• 元横綱の白鵬さん「悔いなし」退職後は相撲を世界展開へ  大相撲
    元横綱の白鵬さん「悔いなし」退職後は相撲を世界展開へ  大相撲

       大相撲で歴代最多45度の優勝を誇り、日本相撲協会を退職した元横綱の白鵬翔さん(40)=モンゴル出身=が9日、東京都内で記者会見し、「今の自分が置かれている状況を考えると、外の立場から力を尽くすことがいい。悔いは全くない」とすっきりとした表情で言った。今後は「相撲を世界に広げていくプロジェクトを中

    • 2025年6月10日
  • 置き去りにされた弟子
    置き去りにされた弟子

       たもとを分かった白鵬さんと相撲協会のはざまで置き去りにされたのは弟子たちだ。記者会見で「愛情は全く変わっていない」と強調したが、成長を間近で感じることはもうできない。最後は新たな夢への思いが勝った。 今後は相撲を世界に伝え、裾野拡大に注力する。在職時から「白鵬杯」をはじめ、女子相撲の「ドリーム

    • 2025年6月10日
  • 幕内格行司を懲戒解雇処分
    幕内格行司を懲戒解雇処分

       日本相撲協会は9日、幕内格行司の木村銀治郎(50)=本名遠藤紀行、東京都出身、芝田山部屋=が十両以上で構成する力士会の積立金2000万円以上を横領したとして、懲戒解雇処分としたと発表した。退職金は全額不支給となる。 相撲協会によると、銀治郎は社会貢献などを目的とした積立金を管理する立場にあり、

    • 2025年6月10日
  • 元旭富士「本人の意志固く」
    元旭富士「本人の意志固く」

       9日付で伊勢ケ浜部屋の師匠から退いた元横綱旭富士は、日本相撲協会を退職した白鵬さんの記者会見に出席。冒頭、「本人の意志がすごく固く、引き留めることができなかった。本当に相撲を愛していて、相撲をやってきたことは十分、誇りに思っていると常々聞いている」と述べた。 年寄「宮城野」を襲名。今後は、元横

    • 2025年6月10日
  • 「今以上に強い部屋に」元照ノ富士 伊勢ケ浜部屋を継承
    「今以上に強い部屋に」元照ノ富士 伊勢ケ浜部屋を継承

       大相撲の伊勢ケ浜部屋を9日付で継承した元横綱照ノ富士(33)=本名杉野森正山、モンゴル出身=がこの日、東京都江東区の同部屋で記者会見し、「責任を感じる。今以上に強い部屋にしていかなければ」と抱負を語った。師匠を務めていた元横綱旭富士が7月に65歳の定年を迎えるのに伴い、バトンを託された。現役時代は

    • 2025年6月10日
  • 服部祐兒さん死去 元幕内藤ノ川  大相撲
    服部祐兒さん死去 元幕内藤ノ川  大相撲

       大相撲の元幕内藤ノ川で、東海学園大教授の服部祐兒(はっとり・ゆうじ)さんが6日朝、がんのため大阪府茨木市の病院で死去した。64歳だった。西日本学生相撲連盟が発表した。葬儀は9日午前11時から大阪府吹田市桃山台5の3の10の公益社千里会館で。喪主は妻の圭子(けいこ)さん。愛知県出身。同志社大時代に学

    • 2025年6月7日
  • 出羽海部長「いい相撲を」/大相撲名古屋場所 新会場で事務所開き
    出羽海部長「いい相撲を」/大相撲名古屋場所 新会場で事務所開き

       大相撲名古屋場所(7月13日初日)がこけら落としとなるIGアリーナ(愛知国際アリーナ)で4日、日本相撲協会の先発事務所開きが行われ、同場所担当部長の出羽海理事(元幕内小城乃花)は、新設の会場について「本当に広い。お客さんも多く来るので、力士はいい相撲を取ってほしい」と期待感を示した。 日本出身で

