• 「超加工食品」摂取カロリーの3,4割
    「超加工食品」摂取カロリーの3,4割

       菓子パンやハンバーガー、ソーセージ、清涼飲料など、加工の度合いが高い「超加工食品」。1日に取るカロリーの3、4割を占め、特に若い人や喫煙者は多く食べていることが、東京大の研究で分かった。  超加工食品は、複数の食材や調味料などを配合し工業的に製造した、加工度合いが非常に高い食品。脂質や食塩を

    • 2023年6月13日
  • MOG抗体関連患者1,695人 初の全国実態調査実施
    MOG抗体関連患者1,695人 初の全国実態調査実施

       中枢神経系自己免疫疾患の一つ、ミエリンオリゴデンドロサイト糖タンパク(MOG)抗体関連疾患について、初の全国調査で患者数などの実態を明らかにしたと、東北医科薬科大などの研究グループが発表した。  MOG抗体関連疾患は、急性の視神経炎や脳炎などを起こす原因不明の疾患。目がぼやける、めまいがする

    • 2023年6月13日
  • 人間関係リセット症候群 SNSを衝動的に削除
    人間関係リセット症候群 SNSを衝動的に削除

       誰かと常につながっている状態に疲れて、今まで築いた人間関係を突然断ってしまう「人間関係リセット症候群」。正式な病名ではないものの、SNSのアカウントを削除してしまう他、休職や転職を繰り返したり、音信不通になったりするなど看過できないケースもある。  「SNSの普及により、人間関係リセット症候

    • 2023年6月8日
  • 経口農薬|腸内環境に影響
    経口農薬|腸内環境に影響

       食品や日ごろ使う製品などから人々の口に入る農薬が、腸内環境に影響を及ぼすことを初めて確認したと、名古屋大などの研究グループが発表した。  農薬は、農業用作物の害虫防除などに用いられる身近な化学物質で、人間の体に日常的に微量取り込まれていることは分かっているが、腸内環境との関係については明らか

    • 2023年6月8日
  • 日本人は 性的活動が少ない?
    日本人は 性的活動が少ない?

       日本人は欧米人に比べ、性交渉未経験者や過去1年間性交渉がない人の割合が高いことが分かったと、東京大などの研究グループが発表した。  日本を含む東アジアでは性的活動に関する報告は少ない。研究グループは、2022年7月、日本在住で20~49歳の男女8000人に性的活動に関するオンライン調査を実施

    • 2023年6月8日
  • 野菜、果物を食べない人 死亡リスク増
    野菜、果物を食べない人 死亡リスク増

       カリウムが多く含まれる野菜や果物は、腎臓病患者には摂取を控える指導がされることがあるが、腎臓病の有無と関わらず、野菜や果物の摂取量が少ないと死亡リスクが高まることが分かったと、新潟大の研究グループが発表した。  一般に野菜や果物の摂取量が少ない人は、死亡リスクが高いことが報告されている。しか

    • 2023年6月8日
  • 舌が腫れてぶつぶつに イチゴ舌 原因の多くは溶連菌感染症
    舌が腫れてぶつぶつに イチゴ舌 原因の多くは溶連菌感染症

       喉の痛みを訴える子どもの舌が赤く腫れて、イチゴのようなぶつぶつができていたら「イチゴ舌」かもしれない。  「イチゴ舌の症状が見られる場合、ほとんどのケースは溶連菌感染症です。3~12歳ぐらいのお子さんに多い病気ですが、大人でも感染します。ただし溶連菌感染症のすべてのケースでイチゴ舌が表れるわ

    • 2023年6月7日
  • (1)体力の低下顕著に 運動減り、スマホ利用増
    (1)体力の低下顕著に 運動減り、スマホ利用増

       元気で健康な生活を送るために、体力は大切です。文部科学省の「全国体力テスト」によると、高齢者の体力が1998年以降向上しているのに、子どもの体力は低下していることをご存じでしょうか。  子どもの体力は1970~80年代がピークで、その後低下に転じました。ここ10年間で女子はやや改善しています

