樽前山、倶多楽 噴火兆候なし 2月火山活動
- 2024年3月11日
札幌管区気象台地域火山監視・警報センターは、2月の道内の火山活動状況を発表した。常時監視対象火山のうち樽前山(苫小牧市、千歳市)と倶多楽(白老町、登別市)についてはいずれも噴火の兆候がなく、噴火警戒レベルは「1(活火山であることに留意)」のままだった。 樽前山は監視カメラによる観測で噴気の
札幌管区気象台地域火山監視・警報センターは、2月の道内の火山活動状況を発表した。常時監視対象火山のうち樽前山(苫小牧市、千歳市)と倶多楽(白老町、登別市)についてはいずれも噴火の兆候がなく、噴火警戒レベルは「1(活火山であることに留意)」のままだった。 樽前山は監視カメラによる観測で噴気の
日本航空(JAL)、全日本空輸(ANA)、AIRDO(エア・ドゥ)がまとめた2月の利用実績によると、北海道発着路線の旅客数は前年実積と比べて10~20%台の増加だった。 JALは16・5%増の58万6301人で、28カ月連続のプラス。新千歳空港発着路線は16・5%増の39万7484人で、主
その人は当時14歳の少年だった。午前0時を何分か回ったところで、空襲警報が鳴り響いた。B29が低空飛行で次々に東京に侵入してきた。そして焼夷(しょうい)弾を次から次へと落とす。火に囲まれて逃げている最中、東へ行くか、西へ向かうかで迷った。東を選んで荒川の支流の中川へ飛び込んで助かった。少しでも元気
むかわ町議会定例会が11日に開会し、竹中喜之町長が2024年度町政執行方針を表明した。少子高齢化、まちなか再生、異常気象で影響を受ける産業、厳しい財政運営など山積する課題に対し、「これまで目を背けず、町民の皆さんの声に耳を傾けながら取り組んできた」と振り返り、「今を乗り越え、未来につながるむかわ町
白老町出身で京都府在住の大学院生、北平将さん(24)の講演会「白老愛と書く魔物」が8日、町総合保健福祉センターで開かれた。北平さんは小学生時代に発行し続けた地域紙「しょう新聞」について語り、町民170人が耳を傾けた。 町内のNPO法人お助けネット(中谷通恵代表)主催。 北平さんは、
白老町の仙台藩白老元陣屋資料館は、企画展「白老町伝統文化継承者展」を開いている。アイヌ民族の口承文芸筆録の翻訳で町の文化伝承に貢献したとして、町教育委員会から1月に町の伝統文化継承者に認定された大須賀るえ子さん(83)=町緑丘=に関する資料を展示する。口承文芸筆録の翻訳集など100点で、31日まで
生コンクリート・骨材製造販売業のケイホク(高山長基社長、本社苫小牧市)は9日、白老町の民族共生象徴空間(ウポポイ)で視察研修を実施した。社員30人が敷地内の国立アイヌ民族博物館などを見学した。 同社は白老町で創業したことから、地域の歴史や文化を学ぶ目的でウポポイでの研修を初めて企画した。
安平町は、デジタルトランスフォーメーション(DX)の一環で「遠隔窓口・相談サービス」を始めた。公共施設を情報通信技術でつなぎ、町民が手続きなどで気軽に相談できるよう、機器を整備して場を設けた。書類の提出も早来地区の総合庁舎と追分地区の総合支所をつなぐ庁内便を利用してできるようにした。 サー
白老観光協会は10日、ポロト湖のワカサギ釣りの営業を終えた。 今年度は1月16日に営業を開始し、終了までの55日間(うち5日間休業)に、町内外から2673人が訪れ、氷上の釣りを楽しんだ。 釣り客は前年度(1月31日~3月5日、34日間)より354人減った。
アイヌ民族の生活文化継承に取り組む一般社団法人アイヌ力は、16日午後1時から白老町東町3の「シマフクロウの家」で開く「楽しいアイヌ語教室」の参加者を募集している。 アイヌ民族文化財団職員の山丸賢雄さんが、アイヌ語の簡単な単語や発音などを指導する。参加費1000円(飲み物付き)。 申
昔ながらの喫茶店の良さを残すレトロな店内。豆からこだわるコーヒーの香ばしい匂いが漂う。昨年12月に、10年ぶりに復活した喫茶店「豆の木」。秘伝のレシピで作る「ハンバーグ」(1100円)も、そのままのレシピで堪能できる。 一番の特徴は「肉感」のある食べ応え。こね方を工夫し、配分にも気を使った
東北地方沿岸部を中心に甚大な被害をもたらした東日本大震災は、11日で発生から13年を迎えた。復興庁によると、全国の避難者は2万9328人(2月1日現在)。東京電力福島第1原発事故の影響が残る福島県の一部では避難指示が続き、今も故郷に戻れない住民がいる。帰還を諦める住民もおり、今後も実情に応じた支援
東日本大震災の津波で大きく損傷しながらも修復され、よみがえったピアノがある。「奇跡のピアノ」。後にこう呼ばれる1台の修復を担った福島県いわき市の調律師遠藤洋さん(65)は、今も全国各地の被災したピアノを直し続けている。「困難な作業だが、ピアノに込められた人の思いを大切につないでいきたい」と語る。
アニメ「ちびまる子ちゃん」の主人公まる子役などで知られる声優のTARAKO(たらこ)さんが4日未明に死去したことが、9日分かった。所属事務所が発表した。群馬県出身。葬儀は近親者で済ませた。後日、お別れの会を開く予定。
苫小牧看護専門学校(岩井和浩校長)は8日、2023年度卒業証書授与式を苫小牧市文化会館で行った。看護学科で3年間学んだ35人が証書を受け取り、看護師として学びやを巣立った。 岩井校長は一人一人に卒業証書を手渡し、式辞で看護師の仕事の大変さを説きながら「学んできたことを基礎とし、チームの一員
