記者コラム 寛容さを持つ
- 2020年3月18日
記者が小学生時代を過ごした30年ほど前。まちのすべてが自分の家の庭のように感じていた。 個人宅のブロック塀の上も道路の延長に過ぎず、塀の上を渡り歩いた。誰かが所有する空き地も格好の遊び場だった。玄関先の犬をなでるため、見知らぬ人の自宅敷地内に無断で立ち入ることもあったように思う。
記者が小学生時代を過ごした30年ほど前。まちのすべてが自分の家の庭のように感じていた。 個人宅のブロック塀の上も道路の延長に過ぎず、塀の上を渡り歩いた。誰かが所有する空き地も格好の遊び場だった。玄関先の犬をなでるため、見知らぬ人の自宅敷地内に無断で立ち入ることもあったように思う。
苫小牧市男女平等参画推進センターサークル協議会(曽根恵子会長)は16日、「地域福祉に役立ててほしい」と市社会福祉協議会へ1000円を寄付した。 同協議会は昨年11月、同年10月に開いたセンター祭で展開した茶席、喫茶、作品販売などの益金の一部3万5534円を市社協に寄せており、今回これに追加
苫小牧市ときわ町の苫小牧民報山下販売店(山下晃弘店長)は15日、当店エリアの「地域感謝キャンペーン」として、新1年生20人に名前入りの鉛筆をプレゼントした。 新入学のお祝いとして毎年実施しており、今年で9回目。本紙読者へキャンペーンを案内する申込チラシを2月下旬に配り、20人の応募があった
道内の2020年度公立高校一般入試の合格発表が17日、行われた。新型コロナウイルスの感染予防のため、今年は各高校前での受験番号の掲示を取りやめ、ホームページ上で発表するという異例の形式。苫小牧市内の公立高校5校でも同日午前10時、合格者の受験番号を各校ホームページ上に一斉に掲載した。掲示板の前で歓
苫小牧市内の保育園児が新型コロナウイルスに感染し、園児が通っていた「なかの保育園」(同市元中野町2)は16日、園内の消毒作業を行った。同園には104人の園児と職員28人が在籍し、同日から22日までの臨時休園が決まっている。16日時点で他の園児に発熱などの症状は出ていないという。 市によると
「閉校は寂しいけれど、みんながいるので勇気を持って進みます。ありがとう明徳小学校」―。今月末で閉校する苫小牧明徳小(同市明徳町3、毛利毅校長)の閉校記念式典が2月22日に同校体育館で行われ、全校児童の感謝の声が響いた。保護者や同窓生、元教職員など約400人が出席した。残りわずか、通い慣れた校舎で大
苫小牧市医師会(沖一郎会長)は16日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため除菌消臭剤約245リットルを提供した基礎化学品メーカーの北海道曹達(本社苫小牧市、神田知幸社長)へ感謝状を贈呈した。 同会に提供されたのは、同社が製造する除菌消臭剤「Zia Safe(ジアセーフ)」。食品添加物認定
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、鈴木直道知事が、道民に対し出した緊急事態宣言(2月28日~3月19日)の期限が迫っている。週末の外出自粛などを要請しており、地域経済を直撃。苫小牧市内でも影響が幅広い業種に及んでいる。知事は感染者の発生状況を見極め、延長するか判断するとみられるが、継続か解除かを
苫小牧市が市役所7階会議室に新型コロナウイルスの感染拡大を受けた中小企業・小規模事業者緊急相談窓口を開設し、1週間が経過した。相談件数は16日時点で、約80件。業種は飲食業が目立つが徐々に広がりを見せており、経済的影響の深刻さが浮き彫りとなっている。 窓口は、9日に開設。感染拡大に伴う経済
商船三井フェリー(東京)は、苫小牧港と茨城県大洗港を結ぶフェリー航路の開設35周年を記念して16日、同航路のフェリー「さんふらわあ」の乗客全員約300人に記念品を配り、長年の愛顧に対する感謝を伝えた。 就航35周年の関連行事は当初、船内イベントなども予定していたが、新型コロナウイルスの感染
春の彼岸入りを迎えた17日、苫小牧市内は好天に恵まれ、多くの墓参者が霊園に足を運んでいた。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、マスク姿で合掌する人たちの姿も目立った。 暖冬の影響で雪解けが例年以上に進んだ高丘霊園(高丘)では、例年は見られる墓参者が雪かきをする姿はほとんどなかった。多くの人
道と札幌市は16日、新たに4人の新型コロナウイルス感染者を確認したと発表した。道内の感染者は152人となった。同ウイルスに感染した呼吸器疾患のある80代男性は死亡。死者は6人目となる。 同日、感染が判明したのは▽札幌市内の50代男性▽同市の20代男性会社員▽同市の80代女性▽オホーツク管内
格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーションは16日、今月下旬から4月下旬までの運航スケジュールを発表し、新千歳空港と本州を結ぶ3路線で275便を減便すると発表した。スカイマークも同日、23日から28日までに新千歳と結ぶ5路線で40便を減便することを公表した。 新型コロナウイルスの感染拡
札幌でも、雪解けが一気に進んだ。冬が幼い春に少しずつ道を空け始めている。春はどこか別の世界へ行かなくてはならない出来事が、他の季節よりも少し多いのかもしれない。卒業式や転勤…。別れの季節でもある。 「また東京に戻ります」「今度は大阪です」「別の業界に移ります」。道庁にある道政
新型コロナウイルスの感染が拡大している影響で、市販のマスクが手に入りにくくなっている中、苫小牧消費者協会(山内幸子会長)は会報「とまこまい消費者協会だより」の3月号で布製マスクの作り方を会員に伝えた。暮らしに役立つさまざまな情報を持つ同協会に、家庭にある物でできる簡易マスクの作り方や、衛生的に使
4月の民族共生象徴空間(ウポポイ)開業を前に、白老観光商業協同組合に所属する協業民芸(壬生龍之介社長)と、陶芸・藍染め工房の亜細亜(盛悦子代表)が観光客向けの新商品を開発した。商品はアイヌ文様をデザインした革製品や布製品、銀細工など豊富に取りそろえ、町内の観光インフォメーションセンターなどで販売す
むかわ町は、アイヌ文化の次世代への継承とともに、町内外におけるアイヌ関連の交流活動を活発化させるため、宮戸地区に生活館を整備する。講演会など100人規模の事業が展開できる多目的ホールを備えるほか、同町末広の「ム・ペツ館」にある民具や資料を移して展示するコーナー、むかわアイヌ文化協会の事務所も移設。
4月24日開業の民族共生象徴空間(ウポポイ)へのアクセス路整備で、室蘭建設管理部が進めた白老町の道道白老大滝線・小沼線通り踏切の拡幅工事が終了し、今月17日午後5時に開通する。 踏切道路150メートル区間を拡幅する工事中、車両と歩行者を全面通行止めにし、23日に解除する予定だったが、工事が
2018年9月に発生した胆振東部地震で37人(災害関連死を含む)の犠牲者が出た厚真町の「土砂災害警戒区域」について、道は同区域以外でも大規模な土砂崩れが発生したことを受け、町内の土砂災害警戒区域を現行の3倍以上となる195カ所に増やす方針を示していることが分かった。 土砂災害警戒区域は、都
新型コロナウイルス感染拡大の影響で白老町内の事業所も打撃を受けている中、戸田安彦町長は17日、白老金融協会に資金繰り支援を求める緊急要請を行った。 要請は▽元本、金利を含めた返済猶予など条件変更の柔軟対応▽緊急融資の実施や、政府系金融機関のセーフティーネット貸付の活用―といった事業者ニーズ