    • 2025年6月5日
  • 元白鵬、相撲協会を退職 周囲の慰留も翻意せず  大相撲
    元白鵬、相撲協会を退職 周囲の慰留も翻意せず  大相撲

       日本相撲協会は2日、大相撲で歴代最多となる45度の優勝を遂げた元横綱白鵬の宮城野親方(40)=本名白鵬翔、モンゴル出身=が提出した退職願を9日付で受理すると発表した。宮城野部屋の力士は当面、伊勢ケ浜部屋が継続して預かる。宮城野親方は9日に東京都内で記者会見する見通し。相撲協会によると、同じ伊勢ケ

    • 2025年6月3日
  • 伊勢ケ浜親方「本人が望んだ」
    伊勢ケ浜親方「本人が望んだ」

       日本相撲協会の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)が2日、東京都江東区の伊勢ケ浜部屋で取材に応じ、元横綱白鵬の宮城野親方の退職について「本人が望んでいる。それはどうしようもならない。実績のある人。協会にとどまって、弟子の育成に当たってほしかった」と複雑な心境を語った。 退職理由は「視野を広げ、いろいろ

    • 2025年6月3日
  • 元白鵬「外から発展に貢献」
    元白鵬「外から発展に貢献」

       退職が決まった元横綱白鵬の宮城野親方は報道各社に対し、書面で「今後は日本の誇る相撲という文化をより広く、次の世代へと伝えていくため、日本相撲協会の外の立場から、その発展に貢献していく決意を固めた」などとコメントした。 モンゴル相撲の元横綱で、1968年メキシコ五輪のレスリングで銀メダルを獲得し

    • 2025年6月3日
  • 照ノ富士親方が伊勢ケ浜部屋継承
    照ノ富士親方が伊勢ケ浜部屋継承

       日本相撲協会は2日、東京・両国国技館で臨時理事会を開き、伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)が7月に65歳の定年を迎えることに伴い、部屋付きの照ノ富士親方(元横綱)が9日付で伊勢ケ浜部屋を継承することを承認した。宮城野親方(元横綱白鵬)は同日付で退職し、伊勢ケ浜親方は年寄「宮城野」を襲名。7月6日から再雇

    • 2025年6月3日
  • 元阿武咲「最高の相撲人生」  大相撲
    元阿武咲「最高の相撲人生」  大相撲

       大相撲の元小結で、昨年12月に現役引退した阿武咲(28)=本名打越奎也、青森県出身、阿武松部屋=の断髪式が1日、東京・両国国技館で行われた。同じ二所ノ関一門の横綱大の里ら約400人がまげにはさみを入れた。感極まる場面もあり、最後に師匠の阿武松親方(元幕内大道)に大いちょうを切り落とされた。あいさ

    • 2025年6月2日
  • 横綱 大の里が奉納土俵入り  大相撲
    横綱 大の里が奉納土俵入り  大相撲

       大相撲で75人目の横綱に昇進した大の里(24)=本名中村泰輝、石川県出身、二所ノ関部屋=の横綱推挙状授与式と奉納土俵入りが30日、東京都渋谷区の明治神宮で行われた。雨のため一般参拝客が入れない社殿内で実施。大の里は「(横綱の地位が)始まったんだなと思う」と実感を込めた。日本相撲協会の八角理事長(元

    • 2025年5月31日
  • 横綱昇進 対照的な師弟 遅咲き稀勢の里、大の里は最速  大相撲
    横綱昇進 対照的な師弟 遅咲き稀勢の里、大の里は最速  大相撲

       番付の頂点に上り詰めるまで師弟で全く異なる景色を見てきた。二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)は新横綱の弟子について「僕は一番遅く上がって、大の里は一番早く上がった」と実感を込めた。師匠は2017年初場所で最高位の座を手繰り寄せた。新入幕から73場所を要し、昭和以降で最も遅い昇進。一方、大の里は最速の

    • 2025年5月30日
  • 師匠が雲竜型伝授 大の里、純白の綱に責任感
    師匠が雲竜型伝授 大の里、純白の綱に責任感

       大相撲で75人目の横綱に昇進した大の里(24)=本名中村泰輝、石川県出身、二所ノ関部屋=が土俵入りで締める横綱の「綱打ち」が29日、茨城県阿見町の二所ノ関部屋で行われた。大関琴桜、高安ら同じ二所ノ関一門に所属する関取衆も参加。大の里が見守る中、太鼓に合わせた威勢のいい掛け声とともに3本の綱をより合