    • 2023年6月7日
  • 女性に多いしみ「肝斑」  正しい診断とケア重要
    女性に多いしみ「肝斑」 正しい診断とケア重要

       20代後半から40代の女性で発症するケースが多い、しみの一種「肝斑(かんぱん)」。妊娠や経口避妊薬の服用などをきっかけに表れ、出産後は徐々に目立たなくなるが、長期間持続して閉経後まで繰り返すケースも。  加齢や紫外線が主な原因のしみ(老人性色素斑)に対してはレーザー治療が有効だが、肝斑の場合

    • 2023年6月6日
  • 透析導入年齢に男女差
    透析導入年齢に男女差

       日本では人工透析を導入する年齢に男女差があり、男性は1967~71年生まれ、女性は37~41年生まれが最も透析導入率が高い世代だったと、新潟大大学院の研究グループが発表した。  慢性腎臓病などによる腎機能の低下に伴い導入される透析療法。国内の透析患者数は人口100万人当たり2749人で、世界

    • 2023年6月1日
  • ストレス耐性と脳の仕組み解明
    ストレス耐性と脳の仕組み解明

       ストレスに脳が適応する仕組みを解明したと、京都大大学院などの研究グループが発表した。  人間の脳には、心理社会的ストレスに適応するシステムが備わっているが、一部の人は適応ができず精神疾患を発症する場合がある。研究グループは、ストレスに強いマウスと弱いマウスに5日間ストレスを与える実験を行い、

    • 2023年6月1日
  • ロボット支援手術「ダビンチ」 
保険適用広がり、負担軽く
    ロボット支援手術「ダビンチ」 保険適用広がり、負担軽く

         ロボットを使って行う内視鏡手術「ロボット支援手術」の保険適用の範囲が広がっている。従来の手術に比べて、出血量が少ないなど患者のメリットは大きいという。日本ロボット外科学会の渡辺剛理事長(ニューハート・ワタナベ国際病院長)に現状と今後の展望を聞いた。  ▽術後の回復早い  ロボット

    • 2023年6月1日
  • 十分な運動がリスク低減 
睡眠時間と死亡の関連
    十分な運動がリスク低減 睡眠時間と死亡の関連

         睡眠時間は長過ぎても短過ぎても死亡リスクが高まるとされているが、十分な身体活動によって、そのリスクが低減される可能性があると、中国の研究グループが発表した。  研究グループは、2013年から15年にかけて行われた英国の大規模研究に参加した9万2221人(平均年齢62・4歳、女性56・4

    • 2023年6月1日
  • 6月10日は「こどもの目の日」 近視予防など訴え 眼科啓発会議
    6月10日は「こどもの目の日」 近視予防など訴え 眼科啓発会議

       6月10日は「こどもの目の日」。日本眼科医会などでつくる日本眼科啓発会議がこのほど記念日を制定し、「6歳で視力1・0を育もう」と呼び掛けている。  啓発会議は、眼科医会の他、日本眼科学会、企業団体で構成。民間団体「日本記念日協会」を通じて記念日を登録した。  眼科医会の白根雅子会長は「

    • 2023年5月31日
  • 6 療育サービスを有効利用 共働き世代に施設への送迎付きも
    6 療育サービスを有効利用 共働き世代に施設への送迎付きも

       障害のある子どもを支援する療育とは、身体的、精神的機能の適正な発達を促し、日常・社会生活を円滑に営めることを目指すものです。療育施設への通所は、親子一緒に通うものと、子どもだけで通う親子分離があります。  親子通所では、親は一時的に離れて別室で待機します。私の子どもが通っていた療育園は親子通

    • 2023年5月31日
  • インクルーシブフード 摂食嚥下障害でも 楽しめる食事 
食べる難易度によって硬さ変える工夫も
    インクルーシブフード 摂食嚥下障害でも 楽しめる食事 食べる難易度によって硬さ変える工夫も

