白老町大町5の元漁師高橋信吉さん(75)は毎日、白老川河口を清掃している。釣りが趣味で4年ほど前、自宅から国道を挟んだ前浜に出た際、大量の漂流ごみやポイ捨てごみを目の当たりにし、ボランテイアでごみ拾いを始めた。
白老川河口は「ヨコスト湿原や社台海岸は人目に付きやすいが、目立たない場所もきれいにしておきたい」と、午前中に取り組んでいる。2リットル容量のペットボトルやびん、缶類が多く、水で洗って町内のごみステーションから出しているという。高橋さんは「ごみに気付いたからやっている。きれいな海や川で釣りをしたい」と笑みを浮かべた。