白老町交通安全指導員会(吉田修会長)の設立50周年記念式典が8日、町中央公民館で開かれ、会員や来賓ら約50人が出席した。大塩英男町長が同会に町感謝状を手渡し、吉田会長は会員の長年の功績をたたえて23人に功労賞や感謝状を贈った。
吉田会長は「50周年を契機に決意を新たにし、交通事故のない安全安心な白老町の実現に向けて精進する」と式辞を述べた。大塩町長は「今年7月に死亡事故ゼロ連続1000日を達成できたのは献身的で地道な皆さま方の活動のたまもの」と感謝した。苫小牧署の葛西浩司署長や町議会の小西秀延議長も祝辞を寄せた。
受賞者を代表して社台支部の畑垣武司さんが「50年の歩みが築いた教訓をあすへの飛躍の足掛かりとして、今後も指導員の役割を果たしていく」と決意を述べた。北海道交通安全推進委員会の松谷扇太郎調査役は「飲酒運転の根絶」をテーマに記念講演した。
同指導員会は1974年に発足。現在32人が活動し、季節ごとの旗の波運動やパトライト作戦など交通安全指導に取り組んでいる。町は今年7月30日、交通事故死ゼロ1000日を74年の統計開始以降初めて達成。記録は今月8日までに1099日と更新を続けている。
表彰者は次の通り(敬称略)。
▽功労賞 勤続30年以上=畑垣武司▽感謝状 勤続20年以上=掛村修、古山正夫、眞下昭裕、佐藤豊、坂本直人、笹原尚美▽同 勤続10年以上=樋江井勝美、丸隆志、吉田修、佐藤勝幸、大石政人、林崎奈緒、福澤良子、曽根亨、中村弘志、岩倉健太、髙橋美保子、本間広朗、髙橋英吾、本間勝彦、森健次、吉原芳美