       かんだり、のみ込んだりするのが難しい摂食嚥下(えんげ)障害のある子ども向けの食品「インクルーシブフード」。見た目は普通の食事と変わらず、食べやすい形状で味わえる料理だ。開発に携わる東京大学医学部付属病院リハビリテーション科の井口はるひ講師に話を聞いた。  ▽子ども向けメニュー  現在、

    • 2023年5月30日
  • 精神科のセカンドオピニオン外来 主治医にはっきり意思伝える
    精神科のセカンドオピニオン外来 主治医にはっきり意思伝える

       大学病院を中心に「セカンドオピニオン外来」をよく目にするようになった。現在受けている処方や今後の治療などについて、別の医療機関の医師に「第二の意見」を求めること。多くの診療科の中でも、精神科のセカンドオピニオンは他科とは異なる特徴があるようだ。精神・神経科のセカンドオピニオン外来を設置する慶応義塾

    • 2023年5月30日
  • 警察官殺害容疑で男を逮捕 長野立てこもり 死者男女4人
    警察官殺害容疑で男を逮捕 長野立てこもり 死者男女4人

       25日午後4時25分ごろ、長野県中野市江部で、「男が女性を刺した」と近隣住民から110番があった。警察官が駆け付けたところ、男は猟銃を発砲。警察官ら男女計4人が死亡した。男は民家に立てこもったが、県警は事件発生から約12時間後の26日午前4時半ごろ身柄を確保。死亡した巡査部長に対する殺人容疑で農業

    • 2023年5月26日
  • フレイル予防教室に有効性
    フレイル予防教室に有効性

       住民が自主運営するフレイル(加齢による心身の虚弱状態)予防教室がフレイルの割合を抑え、介護予防につながることが分かったと、東京都健康長寿医療センターの研究グループが発表した。  研究グループは、2014年から高齢者が歩いて通えるフレイル予防教室「通いの場」を開設。地域住民による自主運営を目指

    • 2023年5月25日
  • 胃がんリスク高める遺伝要因
    胃がんリスク高める遺伝要因

         特定の遺伝子に病的変異がある人では、ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)に感染すると胃がんリスクが高まることが分かったと、理化学研究所(埼玉県和光市)などの研究グループが発表した。  胃がんリスクには、ピロリ菌感染などの環境要因と遺伝子変異などの遺伝要因があるが、両者の関係は明らかでない

    • 2023年5月25日
  • 肝臓病は飲酒に注意  症状に応じた食事を
    肝臓病は飲酒に注意 症状に応じた食事を

       新型コロナウイルス禍で在宅勤務が増え、通勤などに伴う運動量が減少し、肥満になった人が多いという。そのため肝臓に脂肪が付いて働きが悪くなる人も増えている。肝臓病の食事について、虎の門病院(東京都港区)栄養部の土井悦子部長に話を聞いた。  ▽沈黙の臓器  肝臓には、体に必要なタンパク質の合

    • 2023年5月25日
  • 肝臓の脂肪蓄積を抑制  スダチのポリフェノール
    肝臓の脂肪蓄積を抑制 スダチのポリフェノール

       スダチの果皮に含まれるポリフェノールの一種「スダチチン」に、肝臓の脂肪蓄積を抑える効果があることをマウス実験で確認したと、徳島大や米テキサス大などの共同研究グループが発表した。  ヒトに備わっている体内時計は、睡眠、血圧、体温、代謝などの生体リズムを調整しており、不規則な生活などでリズムが崩

    • 2023年5月25日
  • 温泉で高齢者のうつ予防? 
高齢者の効果的な入浴習慣を
    温泉で高齢者のうつ予防? 高齢者の効果的な入浴習慣を

         毎日の温泉浴が、高齢者のうつ病を予防する可能性がある_。九州大学病院別府病院(大分県別府市)がアンケート調査を基に報告をまとめた。  高齢者のうつ病は認知症を併発することも多く、深刻な問題だ。同院内科の山崎聡講師は「入浴習慣を見直し、効果的な入り方を実践してほしい」と話す。  ▽

