• 内臓脂肪多いとコロナ重症化か
    内臓脂肪多いとコロナ重症化か

       内臓脂肪量の多さが新型コロナ重症化と関連することが分かったと、東京医科歯科大などの研究グループが発表した。  研究グループは、新型コロナで入院した患者250人を対象に、内臓脂肪量、皮下脂肪量、体格指数(BMI)と新型コロナ重症度などとの関連を検討。その結果、内臓脂肪量が多い人の重症化が見られ

    • 2023年7月27日
  • 98%がビタミンD不足
    98%がビタミンD不足

       東京都内で健康診断を受診した人のうち、98%がビタミンD不足の状態だったと、東京慈恵会医科大などの研究グループが発表した。  ビタミンDはカルシウムの吸収や骨の形成を促す働きを持ち、不足すると骨粗しょう症の発症や骨折のリスクが高まる。血中の基準濃度は1ミリリットル当たり30ナノグラム以上で、

    • 2023年7月27日
  • 多量飲酒で筋肉が損傷 アルコール筋症 消化器がん併存の恐れも
    多量飲酒で筋肉が損傷 アルコール筋症 消化器がん併存の恐れも

       多量飲酒により筋肉が障害を受ける「アルコール筋症」。あまり聞き慣れない病名だが、杏林大学医学部付属病院(東京都三鷹市)上部消化管外科の竹内弘久講師は「大量のアルコールを摂取する人には珍しくありません。消化器がんなどが併存する可能性があるので注意が必要です」と話す。  ▽筋肉痛や筋力低下に

    • 2023年7月27日
  • 仕事引退で、心疾患リスク低下
    仕事引退で、心疾患リスク低下

       仕事を引退した中高年者は心筋梗塞などの心疾患リスクが低下していたと、京都大大学院などの研究グループが発表した。  高齢者の就労は健康に良いとされてきたが、心疾患リスクとの関連についてはこれまで一貫した結果が示されていなかった。研究グループは、日本を含む35カ国で大規模調査に参加した50~70

    • 2023年7月27日
  • 座り過ぎで身体機能低下か 入院中の心臓疾患患者
    座り過ぎで身体機能低下か 入院中の心臓疾患患者

       心臓病の入院患者のうち、座ったり横になったりしている時間(座位行動)が長かった人は、短かった人に比べ退院時の身体機能が低かったと、神戸大学大学院などの研究グループが発表した。  研究グループは、2020年10月~22年7月に心臓リハビリテーションを受けた心臓病入院患者353人を、入院中の1日

    • 2023年7月25日
  • 100人に1人が「寛解」 糖尿病患者
    100人に1人が「寛解」 糖尿病患者

       日本人の糖尿病患者の95%を占める2型糖尿病の人のうち、約100人に1人は血糖値が改善し、薬が不要になる「寛解」状態に至っていたことが分かったと、新潟大大学院などの研究グループが発表した。  「一度発症すると完治しない」などと言われている糖尿病。研究グループは、1989~2022年に全国の糖

    • 2023年7月25日
  • 職場での差別、高血圧に関連
    職場での差別、高血圧に関連

       職場で差別を受ける頻度が多い人は、高血圧と診断されるリスクが高いと、米国の研究グループが発表した。  これまでの研究では、差別的な扱いによる社会心理的なストレスは、高血圧や脳卒中などのリスクに関連する可能性が指摘されていた。研究グループは、米国の中高年を対象とした研究の参加者で、もともと高血

    • 2023年7月25日
  • 自分で早く見つけよう 加齢黄斑変性症
とまこまい医報
    自分で早く見つけよう 加齢黄斑変性症 とまこまい医報

         加齢黄斑変性症は網膜の黄斑という部分に異常な老化現象が起こり、物がゆがんで見えたり、中心が暗くなったりして、視力が低下していく病気です。欧米人に多い病気で、かつては日本人に少ない病気でしたが、食事の欧米化により近年では日本人にも増えてきて問題となっております。  喫煙者に多く発症するこ

