屋内退避運用 見直し案公表/原発事故時、目安は3日間 規制委
- 2025年2月6日
原子力規制委員会の専門家チームは5日、原発事故時の屋内退避運用見直しに関する報告書案を公表した。退避期間の目安を3日間とした上で、物資の受け取りや通院などの一時外出は可能とした。昨年1月の能登半島地震で家屋の倒壊や集落の孤立が相次いだことを受け、「自然災害との連携強化が極めて重要」と指摘した。
原子力規制委員会の専門家チームは5日、原発事故時の屋内退避運用見直しに関する報告書案を公表した。退避期間の目安を3日間とした上で、物資の受け取りや通院などの一時外出は可能とした。昨年1月の能登半島地震で家屋の倒壊や集落の孤立が相次いだことを受け、「自然災害との連携強化が極めて重要」と指摘した。
日本列島は、5日も今冬一番の寒気が流れ込み、北海道や日本海側で大雪となる所があった。強い冬型の気圧配置は数日続く見込みで、気象庁などは9日にかけて北海道から西日本の日本海側を中心に大雪や暴風雪、高波に警戒し、不要不急の外出を控えるよう呼び掛けている。 24時間降雪量は、新潟県上越市で5日午前4時
大阪市生野区の路上で2018年、重機にはねられ死亡した聴覚支援学校小学部5年の井出安優香さん=当時(11)=の遺族が、運転手側に損害賠償を求めた訴訟で、将来得られたはずの「逸失利益」を健常者と同等と判断した大阪高裁判決が5日、確定した。4日が上告期限だったが、遺族と運転手側双方が上告しなかった。
警察庁は6日、2024年の犯罪情勢統計を公表した。刑法犯認知件数は前年比4・9%増の73万7679件となり、3年連続で増加した。匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)が関与するSNSを通じた投資詐欺とロマンス詐欺や、金属盗などが著しく増えており、警察庁は「犯罪情勢は厳しい状況」と分析する。 刑法
警察庁が昨年10月に実施したアンケートで、「ここ10年で日本の治安が悪くなったと思う」と回答した人は76・6%だった。前年より4・7㌽増え、この質問を始めた2021年以降最悪だった。「治安は良い」とした人は56・4%で、初めて6割を下回った。 「どちらかと言えば悪くなった」が41・8%、「悪くな
2024年の特殊詐欺とSNS型投資・ロマンス詐欺の被害額が計1989・5億円(暫定値)に上ったことが6日、警察庁のまとめで分かった。特殊詐欺は前年比269億円増の721・5億円(同)、投資・ロマンス詐欺は同812・8億円増の1268億円(同)で、いずれも過去最悪だった。 被害額が増えた一因にイン
昨夏の東京都知事選に立候補した前参議院議員の蓮舫氏(57)の選挙事務所に金銭を要求する手紙を送ったとして、警視庁捜査1課は5日までに、強要未遂容疑で、無職大浦康宏容疑者(52)=仙台市泉区西中山=を逮捕した。容疑を認めているという。 逮捕容疑は昨年6月下旬、東京都中野区の蓮舫氏の選挙事務所に「安
日本海の低気圧が発達しながら北海道に接近した影響で、北海道南東部では3日夜から4日朝にかけ、記録的な大雪となった。気象庁は4日夕方まで十勝地方に大雪警報を発表した。12時間降雪量では、帯広市で4日午前9時までに1㍍20㌢、十勝管内の本別町で午前11時までに1㍍7㌢、同じく芽室町でも午前8時までに1
文化庁は4日、地域の文化財を活用して観光振興につなげる「日本遺産」に北海道の1件を新たに認定した。一方、条件付き認定地域だった福岡県の1件を日本遺産から外し、候補地域に移行した。日本遺産は計104件で変わらない。新たに認定されたのは、小樽市が申請し、候補地域だった「北海道の『心臓』と呼ばれたまち・