苫小牧市議会の一般会計予算審査特別委員会(神山哲太郎委員長)は8日、2024年度同会計予算案の審査を続行した。市教育委員会は、市内小中学校で不登校の児童生徒数が23年度、1月末時点で545人に上ると説明した。過去最多だった前年度の年間実績を、年度途中ですでに上回っている。10月には不登校対策に関す
苫小牧市は2024年度から、ウトナイ地区で大型公園「勇の原公園」を整備する。市内初となる自転車BMXを楽しめる練習コースや、障害の有無にかかわらず一緒になって遊べるインクルーシブ(包摂的)遊具を設置。地域の行事やイベントなど「老若男女、誰でも気軽に遊ぶことができる公園」をイメージする。 8
苫小牧産学官金連携実行委員会、苫小牧商工会議所などは14日午後2時半から、講演やドローンなどの実機展示「経営強化と未来技術の苫小牧フォーラム」をホテルウィングインターナショナル苫小牧(表町)で開く。 北海道電力や北海道銀行、NTT東日本―北海道、PERSOL(パーソル)が協力。 I
函館税関苫小牧税関支署がまとめた苫小牧港の貿易概況によると、1月の輸出入総額は前年同月比1・5%増の1218億6200万円で、前年実績を2カ月連続で上回った。 輸出は47・5%増の151億6800万円で、3カ月連続のプラス。輸送用機器は35・5%増の54億8000万円で、自動車部品は米国向
3月11日午後2時46分―。東北地方太平洋沖地震の発生日時を覚えている。地震や津波を含む全体の災害名は東日本大震災。彼岸が近づき、13年前の3月も日増しに暖かくなっていたはず。しかし金曜日の午後に、大きな揺れが関東以北を襲った。どす黒い津波が東北の沿岸に襲い掛かる様子が、テレビ画面に繰り返し映され
北海道造園組合連合会胆振日高支部(青木俊憲支部長)は5日、苫小牧市清水町の緑ケ丘公園で、エゾヤマザクラの点検と剪定(せんてい)作業を実施した。支部に所属する16社から約20人が参加。薬剤などを使って消毒し、病気の枝を剪定した。 同連合会が約10年前から行う地域貢献活動の一環。会員らが最大3
厚生労働省は、就職や転勤、進学、引っ越しなど生活環境の変化で自殺者数が多くなる3月を自殺対策強化月間と定め、各自治体にも相談事業や自殺防止に向けた取り組みの強化を促している。同省によると、2023年の自殺者数は暫定値で2万1818人、うち小中高生が507に上る。苫小牧市の人口10万人当たりの自殺者
苫小牧市選挙管理委員会がまとめた1日現在の選挙人名簿登録者数は、男性6万8884人、女性7万3291人の計14万2175人だった。 前年同月に比べ男性が586人減、女性が543人減で計1129人減った。 投票区別では、37投票区(拓勇小)が1万182人で最も多く、次いで38投票区(ウトナイ
19歳の時、何の気なしに初めて大学の図書館に入った時のことをよく覚えている。自分の知らない本がたくさん並んでいて、そこに書かれた一つ一つの言葉や文章をこの先どれだけ本を読んだって全ては知り得ないのだと思った。 必死に参考書にかじりついた受験勉強を終えて、やっと始まった大学生活の序盤。それな
苫小牧高等商業学校(猪瀨徹校長)の情報処理部は、1~3年の全部員16人が日本情報処理検定協会の技能検定1級に合格した。このうち1人は取得が難しい5種目1級の会長賞を受賞した。同部顧問の赤沼恵太教諭は「部活後も自主的に勉強を積み重ねる根気強さが実った」と快挙をたたえた。 同検定は表計算、デー
国際ソロプチミスト苫小牧はまなす(炭谷尚子会長)と苫小牧中央高校の生徒は8日、国際女性デーに合わせた乳がん撲滅キャンペーンを苫小牧市柳町のイオンモール苫小牧で行った。買い物客に啓発用のポケットティッシュを手渡し、乳がん検診の定期的な受診を呼び掛けた。 同クラブのメンバー9人と同校の1、2年
苫小牧市美術博物館で8日、開催中の企画展「鹿毛正三(かげしょうぞう)―アトリエ“薔薇絵亭(ばらえてい)”より」の絵画鑑賞会が開かれた。市美術館友の会との共催で、市民ら10人が参加した。 鹿毛正三さん(1923~2002年)は、苫小牧を代表する風景画家。企画展では自宅
苫小牧西高校吹奏楽部は16日午後2時から、能登半島地震の被災地を支援する入場無料のチャリティーコンサートを苫小牧市文化交流センターで開く。会場に募金箱を置き、集まった善意は吹奏楽義援金として被災した吹奏楽関係者に送る。東日本大震災を機に始まった伝統のコンサートで、部員らは「音楽でみんなに元気を届け
苫小牧市ボランティアセンター(ボラセン)主催のパネル展「ボラセンギャラリー」が10日まで、MEGAドン・キホーテ苫小牧店(木場町)で開かれている。市内で行われている多彩な奉仕活動を紹介している。 ボランティア活動の新たな担い手確保を目的としたPR活動で、商業施設での開催は昨年に続き2回目。
9日午前5時20分ごろ、苫小牧市ときわ町6の道道交差点の横断歩道を歩いていた同市澄川町の女性(75)が右折してきたワンボックスカーにはねられた。苫小牧署によると、女性は腰の痛みなどを訴え、市内の病院に搬送されたが、命に別条はないという。 ワンボックスカーを運転していた同市澄川町の団体職員の