担当)の山岸奈津子さん(44)と茨城県内の作品展会場で出会い、山岸さんが進める海にちなむ企画の話を聞き、意気投合。10月11日から12月初旬まで町内に滞在し、作品制作をしている。
会場には、白老で釣り上げたというアイナメやエゾメバルなどをモチーフにした木版画が並ぶ。期間中、ギャラリー内でワークショップを開く構想もあるという。午前11時~午後5時。月~水曜は休み。