般若心経とくそじじい 磯崎(いそざき)文盛(ぶんせい)
- 2024年2月10日
物事が起きた時に感じるストレスのレベルは人それぞれ違うと言われます。同じ出来事に対して平然としている人がいれば、受け流せたり、拒絶したりする人がいて、人の精神的な部分には気体、液体、固体という「物質の三態」と同じようなものがあるように感じます。 外に出れば必ずストレスと出合うような現代社会
物事が起きた時に感じるストレスのレベルは人それぞれ違うと言われます。同じ出来事に対して平然としている人がいれば、受け流せたり、拒絶したりする人がいて、人の精神的な部分には気体、液体、固体という「物質の三態」と同じようなものがあるように感じます。 外に出れば必ずストレスと出合うような現代社会
父親から銭湯を継いだのは44歳の時。最初は右も左も分からない状態だったが、先輩たちの助けを借りながら、地域の「インフラ」を守ってきた。還暦を越えた今もなお苫小牧浴場組合長として、町の発展を支え続けている。 高度経済成長期の真っただ中の1958年10月、広島村(現在の北広島市)で5人きょうだ
千歳・支笏湖氷濤(ひょうとう)まつりが多くの観光客でにぎわいを見せています。46回目となる今年は、支笏湖の水が織り成す青の世界「氷の美術館」として1月27日から30日間の開催となっています。 今年は、開幕に向けて多くの苦労がありました。例年だと11月中旬から作業に入りますが、会場となるエリ
―2023年を振り返って。 「新型コロナは5類に移行したが、決してコロナ前に戻ったというわけではない。当社もテークアウトできるファストフードは支持されているが、アルコールを提供する業態は厳しく、勝ち負けがはっきりとしている。ただ、ここ数年推し進めてきた製販一体型事業への構造転換は計画通りに
無心でろくろを回し、粘土の塊から大皿や花器などを生み出す。苫小牧市内で教室を開く「どろんこ陶友(とうゆう)会」の成田勇二会長(78)=美原町=は、制作だけでなく、作品の売上金の一部を市民文化芸術振興基金に寄付する活動にも取り組んできた。 陶芸に出合ったのは56歳の時。先に入会した妻を追い掛
苫小牧市は、北海道有数の工業地帯として、また、交通の要衝として広く知れ渡っています。普段何気なく過ごしていますが、樽前山、勇払原野、ウトナイ湖など、素晴らしい自然環境にも恵まれています。 苫小牧信用金庫は「地域との共生」を経営基盤の一つとしており、地域の皆さまの文化を継承する一助になればと
―2023年を振り返って。 「まだ影響はあるが、脱コロナに転換した1年だった。主力のホテル事業と新千歳空港発着便の機内食事業はどちらも回復基調。売り上げは22年度比でホテルが20%増、機内食が120%増になった。特に機内食事業は国際線が復活し、現在5社5路線で再開されている。ホテルも、イン
1月27日から今月3日まで、国民スポーツ大会(国スポ)冬季大会が苫小牧市で開かれた。国民体育大会から名称が変わって最初の大会で、苫小牧開催は2006年以来、18年ぶり。各競技で熱戦が繰り広げられた。 学生時代、アイスホッケーをしていた記者は06年大会に石川県代表として参加した。今大会は外側
―2023年を振り返って。 「売り上げはやや伸びたが、利益は少し低迷した。好調と不調の部門が分かれ、大きな赤字を出したプロジェクトや、価格転嫁がうまくいかなかったところが、利益を押し下げる要因になった。従来型のビジネスに依存し過ぎると、未来が開けないと実感している。また、人材確保の厳しさが
白老町地域おこし協力隊の一員、山岸奈津子さんを紹介します。40代のバリキャリウーマンで、星野リゾートの広報担当とフリーランス広報PRとして活動し、2022年の夏に白老へ来ました。私と同じ22年度に町地域おこし協力隊になったことから、移住仲間として時々情報交換をするなど仲良くさせていただいています。
小学生の頃、天文の分野に将来進むのもいいかも―と考えていた時期があり、よく星空を眺めていました。星の観察は、気温が低く、湿度が低い方が大気の透明度が高くなるため良くなると言われています。地元の北見市の冬はこの条件に当てはまりますので、寒空の下で見る星空は非常にきれいです。少し車で移動すれば、街灯の
現在は、外科手術から10年目を迎えました。学んだことは多々あり、体に良いことを取り入れながら過ごしています。 毎朝続けていることは、体重や体温測定、腹筋や腕立て伏せなどの体力維持運動、そしてラジオ体操などです。入院している時に「術後2日目より歩きなさい」という病院の指導があったことが、今に
白老町議会議員を10期、議長を2度務め、昨年10月で議員生活に区切りを付けた松田謙吾さん(81)。高度成長で人口が増え続けていた1979年4月に初当選。未来への夢と希望にあふれた昭和時代が続くと思えた時代だった。平成以降は人口減少が続き、町財政も厳しさを増している。まちの成長と減衰を目の当たりにし
―2023年を振り返って。 「物流業としては厳しさが目立つ年だった。さまざまな要因があるが、新型コロナ禍から回復していた22年の荷動きが、昨年は反動減になったことが大きい。急激な円安や物価高もあり、苫小牧港全体で自動車や石炭など主要品目の貨物量が軒並み減った。当社としても、物価高やエネルギ
偶数月での連載コラムなので、2024年最初の記事です。本年も皆さんと紙面を通じてお会いでき、うれしい限りです。野鳥を通じて胆振・日高の魅力を引き続きお伝えしていきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。 1月に入りまとまった雪が降り、「除雪で疲れた」という方も多いでしょう。雪が
