• 白老に笑い 
    白老に笑い 

       即興話芸のコメディアン村本大輔さんが、あす白老にやって来る。函館市の知人を介して知り合い、互いの仕事の価値観などを語り合ううちに仲良くなった。夏に訪ねて来てくれたとき、地場産のきのこ鍋やビールを気に入り、秋にも訪ねたいと言ってくれ、実現したというわけだ。  彼は、東日本大震災の被災地や基地問

    • 2022年11月9日
  • 学校給食作文コンクール(4) 「給食への思い」 苫小牧沼ノ端中1年 工藤(くどう) 桔伊(きい) さん
    学校給食作文コンクール(4) 「給食への思い」 苫小牧沼ノ端中1年 工藤(くどう) 桔伊(きい) さん

       私は、これまでどれだけ給食にお世話になっているか分からない。作っている方々の私たちへの思いが詰まったおいしい給食。今も昔も変わらず大好きだ。  小学生の頃、国語の授業で給食に関するある調査をとった。それは、「クラスのどのくらいの人が給食を残していて、どのような理由で残すのか」というのを調べる

    • 2022年11月9日
  • 学校給食作文コンクール(3) 「給食から学ぶ、北海道のみりょく」 苫小牧ウトナイ小6年 濱野(はまの) 成美(なるみ)さん
    学校給食作文コンクール(3) 「給食から学ぶ、北海道のみりょく」 苫小牧ウトナイ小6年 濱野(はまの) 成美(なるみ)さん

       私は給食が大好きです。1年生になった弟と、「今日の給食、おいしかったね」「明日の給食、楽しみだね」「家でも作ってみたいね」などの話ができるようになり、うれしいです。  私のいとこたちは、県外に住んでいます。そのため、学校のことを伝えるとき、給食の献立表を見せると、とても喜んでくれて、話がはず

    • 2022年11月8日
  • 苫小牧市ときわ町 板井(いたい)和雄(かずお)さん(73)
    苫小牧市ときわ町 板井(いたい)和雄(かずお)さん(73)

       苫小牧発明研究会に所属し、10月22日に市民活動センターで開かれた「みんなの消費生活展」で自分の発明品を披露しました。台所作業の負担軽減を狙った腰掛けや棚の上部に荷物を安全に出し入れできる「踏み台になる椅子」など計8作品です。  発明は、生活の中で困りごとを見つけると「何とかしたい」と思い、

    • 2022年11月7日
  • 英語講師 岩瀬 義一さん(89) 世界へ視野を広げて 英語の楽しさ子供たちに ペンフレンド活動けん引
    英語講師 岩瀬 義一さん(89) 世界へ視野を広げて 英語の楽しさ子供たちに ペンフレンド活動けん引

       「世界の人たちと良い関係を築いてほしい」  そうした思いで長年、苫小牧市内の中学や高校で英語を教え、海外の人々と文通するペンフレンド活動もけん引。苫小牧の国際交流の発展に貢献してきた。  ドイツでヒトラーが首相となり、世界がファシズムに傾斜していった1933年、山形県上山市で4人きょう

    • 2022年11月5日
  • 観察しやすい時期に 
オジロワシとオオワシ
    観察しやすい時期に  オジロワシとオオワシ

       ウトナイ湖は、通年見られるオジロワシに加え、オオワシが渡ってくる時期になり、ワシの仲間が見やすい時期を迎えようとしています。  翼を広げた幅はオジロワシが約200センチ、オオワシが約220センチあり、翼を広げて青空をゆっくりと旋回する光景は絵になります。両種とも環境省に絶滅危惧2類に指定され

    • 2022年11月4日
  • 学校給食作文コンクール(2) 「完食王に俺はなる!」 苫小牧拓勇小4年 丹波(たんば) 蓮翔(れんと)君
    学校給食作文コンクール(2) 「完食王に俺はなる!」 苫小牧拓勇小4年 丹波(たんば) 蓮翔(れんと)君

       ぼくは給食が大好きだ。いつもおいしく給食を食べることができて、とても幸せだ。  しかし、どうしても許せないことがある。  ぼくのクラスで、中身が残ったままの牛乳パックを片付けないでほかってあったことだ。ぼくは、きちんと片付けてほしくて、クラスのみんなに訴えたことがあった。でも、その後も