高知県南国市の「若宮ノ東遺跡」から出土した弥生時代後期~古墳時代初頭の土器片に刻まれた文字が、漢字2字である可能性が高いことが分かった。県立埋蔵文化財センター(同市)は調査報告書で「何不」との解読案を提示。仮に文章だった場合、国内では最古級の史料となるという。同センターでは7日から土器片を特別展示
三菱UFJ銀行の貸金庫から顧客の資産が盗まれた事件で、貸金庫から金塊約2200万円相当を盗んだとして、警視庁捜査2課は4日、窃盗容疑で、元行員今村由香理容疑者(46)を再逮捕した。「(異動期を前に)これまで貸金庫から盗んだ現金を戻さなければと考えた」などと話し、容疑を認めているという。 同課によ
「間違っているところもあります」。4日、和歌山地裁で開かれた岸田文雄前首相襲撃事件の初公判。これまで黙秘を続けてきた木村隆二被告(25)は、裁判長から起訴内容について問われると、弁護人の方を見ながら、小さな声でそう答えた。 木村被告は午前10時40分ごろ、黒の上着とズボンを着用し、水色のサンダル
埼玉県八潮市の県道交差点で道路が陥没し、トラックが転落した事故は4日、発生から1週間となった。男性運転手(74)の救助活動が続けられているが、漏れ出した水などで難航。県は周辺12市町に対し同日午後2~5時の水の使用制限を呼び掛けたほか、現場の下水道管に水中ドローンを投入し、作業の進展に向けた対策の
日本航空の男性機長2人が社内規定を超える量の飲酒をし、乗務した便の出発が約3時間遅れた問題で、国土交通省は4日、機長を180日間、副機長を210日間の航空業務停止とする行政処分を出した。2人は既に日航を諭旨解雇されている。 一方、日航は同日、赤坂祐二会長と鳥取三津子社長を減給30%(2カ月)とし
日本列島は、5日も今冬一番の寒気が流れ込み、北海道や日本海側で大雪となる所があった。強い冬型の気圧配置は数日続く見込みで、気象庁などは8日にかけて北海道から西日本の日本海側を中心に大雪や暴風雪、高波に警戒し、不要不急の外出を控えるよう呼び掛けている。 24時間降雪量は、新潟県上越市で5日午前4時
和歌山市で2023年4月、岸田文雄首相(当時)の遊説中に爆発物が投げ込まれた事件で、殺人未遂などの罪に問われた木村隆二被告(25)の裁判員裁判の初公判が4日、和歌山地裁(福島恵子裁判長)で開かれ、木村被告は殺人未遂罪について「殺意はありません」と否認した。弁護側は傷害罪にとどまると主張した。 公
三菱UFJ銀行の貸金庫から顧客の資産が盗まれた事件で、逮捕された元行員今村由香理容疑者(46)が、盗んで質入れした金塊について、定期的に質店側に利息を払っていたことが5日、捜査関係者への取材で分かった。 警視庁捜査2課は、必要な時に回収して貸金庫内を原状回復できるよう、預けた金塊が質流れにならな
日本海の低気圧が発達しながら北海道に接近した影響で、北海道南東部では3日夜から4日朝にかけ、記録的な大雪となった。気象庁は十勝地方に大雪警報を発表。帯広市では4日午前5時までの6時間降雪量が85㌢、午前9時までの12時間降雪量が1㍍20㌢となった。午前8時までの12時間降雪量は十勝管内の芽室町でも
木村隆二被告は被選挙権を巡り国を相手取って訴訟を起こすなど、政治に強い不満を持っていたとみられる。捜査段階では黙秘を続けており、公判ではこうした不満が事件の動機につながったのかどうかの解明も焦点となる。 木村被告は2022年6月、自身が30歳に達しておらず、供託金も用意できなかったことを理由に参
和歌山市で1998年に4人が死亡した毒物カレー事件の第2次再審請求で、殺人罪などで死刑が確定した林真須美死刑囚(63)側は3日までに、再審を認めない大阪高裁決定を不服として最高裁に特別抗告した。1月29日付。 林死刑囚側は「4人の死因はヒ素(亜ヒ酸)ではなく、青酸化合物だ」と再審を求めたが、高裁