    • 2025年5月30日
  • 宮城野部屋 処遇を協議 6月2日に臨時理事会
    宮城野部屋 処遇を協議 6月2日に臨時理事会

       大相撲で昨年4月から当面閉鎖処分となっている宮城野部屋について、日本相撲協会が6月2日に臨時理事会を開き、今後の処遇を協議することが29日、協会関係者への取材で分かった。 宮城野部屋は元幕内北青鵬の暴力問題により、師匠だった宮城野親方(元横綱白鵬)と弟子らは伊勢ケ浜部屋に転籍している。宮城野親

    • 2025年5月30日
  • 川上の幕下/付け出し承認
    川上の幕下/付け出し承認

       日本相撲協会は29日、日大4年だった昨年の全国学生選手権個人で8強に入った川上竜昌(22)=追手風部屋=の幕下最下位格付け出し資格を承認したと発表した。 6月2日には、協会員を対象にSNS発信の危険性などについて講義する研修会が東京・両国国技館で開催される。

    • 2025年5月30日
  • 第二の故郷で発奮 大の里に特別な場所  大相撲
    第二の故郷で発奮 大の里に特別な場所  大相撲

       大相撲で28日、横綱大の里が誕生した。日本出身の新横綱は、大の里の師匠の稀勢の里(現二所ノ関親方)以来8年ぶり。「一層、身を引き締めて頑張りたい」と意気込みを語った。大の里にとって、親元を離れて中高6年間を過ごした新潟県糸魚川市は第二の故郷だ。退路を断つ覚悟だった。新潟・海洋高の相撲部で指導した田

    • 2025年5月29日
  • 二所ノ関親方「経験伝える」
    二所ノ関親方「経験伝える」

       大の里の師匠、二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)は伝達式での晴れ姿を見届け、「堂々とやっていた。非常にうまくいったのでは」と褒めた。 二所ノ関一門では初代若乃花、隆の里、稀勢の里と綱の系譜が保たれ、師匠から弟子へ4代続けて横綱が誕生。「部屋の理念、掲げてきたことがようやく一つ(果たせた)。また強い

    • 2025年5月29日
  • 大の里の一問一答「身を引き締めて」
    大の里の一問一答「身を引き締めて」

       新横綱大の里の主な一問一答は次の通り。 ―今の心境は。 本当にうれしい。これからがより一層、大事になってくると思うので、さらに身を引き締めて頑張りたい。 ―口上には大関昇進時と同じ「唯一無二」の言葉を入れた。 やっぱりこの言葉しかないと思った。当初は入れない予定だったが、自分はこの

    • 2025年5月29日
  • 横綱大の里、誕生 日本出身では8年ぶり「唯一無二の横綱を」 大相撲
    横綱大の里、誕生 日本出身では8年ぶり「唯一無二の横綱を」 大相撲

       日本相撲協会は28日午前、東京・両国国技館で大相撲名古屋場所(7月13日初日、IGアリーナ=愛知国際アリーナ)の番付編成会議と臨時理事会を開き、東大関大の里(24)=本名中村泰輝、石川県出身、二所ノ関部屋=の横綱昇進を満場一致で決めた。今年1月の初場所後に誕生した豊昇龍に続いて75人目。日本出身の

    • 2025年5月28日
  • 稽古第一 現代的なエッセンスも4代続けて横綱 令和の大横綱へ 下
    稽古第一 現代的なエッセンスも4代続けて横綱 令和の大横綱へ 下

       猛稽古の時代から、現代的なエッセンスも加えた環境への変化。横綱に決まった大の里の出世には、師匠から弟子へ4代続けて横綱を誕生させた二所ノ関一門の特長が浮かび上がる。師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)は「横綱になっても変わらず稽古をする。もっと増やして若手力士の見本に」と稽古第一の方針を貫く。一方

    • 2025年5月28日
  • 大の里の父、感慨深く
    大の里の父、感慨深く

       番付最高位にたどり着く快挙を、大の里の父、中村知幸さんは「頂点に手がかかる人間になった。すごい息子だと思う」と感慨深げに語った。 夏場所は初日と8日目に続き、千秋楽も石川から両国国技館に駆け付けて観戦。息子の確かな成長ぶりを目に焼き付けた。号泣した昨年夏場所の初優勝が最も印象的だと言うが、「そ