    • 2022年11月4日
  • 学校給食作文コンクール(1) 「毎日のきゅう食に ありがとう」 苫小牧拓勇小2年 京極(きょうごく) 莉空(りいら) さん
    学校給食作文コンクール(1) 「毎日のきゅう食に ありがとう」 苫小牧拓勇小2年 京極(きょうごく) 莉空(りいら) さん

       きゅう食のおかずが一品ふえました。お野さいだったりゼリーだったり、コロッケだったりするときがあります。私は、きゅう食が大すきなので、とてもうれしいです。  前の日のばんごはんの時、お兄ちゃんたちと「明日のこんだて」で、もりあがります。カレーとラーメンの時は、みんな大好きで、とくにもりあがりま

    • 2022年11月3日
  • ≪23≫ 遠浅駐在所
住民の防災意識高く
    ≪23≫ 遠浅駐在所 住民の防災意識高く

       安平町の遠浅地区などを管轄エリアに持つ。駐在所に10年以上勤務する髙橋史賢巡査部長は、高校卒業まで苫小牧市で暮らした。生まれ育った北海道に貢献したい―と警察官を志望、苫小牧署管内の勤務にやりがいを感じている。  2018年には胆振東部地震を経験。地域の小学校や消防などと共同で年1回開催してき

    • 2022年11月2日
  • 苫小牧市末広町 大日向(おおひなた) 美駆(みく)さん(21)
    苫小牧市末広町 大日向(おおひなた) 美駆(みく)さん(21)

       苫小牧市総務課で働いており、コピー機の入札や契約、トラブル発生時の対応などをしています。札幌市出身ですが、高校生の時、苫小牧市の職員採用説明会で職場に温かい印象を持ちました。もっと貢献したいと思っています。  市役所地下1階から2階までの男性用トイレの個室に17日、サニタリーボックスを設置し

    • 2022年10月31日
  • 「トイレをめぐる文化摩擦」 
    「トイレをめぐる文化摩擦」 

       まだ海外旅行がしにくいようだ。そんな時期なので、旅そのものではなく、私が聞いた海外暮らしにまつわる面白い話をしよう。  インドネシアに駐在する商社マンの友だちがあきれ顔でいう。ちょっと以前の話ではあるが……。 「引っ越し先でのトイレの改装をうちの使用人にやら

    • 2022年10月28日
  • 谷内六郎展 壁画設置50年記念
(下) 子ども時代の記憶を絵に
    谷内六郎展 壁画設置50年記念 (下) 子ども時代の記憶を絵に

       谷内六郎の描く作品のほとんどは、子どもが主人公です。谷内は、病床で過ごすことの多かった子ども時代の記憶、感覚が描く絵の素(もと)になっているといい、心の中で幻燈に映すようにして絵にしてきたと語っています。(谷内六郎「私の絵の世界」『幼ごころの歌』1969年、新潮社、115ページ)  また、6

    • 2022年10月27日
  • 心の景色呼び起こし(中)
    心の景色呼び起こし(中)

        谷内六郎の描く風景の中には、さまざまな楽器が登場します。季節の訪れを奏でる楽器たちは、「まるで楽器のように」ではなく、「まさしく楽器」として描かれています。絵の中の景色は現実にはあり得ない光景であるはずなのに、無理なく受け入れることができるのはなぜでしょう。 作家の橋本治は、谷内六郎の作品に

    • 2022年10月26日
  • 納骨
    納骨

       10人乗りのワンボックスカーには、運転手の小生を含め4人が乗車した。白布に包まれた5人の遺骨も一緒。「乗る人は少ないけど魂はほぼ定員だね」。そんな冗談を言いながら、フェリーへと乗り込んだ。  例年より1カ月ほど早く、恒例の青森墓参に出掛けた。別の車に乗った4人と共に親戚宅を行脚し、道中の道の

    • 2022年10月26日
  • ≪22≫ 美園交番
子どもや女性も安心のまちへ
    ≪22≫ 美園交番 子どもや女性も安心のまちへ

       管轄地域内に小中学校など六つの学校が点在する。通学時間帯の事件事故防止のため、巡回活動を徹底している。  巡回時は通学路のほか、児童らが訪れる公園などに怪しい人影がないか、不審者の出没に目を光らせる。菅原理美巡査は「盗難被害の防止と、住民を不安にさせる不審者がいないかを重点的に見ている」と話

