チュクフェス    民族衣装の試着も 外国発祥のスポーツ体験  白老

チュクフェス    民族衣装の試着も 外国発祥のスポーツ体験  白老
ブラジル発祥のカポエイラを楽しむ参加者ら

 白老町在住の外国人と町民が交流する「チュクフェス」が4日、町中央公民館と町総合体育館で開かれた。241人が参加し、民族衣装の試着やステージ発表、外国発祥のスポーツ体験などを楽しんだ。

   「チュク」はアイヌ語で「秋」の意。NPO法人ウテカンパと北海道国際交流・協力総合センター(札幌市)が主催した初の大規模多文化共生イベントで、プログラムにベトナム語、中国語、英語を添えて参加を促した。

   公民館ではベトナムの伝統衣装アオザイやアイヌ民族の衣装、着物の試着が行われたほか、ベトナム語やスペイン語、日本語の手話の会話教室も開かれた。ステージでは北海道栄高校ダンス部や中東のベリーダンス、南米アンデス地方の音楽やアイヌ民族の古式舞踊などが披露された。

   体育館では、ブラジル発祥の「カポエイラ」やフィンランド発祥の「モルック」、忍者体験やゲーリングといった軽スポーツの体験が人気を集めた。

   企画したウテカンパの田村直美代表は「さまざまな立場やルーツを持った人たちが一緒に楽しむ場所や時間をつくることができた。今後も定期的に開催していきたい」と話していた。

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