    • 2025年5月28日
  • 「横綱大の里」 あす誕生 横審が全会一致で推薦  大相撲
    「横綱大の里」 あす誕生 横審が全会一致で推薦  大相撲

       大相撲の横綱審議委員会(横審=大島理森委員長)は26日、東京・両国国技館で開かれ、日本相撲協会から諮問された東大関大の里(24)=本名中村泰輝、石川県出身、二所ノ関部屋=の横綱昇進について、全会一致で「推薦」の答申を出した。75人目の横綱誕生が事実上、決まった。相撲協会が28日に開く名古屋場所(

    • 2025年5月27日
  • 課題補う馬力 稽古で大の里に尽きぬ向上心 令和の大横綱へ 上
    課題補う馬力 稽古で大の里に尽きぬ向上心 令和の大横綱へ 上

       大相撲に新しい横綱が誕生する。「最速」の所要13場所で番付を駆け上がる大の里。令和の大横綱を目指す上での課題は何か。二所ノ関一門の初代若乃花、隆の里、稀勢の里に続く綱の系譜を受け継ぐ24歳を考察する。◇引く悪癖、改善急務大の里の課題について親方衆がこぞって口にするのは、当たって押し込めないと引

    • 2025年5月27日
  • 大の里 全勝Vならず 夏場所千秋楽 豊昇龍に屈する
    大の里 全勝Vならず 夏場所千秋楽 豊昇龍に屈する

       大相撲夏場所千秋楽(25日、東京・両国国技館)既に2場所連続4度目の優勝を決め、綱とりが決定的となった大の里は結びで横綱豊昇龍に屈して土がつき、自身初の全勝を逃した。豊昇龍は12勝。両関脇は大栄翔が大関琴桜を圧倒して2桁白星に到達したが、霧島は小結高安に敗れて4敗。琴桜は8勝どまり。小結若隆景は1

    • 2025年5月26日
  • スピード出世 綱とり 阻む壁薄く
    スピード出世 綱とり 阻む壁薄く

       大の里の横綱昇進が決定的となった一方、周囲は空前絶後のスピード出世を阻むことができなかった。師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)が昭和以降で最も遅い新入幕から73場所を要した綱とりの壁。弟子は余力を残し、難なく突破した。 千代の富士、北勝海の両横綱らとしのぎを削った元横綱大乃国の芝田山親方は「

    • 2025年5月26日
  • 豊昇龍 横綱の意地
    豊昇龍 横綱の意地

       ▽…豊昇龍が横綱の意地を見せた。大の里の強烈なもろ手突きを受け止め、右を差して左で上手も引く。右に回り込みながら上手ひねりで転がし、「気合が入っていた」。横綱昇進が決定的となった大器の全勝を阻止し、「させなくてよかった」と淡々と振り返った。 新横綱として臨んだ先場所を途中休場し、巻き返しを期し

    • 2025年5月26日
  • 霧島、若隆景に技能賞
    霧島、若隆景に技能賞

       大相撲夏場所の三賞選考委員会が千秋楽の25日に開かれ、関脇霧島と小結若隆景が技能賞に輝いた。敢闘賞は、38歳で2桁白星を挙げた佐田の海、11勝の安青錦が獲得。殊勲賞は該当者がいなかった。かっこ内は受賞回数。 ▽殊勲賞 該当者なし ▽敢闘賞 安青錦(2)佐田の海(3) ▽技能賞 霧島(4

    • 2025年5月26日
  • 若隆景 自信深める
    若隆景 自信深める

       ▽…若隆景は脇が甘くなった翔猿にもろ差しを果たし、危なげなく寄り切った。「充実した場所。下からの攻めを集中して取れた」。信条の相撲で6度目の技能賞を獲得した。 右膝の大けがを乗り越え、返り小結で12勝。大関候補として期待が懸かる。八角理事長(元横綱北勝海)は「精神的に言えば、今の方が強くなって

    • 2025年5月26日