くつろぎサロンLiensりあんというエステサロンを苫小牧市内に開業して4月で丸6年になります。今まで何度も、やめようか?やめた方が楽かも?と思っては、いやいや、もう少し頑張ろう!と思う繰り返しで続けてきたサロン。コロナ禍でサロンだけの収入では生活が不安なので、好きなこととできることで稼げることを増
自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を巡り、堀井学衆院議員(比例道代表ブロック)の記者会見を取材するため27日、登別市民会館に向かった。開始時間の1時間前に到着したが、多数の報道陣が建物内に集まっていた。 だが、堀井氏の秘書から、1時間半の予定だった会見時間を30分に、質問は1社2問まで
―2023年を振り返って。 「5月に新型コロナウイルスが『5類』に移行したことで、社会経済活動が緩やかに回復し、フェリーの旅客もコロナ前の19年比で約9割まで戻り、月によっては同じ水準だった。経済全般の状況が良ければ、今年はコロナ前に戻るのではないか。 一方、荷動きは全般的に若干減
2023年11月11日。自分はカーテンコールの照明の下で、観客の拍手を20年ぶりに受け止めていた。 さかのぼること約3時間前。キャストの体調不良により急きょ追加の代役を引き受け、本番に臨んでいた。冒頭のシーンに出るため舞台前方に座る。小劇場芝居の舞台ばかりに立っていた自分は、なぜだか客席が
苫小牧市の柏木町町内会で青少年対策部の部長をしています。 おととしまでの過去3年間は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で行事が全て中止になり、子どもたちに会えず寂しかったです。 昨年から4年ぶりにラジオ体操やバス旅行などの各種の催しを再開しました。1月には子ども新年会を開催し、餅
母はギターを持ってやって来た。 昨年始めたギターに母はのめり込んでいる。高校時代、僕が勉強を一切せずにギターばかり触っていた時には、ギターごと恨むような勢いで怒っていたが、今はひょっとすると僕よりも練習に注ぐ時間は長い。 1月に厚真町で開かれる小さなイベントの一つに、ギターを持ちよ
昨年4月、約20年間勤めた苫小牧市役所を退職し、仕事と私生活の両立支援や人材育成などを手掛けるコンサルタント会社を興した。 子育ても家事もお母さんがするのが当たり前―。そんな考えにとらわれ、ワンオペ育児と仕事の両立に苦しんだ過去。市職員の仕事は忙しくても充実していたが、「自分の経験を生かし
この季節にふさわしく、ちょっと寒さにまつわる話にしよう。 東ヨーロッパの社会主義の国々が民主化革命で揺れていた時期、国際列車を乗り継いで各国の実情を見て歩いた。パリ発の国際列車に揺られ、次の日に降り立ったのはブルガリアの首都、真冬のソフィア。そこが乗っていた列車の終着駅だった。間もなく日付
―2023年を振り返って。創業50年の節目だった。 「激動の1年だった。今も続くロシアのウクライナ侵攻は、大きな影響を及ぼしている。欧州から輸入している摩擦材原材料の合成繊維は、陸上輸送から航空輸送になり費用は大きくかさんだ。インフレにより鋼材価格の高騰もある。価格転嫁しているが、厳しい状
色鮮やかな花と美しい曲線を描く茎や枝に魅了される。田中弘美さん(82)=苫小牧市花園町=は慣れた手つきで一厘の花を生き生きとした姿へ変化させる。 生け花に出合ったのは18歳の時、就職先の会社にあった華道部に入部したのがきっかけ。「花が持つ色や香りは心や身体を元気にさせる。生ける瞬間は心が落
あなたは日ごろの生活で「老い」を感じることはあるだろうか。物忘れが増えた、おっくうなことが増えた、肌のはりが無くなったなど、一定の年齢以上になると、この質問に悩まずに答えられる人は少ないのではないだろうか。そして、最初に思いつく答えの多くはネガティブなものではないか。 反対に、老いたことに
年明け早々、身内の葬儀で宗谷管内浜頓別町を訪れた。これまで何度も訪れたことがあり、記者も以前、住んでいたことがある町だが、今回の訪問では驚く発見があった。 何気なく町を散策していたら、見慣れたマークが目に留まった。円を描き、その内部に横棒を書き入れた、苫小牧の市章だった。 「遠く離
「市民が健やかに生活できるよう手助けしたい」 昨年12月18日、苫小牧市東開文化交流サロン(東開町)で行われた健康講座。最後に参加者一人ひとりの血圧測定を終えると、そう力を込めた。 市内では珍しいフリーランスの保健師として、公共施設などで市民の健康指導に携わる。キャッチフレーズは「
新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。 旅行に行く際の楽しみとして、計画を立てることがあるかと思います。海外旅行ではツアーガイドの付いているものもありますが、私は大抵の場合は自分で計画を組むことにしています。特に現地に着いてからの交通手段を考えるのは、なかなか楽
「手に取って必要だと思ったら残して。触って『ときめく』かが大事」 昨年12月、苫小牧市新中野町のバー。ウイスキーボトルなどで雑然とした棚の整理を始めるに当たり、片付けコンサルタントを依頼してきた経営者の男性(41)に、そうアドバイスした。 著書「人生がときめく片づけの魔法」で知られ