埼玉県八潮市の道路陥没事故は、4日で発生から1週間。現場内部で湧き出る水の影響で一進一退の救出活動が続く中、節水を求められている周辺住民らは3日、転落したトラック運転手(74)の救出を祈るとともに、道路や水道の早期復旧を願った。 重機の音が響く現場ではヘルメットをかぶった男性らが一様に険しい表情
埼玉県八潮市の県道交差点で道路が陥没し、トラックが転落した事故で、県などは3日も男性運転手(74)の救出に向け、がれき撤去などの作業を続けた。事故は4日で発生から1週間となるが、内部で湧き出る水の影響で本格的な救助活動の見通しは立っていない。 現場からはトラックの荷台部分は引き上げられたが、運転
気象庁は3日、1月の天候まとめを発表した。冬型の気圧配置が長続きせず、低気圧の影響を受けにくかったため、全国的に少雨となった。降水量は東日本で平年比59%、沖縄・奄美地方で64%、西日本は47%にとどまった。北日本(北海道と東北)は87%と平年並み。降雪量も少なく、北日本で平年比65%、東日本で2
勤務先だったタレントキャスティング会社から契約情報などの営業秘密を持ち出したとして、警視庁築地署は3日までに、不正競争防止法違反(営業秘密領得)容疑で、元同社プロデューサーの山本和佳容疑者(36)=横浜市青葉区荏田町=を逮捕した。認否は明らかにしていない。 山本容疑者は事件翌日に退職し、同業他社
東京女子医大の新校舎建設を巡る背任事件で、同大付属病院「東医療センター」(現・足立医療センター)の移転に伴う新病棟建設工事でもアドバイザー報酬名目で計約1億7000万円を不正に支出したとして、警視庁捜査2課は3日、背任容疑で、同大元理事長の岩本絹子容疑者(78)を再逮捕した。認否は明らかにしていな
送検のため、和歌山県警和歌山西署を出る木村隆二被告(左)=2023年4月17日、和歌山市 和歌山市で2023年4月、岸田文雄首相(当時)の遊説中に爆発物が投げ込まれた事件で、殺人未遂などの罪に問われた木村隆二被告(25)の裁判員裁判の初公判が4日、和歌山地裁(福島恵子裁判長)で開かれ、木村被告は殺人
「1票の格差」が最大2・06倍だった昨年10月の衆院選は違憲だとして、弁護士らのグループが選挙無効を求めた計16件の訴訟で、最初の判決が6日、広島高裁岡山支部で言い渡される。憲法に反するか否かは、是正に向けた国会の努力も考慮して判断されており、裁判所が国の取り組みをどう評価するかが焦点になりそうだ
国立天文台は3日付の官報で、2026年の暦要項を発表した。敬老の日(9月21日)と秋分の日(23日)に挟まれた22日が祝日法の規定で休日となり、20日の日曜と合わせ4連休となる。祝日法は、祝日に挟まれた平日を休日にすると規定しており、9月に適用されたのは15年以来で3回目。 5月も、憲法記念日の
埼玉県八潮市の県道交差点で道路が陥没し、トラックが転落した事故で、県などは3日も男性運転手(74)の救出に向け、がれき撤去などの作業を続けた。ただ、水の流入が続き、本格的な捜索活動の見通しは立っていない。 現場では内部に重機を入れるためのスロープが完成したが、あふれ出る水が妨げになり、排水しなが
国税庁は2025年度の国税専門官募集ポスターに、サッカー日本代表の森保一監督を起用した。著名人の起用は異例で、同庁は「森保監督の知名度を生かし、多くの人に国税職員に関心を抱いてもらって志望につなげたい」と期待する。 ポスターには、日本代表のチームカラーでもある青色を背景に、正面を見詰め、胸に手を