    • 2022年10月26日
  • 谷内六郎展 壁画設置50年記念
(上) 春の音色が聞こえてくる壁画
    谷内六郎展 壁画設置50年記念 (上) 春の音色が聞こえてくる壁画

       苫小牧市美術博物館は11月6日まで、特別展「壁画〈芽の出る音〉設置50年記念 谷内六郎展」を開催している。画家谷内六郎の存在が広く知られるきっかけになった「週刊新潮」の表紙原画50点のほか、来苫した際に描いた絵など約60点を展示中。担当学芸員が3回にわたって作品の特徴などを解説する。    

    • 2022年10月25日
  • 編隊の先頭はリーダーか
    編隊の先頭はリーダーか

       Q…10月13日午後、自宅の上空を編隊で飛んで行くハクチョウを見ました。それを見た長女が先頭を飛んでいるのがリーダーだよと教えてくれました。本当ですか?  A…お嬢さんの言うように、編隊で飛んでいる先頭がリーダーかもしれませんね。でも科学的に証明されてはいないんで

    • 2022年10月24日
  • 苫小牧市宮前町 馮(ひょう) 一峰(いちほう)さん(29)
    苫小牧市宮前町 馮(ひょう) 一峰(いちほう)さん(29)

       上智大学大学院博士後期課程に在籍しながら、北洋大学の講師を務めています。  中国の遼寧省本渓市出身で、7年前に交換留学を利用し日本に来ました。日中対照言語学が専門で北洋大では中国語を教えています。  真面目な学生が多く、今年は日中友好協会主催の全日本中国語スピーチコンテストに挑戦する学

    • 2022年10月24日
  • 白老・喫茶休養林経営 相吉 京子さん(82) 文化人憩いの場 夫婦二人三脚で40年 「店に集まる人たちに 支えられた」
    白老・喫茶休養林経営 相吉 京子さん(82) 文化人憩いの場 夫婦二人三脚で40年 「店に集まる人たちに 支えられた」

       白老町大町の商店街にある古い喫茶店。夫と二人三脚で営んで40年以上になる。丸太を削って手作りした椅子や一枚板のテーブルが並び、昭和の雰囲気を漂わせる店は文化芸術を愛する人たちの集いの場。長年にわたり文学サロンや歌声喫茶を定期的に催してきた。「この店に集まる人たちに支えられ、生かされてきた」。そう振

    • 2022年10月22日
  • 初めての冬は
    初めての冬は

       穂別に来てから、「人は自然の中で生きてるんだな」と思うことが多くなった。診察室では、「もう寒くなったね。ストーブつけてる?」「暗くなる時間が早いから次の診察は午前中に来ようかな」など、天候や季節に関係した話題がよく出る。  東京にいると、極端に言えば「夏も冬も、朝も夜もない生活」になりがちだ

    • 2022年10月22日
  • 安平 早来中最後の学校祭(下)
限りある青春を全力で 希望と寂しさ感じる一日に
    安平 早来中最後の学校祭(下) 限りある青春を全力で 希望と寂しさ感じる一日に

       ▽最後の学校祭  9月17日、安平町の早来小学校体育館で行われた早来中学校の学校祭。「挑~限りある青春に全力で挑め~」のスローガンの下、生徒たちは合唱、演劇、壁新聞、アトラクションのパフォーマンスなどを繰り広げた。  「それぞれのクラスにドラマがあったと思う。そしてこれが新たな挑戦への

    • 2022年10月21日
  • うれし懐かしお客さん
小学生だった子も今や獣医学生に
    うれし懐かしお客さん 小学生だった子も今や獣医学生に

       先日、懐かしいお客さんがウトナイ湖野生鳥獣保護センターを訪れてくれました。名前は大須賀詩織さん。鹿児島大学に通う、現役の獣医学部の学生さんです。  彼女との出会いは16年前。私がまだ当センターで勤務を始めたばかりの頃でした。当時、札幌市の小学校に通っていた彼女はとにかく野鳥が大好きで、休日を

    • 2022年10月21日
  • 安平 遠浅小の米作り(中)
上級生から下級生 「食育」学校の伝統に
    安平 遠浅小の米作り(中) 上級生から下級生 「食育」学校の伝統に

