子どもたちの見守り活動などを行う白老町の竹浦青少年健全育成委員会(岩﨑和典会長)は10日、白老手打ちそばの会(宮武美智子会長)の会員を講師に招き、そば打ち体験会を竹浦コミュニティセンターで開いた。5~15歳の子ども12人に保護者や地域住民が加わり、計50人がそば打ちに挑戦した。
毎年趣向を変えて開催している秋の青少年育成行事。
子どもたちはエプロンや三角巾を身に着けると6班に分かれ、会員の手ほどきを受けながら、そば粉の振るい方から練り方、切り方までを学んだ。麺棒で生地を伸ばす作業に悪戦苦闘し、そば包丁の大きさに驚きながらも、上手に切りそろえていた。
白翔中学校1年の金子健吾さん(12)は「そば打ちには力が必要なことを学んだ。学校の家庭科には調理実習もあるので、経験を生かしたい」と話していた。
岩﨑会長は「そばは食べればなくなるが、大人と一緒にそばを打った思い出を記憶にとどめてくれたら」と述べた。