胆振東部地震の教訓生かす 追分中で大規模地震想定し避難訓練
- 2020年9月5日
安平町の追分中学校(中村浩士校長)は4日、大きな地震を想定した全校避難訓練を行った。2018年9月6日に発生した胆振東部地震を教訓に、防災教育の充実と意識を高める「胆振防災教育デー」(9月6日)にちなんだ取り組み。参加した生徒が非常時に備えた対応などをシミュレーションした。 訓練は、2年前
安平町の追分中学校(中村浩士校長)は4日、大きな地震を想定した全校避難訓練を行った。2018年9月6日に発生した胆振東部地震を教訓に、防災教育の充実と意識を高める「胆振防災教育デー」(9月6日)にちなんだ取り組み。参加した生徒が非常時に備えた対応などをシミュレーションした。 訓練は、2年前
厚真町の上厚真小学校(井内宏磨校長)は4日、胆振東部地震発生から2年を迎える6日を前に防災学習を行った。専門家を講師に迎え、避難所運営や防災マップについて学んだほか、地震を想定した避難訓練などを通して災害への意識を高めた。 各学年ごとに分かれて実施した。このうち4年生は「災害に対してどんな
環境省が「日本の重要湿地」に選定している白老町のヨコスト湿原の海岸で、漂着した流木などを燃やし、たき火をする行為が目立つようになった。法律上、海岸でのたき火は規制されていないものの、浜の背後の植生に燃え広がれば、重要湿地の生態系に大きなダメージをもたらす恐れもある。火災予防や湿原保全の観点から町は
道有林内に所在する様似山道(様似町)と猿留山道(えりも町)の魅力発信のため、日高振興局森林室主催の「様似山道・猿留山道PRパネル展」が浦河町の日高合同庁舎1階道民ホールで開かれている。17日まで。 様似山道と猿留山道は、江戸時代の1799年に幕府が北方警備のために開削した道内最古の官製道路
新型コロナウイルス対策に役立ててほしいと、白老町赤十字奉仕団は4日、町社会福祉協議会に手作りと既製品のマスク200枚を寄贈した。 同奉仕団は、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、「地域福祉のために何かできないか」と考え、町社協にマスクを贈ることを発案。奉仕団のメンバーに呼び掛け、大人用と
むかわ町は、2年前の胆振東部地震で自宅を失い、道が設置した町内大原の応急仮設住宅に入居する被災者の引っ越しなどに要する期間の猶予として、10月末となっている入居期限を1カ月延長する方向で調整していることが分かった。竹中喜之町長が3日、札幌市の北海道庁を訪れ、道の関係者から理解を得たことを明らかにし
白老町日の出町4の山本信雄さん(86)が、趣味で続けてきた短歌を収録した歌集「運否天賦」を自費出版した。地域の自然や日常の暮らしなどを題材にした700点余りを載せた。山本さんは「短歌の創作は生きがい。これからもどんどん生み出していきたい」と張り切っている。 山本さんは白老の郵便局を退職後、
むかわ町出身の洋画家、故加藤一彩さんがアイヌ民族を題材に描いた絵画の展示会が12、13の両日、同町道の駅「四季の館」で開かれる。 同町出身の加藤さんは、北大第二師範学校(現道教育大函館校)を卒業後、鵡川高校をはじめ、道内で教員を務める傍ら、国内外の美術展などに出品。独自の芸術世界を描いた作
安平町は1日、「防災の日」に合わせて防災訓練を実施した。町職員が非常時の連絡体制を確認し、新型コロナウイルス感染症対策を踏まえた避難所設営などについて実践した。 午前中は、庁舎内での情報伝達訓練として大雨を想定し、関係機関、自主防災組織への連絡など一連の流れを演習した。その後、遠浅公民館で
白老港で10月13日に予定されていた大型客船「ぱしふぃっく びいなす」(2万6594トン、乗客定員620人)の寄港が中止となった。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐためで、船を運航する日本クルーズ客船(大阪市)から8月下旬、白老町に連絡が入ったという。 日本クルーズ客船は、10月9日に神戸
新冠町の新冠小学校(五十嵐重信校長)でこのほど、5年生14人が町内の判官館キャンプ場でツリークライミングを体験した。 コロナ禍で密を避けるため、5年生28人をツリークライミング14人とパークゴルフ14人に分けて、それぞれ1時間半ずつ交代で行った。 ツリークライミングは、複数の木の枝
2018年9月に発生した胆振東部地震から2年を前に、むかわ町の鵡川中学校(広田智人校長)は1、2の両日、防災学習を行った。2011年3月の東日本大震災による津波経験者の講話をオンラインで聴いたほか、関係機関と連携した全校避難訓練を行い、日頃の備えについて再確認した。 胆振東部地震を
白老町は、国の新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金を活用して町立国保病院のオンライン面会サービスなどの事業を計画し、町議会定例会9月会議に補正予算案を提案する。 同交付金は、新型コロナ感染拡大の防止に向けた医療機関や介護施設などの取り組みを支援する制度。白老町は交付金を活用し、医療・
のぼりべつクマ牧場(登別市)の雌グマ人気投票「第9回NKB総選挙」で、18歳のベッキーが1位に選ばれた。来場者の投票獲得数で2年連続、ベッキーがトップを飾った。 総選挙には雌グマ16頭がエントリーし、7月1日から8月末までの期間で来場者に投票を呼び掛けた。この結果、投票総数1152票のうち