       ▽最後の稲刈り  9月中旬から下旬にかけて、東胆振は稲刈りシーズン。秋空の爽やかな9月末日、安平町の遠浅小学校から約3キロ離れた早来新栄の田んぼでは、児童たちが元気いっぱいに収穫作業を進めていた。上級生が下級生に鎌の使い方や稲の束ね方をアドバイスし、学年の垣根を越えて仲良く作業に励んでいた。

    • 2022年10月20日
  • むかわ 宮戸小の木育授業(上)
苫東・和みの森を活用 自然の中での学習満喫
    むかわ 宮戸小の木育授業(上) 苫東・和みの森を活用 自然の中での学習満喫

       ▽教材は地元の自然  秋晴れの9月下旬、むかわ町の宮戸小学校(金澤堅一校長)の児童たちが木育授業で苫小牧市静川にある苫東・和みの森を訪れた。  講師を務めた胆振総合振興局森林室(苫小牧市)の職員や木育マイスターから、コブシやチシマザクラ、ハルニレ、ナナカマドなどの木や葉について説明を受

    • 2022年10月19日
  • シシャモ漁
    シシャモ漁

       今月上旬、むかわ町の鵡川漁港で鵡川漁業協同組合によるシシャモ漁が始まった。陽光を浴びて銀色に輝く魚体の初水揚げに港は活気づいた―。と言いたいところだが、のぞいてみると、この日獲れたのは籠の隅っこに数えるほど。地元の漁師が「これじゃ、話にならないよ」と嘆く。  町のシシャモは「鵡川ししゃも」の

    • 2022年10月19日
  • 山菜採り遭難防止へ
≪21≫萩野交番
    山菜採り遭難防止へ ≪21≫萩野交番

       白老町中部を管轄地域に持つ。交通量が多い国道36号のほか、北側には山林が広がり、多種多様な事案への対応が求められる。  巡回では住居侵入などの犯罪抑止のほか、山菜採りによる遭難防止も呼び掛けている。村上健吾巡査部長は「山菜がよく採れる地域なので、パトロールを通じて注意喚起していきたい」と話す

    • 2022年10月19日
  • 網を張らないハエトリグモ
    網を張らないハエトリグモ

       Q…家の中で素早く動き回る小さなクモを見つけました。何という虫でしょう?  A…それは網を張らずに獲物を捕まえるハエトリグモの仲間です。網を張らないハエトリグモは、優れた跳躍力と視力を使って狩りをします。ハエトリグモの持っている主眼と呼ばれる特殊な目には、獲物の動

    • 2022年10月18日
  • 苫小牧市新明町 藏重(くらしげ) 俊男(としお)さん(72)
    苫小牧市新明町 藏重(くらしげ) 俊男(としお)さん(72)

       マスターズ甲子園大会の出場実行委員長をしています。2011年に大阪市の友人から「北海道でマスターズ甲子園を立ち上げてほしい」と頼まれ、13年に苫小牧工業高校野球部のOBらで道央支部を設立しました。北海道大会を初めて開催したのは18年。私が所属する苫工高OBチームが優勝し、全国大会に進出して甲子園で

    • 2022年10月17日
  • 第2部 (5)変革期 未来へチャレンジ 積極的に異業種交流
    第2部 (5)変革期 未来へチャレンジ 積極的に異業種交流

       「北海道のために汗をかくことで学ぶことがある。この1年はまだまだ試行錯誤」―。トヨタ自動車北海道の内藤一徳副社長は謙虚に振り返る。将来に向けて社内でビジョンを明確にし、社員で共有しようと昨年4月に立ち上げた「アドバンスドBCD企画推進室」を統括してきた。  ビジネスクリエーションの「B」、カ

    • 2022年10月15日
  • 社会福祉法人せらぴ理事長 菅原 雅夫さん(89) 「人の役に立ちたい」 郷土に寄せる熱い思い 障害者福祉にも尽力
    社会福祉法人せらぴ理事長 菅原 雅夫さん(89) 「人の役に立ちたい」 郷土に寄せる熱い思い 障害者福祉にも尽力

       「人の役に立ちたい」。それを胸に人生を歩んできた。苫小牧市職員時代は公務と町内会活動にいそしみ、公務員を退いた後は障害者福祉にも力を尽くしてきた。来年、卒寿(90歳)を迎える身ながらも地域のために―と活動を続け、郷土に寄せる思いは今も熱い。  日本の軍国主義が色濃くなった昭和初頭の1933年

    • 2022年10月15日