    • 2023年5月23日
  • 熟年男性を悩ます前立腺の病気とは
    熟年男性を悩ます前立腺の病気とは

         前立腺の病気について触れる前に前立腺とは何かご説明します。前立腺は、男性のぼうこうの出口にあり、尿道を取り囲んでおります。前立腺は精液の一部を分泌し、主に精子の働きを助ける作用をしています。前立腺の内部構造は四つの部位からなり、内側の移行領域が肥大してくると「前立腺肥大症」となり、排尿障害を

    • 2023年5月23日
  • 心臓病などのリスク上昇か コロナ後遺症患者
    心臓病などのリスク上昇か コロナ後遺症患者

       新型コロナウイルス感染症に罹患(りかん)した後、倦怠(けんたい)感や関節痛、せき、味覚や嗅覚の障害などの「コロナ後遺症」を長期間経験した患者は、心臓病や脳卒中、ぜんそくなどのリスクが高い可能性があると、米国の研究グループが発表した。  研究グループは米国の保険請求データに基づき、2020年4

    • 2023年5月18日
  • 1日8000歩以上で死亡リスク低下
    1日8000歩以上で死亡リスク低下

       週に1~2回、1日当たり8000歩以上歩くだけでも死亡リスクが低下することが示されたと、京都大と米カリフォルニア大ロサンゼルス校の研究グループが発表した。  これまでの研究で、1日の平均歩数が8000歩を超えると死亡率が下がることが分かっているが、週に何回達成すれば良いか明らかでなかった。研

    • 2023年5月18日
  • 脳と心臓の専門医が連携 脳梗塞の再発予防
    脳と心臓の専門医が連携 脳梗塞の再発予防

       脳梗塞は脳の血管が突然詰まる病気で、片側の手足がまひしたり、意識を失ったりする。詰まった血管に対する治療法が進歩し、死亡や後遺症に至る割合は近年低下しているが、再発率は下げ止まっている。再発予防の新たな取り組みをしている香川県立中央病院(高松市)脳神経外科の市川智継診療科長に話を聞いた。  

    • 2023年5月18日
  • 口腔がん進行にコレステロール量が関連
    口腔がん進行にコレステロール量が関連

       口腔(こうくう)がん細胞内のコレステロール量が増加すると、がんを進行させる可能性があると、新潟大大学院の研究グループが発表した。  生体維持に欠かせないコレステロールは、食事からの摂取以外に細胞内でも作られる。一方、血液中のコレステロール値が高い状態が続くと、動脈硬化などの病気につながる恐れ

    • 2023年5月18日
  • (10) 歯ブラシが喉に刺さる 
曲がる製品など使用を
    (10) 歯ブラシが喉に刺さる 曲がる製品など使用を

         歯磨きの習慣は、小さい頃に身に付ける大事なスキルです。しかし、歯磨き中に歯ブラシが喉に刺さってしまう事故が起きています。  東京消防庁の報告によると、5歳以下の乳幼児が歯磨き中に歯ブラシでけがをして救急搬送されるケースが毎年30~40件程度発生しています。年齢別では1歳が一番多く、次い

    • 2023年5月17日
  • 梅雨明け後の暑さで心血管リスク高まる
    梅雨明け後の暑さで心血管リスク高まる

       高齢者では、梅雨明け後の1カ月間の気温が高いほど心筋梗塞や脳卒中などの心血管疾患で救急搬送されるリスクが高まることが分かったと、岡山大大学院の研究グループが発表した。  研究グループは、2012~19年の梅雨入りから梅雨明け3カ月までの間に岡山市内で心血管疾患で救急搬送された65歳以上の65

    • 2023年5月16日