2018年9月に発生した胆振東部地震で震度7を観測した厚真町。復旧工事が進む一方で、完全に元通りになるまでにはさらに3年ほどの月日がかかる見通し。特に甚大な被害となった厚真ダムや日高幌内川などでは、2年が経過した今でも震災の爪痕が深く残っているのが明らかに見て取れた。(胆振東部支局 石川鉄也)
厚真中学校(阿部隆之校長)の3年生が地元農家やパン作りなど町内事業者とタイアップし、商品や店舗をPRする動画を制作する活動に乗り出す。撮影した動画は今秋以降、町のインターネット交流サイト(SNS)などで配信し、ネット販売の後押しにもつなげる。学校関係者はふるさと教育の一環として「子どもたちが厚真に
アイヌ民族の女性たちが口元などに施していたシヌイエ(入れ墨)をテーマにしたイベント「シヌイエ アイヌ女性の入墨を巡る写真展」が11日から、白老町大町3の空きテナント(創作一心跡地)で開かれる。明治時代の同化政策で禁止されたシヌイエの風習について昔の写真や文章で考察する。 アイヌ女性はかつて
一般社団法人白老モシリは、19日と30日に山のイオル(伝統的空間)をテーマに野外でアイヌ文化を体験する行事を町内で計画している。いずれも4日から参加の申し込みを受け付ける。 イオル体験交流事業として企画した19日の行事は、「森のアイヌ文化体験」と題して開催。ポロトの森キャンプ場を会場に、ア
すべての献立に浦河町産の食材を使った給食が1日、町内小中学校(7校、943食分)で提供された。 児童生徒と食材を提供する農業者との結び付きを深めるとともに、食育活動の推進と地産地消の拡大を図るのが目的。町、町教育委員会と協賛団体のひだか東農協が毎年実施している。 この日のメニューは
白老町竹浦の飛生アートコミュニティーは、7~13日に「飛生芸術祭2020」を旧飛生小学校の木造校舎や周辺の森を主会場に、町内各所で開催する。アーティストの絵画や造形、映像などの作品展示、白老牛をテーマにした野外劇、アイヌの入れ墨(シヌイエ)文化を取り上げた写真展など多彩なプログラムを展開する。
有志団体「ベートーヴェンのピアノ・ソナタを聴く会」に向けた旭川市出身のピアニスト、森永治之介さんによるミニ演奏会が8月29日、安平町の遠浅コミュニティセンターで開かれた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で活動が制限されている中、町民らに音楽を通じて癒やしの空間を届けた。 今年度予定していた
胆振東部消防組合消防本部は、新型コロナウイルス感染症の防止対策として、感染症患者を搬送する際に使用する装置3台をそれぞれ厚真とむかわ町の鵡川、穂別の3支署に配置することを決めた。8月末に開かれた同組合議会定例会で承認を得た。 同本部によると、購入を予定している感染症患者搬送装置は隊員1人で
白老町環境町民会議(中野嘉陽会長)は8月29日、同町のヨコスト湿原の海岸でごみ拾い活動を行った。同町民会議の会員や町職員、白老東高の生徒、道開発局職員ら60人が参加し、自然環境を守る意識を高めた。 環境省が「日本の重要湿地」に選定しているヨコスト湿原の環境保全活動として毎年行っている。参加
厚真町観光協会は、10月4日に同町本郷のこぶしの湯あつま前広場で計画していた秋の収穫祭「あつマルシェ」を新型コロナウイルス感染拡大の影響を踏まえて中止にすることとした。 あつマルシェは、「見る」「触れる」「味わう」を通じて農産物への理解と町の魅力を発見してもらおうと、2017年にスタートし
新ひだか町静内神森の北海道市場で開かれたサラブレッド1歳馬競り市「サマーセール」(日高軽種馬農協主催、8月25~28日)は、1072頭が上場し、825頭が売却された。売却総額は前年を7億8000万円超上回る57億2187万円(税込み)で、2017年の記録(54億6199万2000円)を更新した。
むかわ町は30日、鵡川高校で会見を開き、来年度から同校野球部の次期監督として、前旭川南高監督で鵡川高でも部長の経験を持つ小池啓之氏(68)を迎え入れると発表した。現監督の鬼海将一氏(36)が来年3月限りで退任することを既に表明しており、小池氏は来年4月から指揮を執る。小池氏は「あくまで目標は甲子園
来春から鵡川高校野球部の監督として指揮を執る小池啓之氏と報道陣との一問一答は次の通り。 ―監督打診を受けて。 「自分の中では、3年前に現場に一区切りを付けたと思っていたので、驚き以外にない。竹中町長から話を受けた時、熱意と鵡川高校野球部に対する愛情を感じたし、以前、鵡川高野球部に携
白老町は、インターネットで受け付けている民族共生象徴空間(ウポポイ)入場と国立アイヌ民族博物館の入館の予約手続きを支援する「オンライン予約サポート事業」を9月から実施する。町民向けの事業で、毎週月曜日と木曜日に町役場の窓口(午前9時~午後5時)で試行的に行う。 ウポポイの入場と博物館の入館
白老町のポロト自然休養林で29日、「森でポロッとピクニック」と題したイベントが開かれ、参加した親子が森の自然に触れながら散策やパン作りなどを楽しんだ。 町教育委員会が主催し、小学生と保護者の計16人が集まった。参加者は、森林ガイドなどを担当する地域おこし協力隊員の案内でポロトの森キャンプ場
白老町のヨコスト湿原友の会(中野嘉陽会長)は29日、環境省の「重要湿地」に選定されている町内のヨコスト湿原で自然観察会を開いた。会員や一般参加の20人余りが集まり、外来種オオアワダチソウの抜き取り作業や湿原の植物を観察した。 参加者はまず、湿原の在来植物に影響をもたらす外来種オオアワダチソ