むかわ町、鵡川高校、関連団体でつくる「高校魅力化コンソーシアム」の2024年度第2回運営委員会が7日、同校で開かれた。会場とオンラインで約40人が出席。パネルディスカッションが行われ、地域の課題と解決方法を見いだす探求学習「むかわ学」に参加した生徒らが学習成果を発表し、出席者が意見を述べた。
「むかわ学」で生徒たちは、班をつくってまちの現状や課題を学び、改善策を考案して取り組んだ。
運営委にはフランス生まれのスポーツ「パルクール」のイベントを町内で開催した「パルクール班」と、穂別地区の特産品カンロ(アジウリ)「ともりん」の規格外品を活用したアイスクリーム「ともりんアイス」を開発した「むかわアイス班」の2人がパネリストとして出席。ステージに上がり、活動する中で資金不足を感じたことや、コミュニケーション力や対応力を身に付けられたことを報告した。
出席した町や関連団体の職員からは「クラウドファンディングを活用しては」と助言などが出された。
パルクール班で3年の成田颯汰さん(17)は「パネルディスカッションの参加は初めての経験で、自分たちの思いを伝えることができた」と話した。
同コンソーシアムは2020年、町全体をキャンパスに捉えた学校、まちづくりを通して鵡川高を魅力化し、町を活性化するために創設された。