    • 2023年7月25日
  • 〈6〉 ◆高血圧と肥満 
食事と運動、服薬も
    〈6〉 ◆高血圧と肥満 食事と運動、服薬も

         認知症の12の危険因子のうち、3番目と4番目にご紹介するのは、高血圧と肥満です。12の因子を改善できれば、認知症の最大40%を予防したり遅らせたりできる可能性がありますが、このうち高血圧は2%、肥満は1%の効果があります。  高血圧は、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害が原因で生じる、血管

    • 2023年7月20日
  • 弱い刺激が肩凝り緩和か
    弱い刺激が肩凝り緩和か

       皮膚への弱い刺激が首や肩の痛みや不快感を和らげ、可動域を広げる可能性が示されたと、東京都健康長寿医療センター研究所などの研究グループが発表した。  慢性的な肩凝りの治療について、従来は痛みを起こすような強い刺激に関する検討が中心で、弱い刺激の効果を調べた研究は少なかった。  研究グルー

    • 2023年7月20日
  • かき過ぎの「汗荒れ」注意  小まめに汗抑え、保湿を
    かき過ぎの「汗荒れ」注意 小まめに汗抑え、保湿を

       蒸し暑さが増す季節。汗をかき過ぎたときに適切なケアをしないと、かゆみや痛みを起こす「汗荒れ」に見舞われることもある。症状やケアについて、専門家に聞いた。  よしき銀座クリニック(東京都中央区)の吉木伸子院長は「実は汗の成分には、乳酸や尿素など保湿成分が含まれ、天然の美容液とも言われています。

    • 2023年7月20日
  • 「超加工食品」、食事の質低下に関連
    「超加工食品」、食事の質低下に関連

       ソーセージや菓子パンに代表される「超加工食品」が、1日のエネルギー(カロリー)摂取量の3~5割を占めていることが分かったと、東京大の研究グループが発表した。  複数の食材を工業的に配合して製造された超加工食品は、脂質やナトリウムを多く含むが、食物繊維などが少なく、肥満や心血管疾患との関連が指

    • 2023年7月20日
  • 闘病記を容易に検索できるシステム
    闘病記を容易に検索できるシステム

       患者の療養生活の支えになる闘病記などの本を、インターネットで容易に検索できるシステムの運用を開始したと、奈良先端科学技術大学院大の研究者らが発表した。  病気の個人的な体験記はさまざまな表現で執筆されるため、書名や病名から検索する一般的な手順では、治療の状況、薬の副作用、家族や職場に関するこ

    • 2023年7月20日
  • 重い代謝異常のウォルマン病 乳児期に発症、早期発見重要
    重い代謝異常のウォルマン病 乳児期に発症、早期発見重要

         ウォルマン病は、脂肪の分解ができないために多臓器で障害が起きる重い代謝異常である。大阪市立総合医療センター(大阪市都島区)小児代謝・内分泌内科の山田勇気医長に話を聞いた。  ▽早期発見が難しい  細胞小器官の一つであるライソゾームの中には、老廃物を分解し、代謝を維持する多くの酵素

    • 2023年7月19日
  • 白内障、手術で改善期待 40代以上は1度健診を
    白内障、手術で改善期待 40代以上は1度健診を

       年齢を重ねるほど発症率が上がる白内障。主な原因は加齢で、60歳を超えると発症率が高くなり、70歳代では約8~9割、80歳以上ではほぼ全員に生じている。  高齢者の代表的な目の病気と思われがちだが、糖尿病やアトピー性皮膚炎、強度近視などがあると白内障を合併しやすい。筑波大学付属病院(茨城県つく

    • 2023年7月18日
  • 納豆菌で寿命が延びる?
    納豆菌で寿命が延びる?

       納豆菌の摂取により寿命の延伸とストレス耐性の向上が期待できることが、線虫を用いた実験で示されたと、大阪公立大などの研究グループが発表した。  研究グループは、三大納豆菌の一つである宮城野菌由来の納豆菌株を与えた線虫と、標準餌の非病原性大腸菌OP50を与えた線虫を比較する実験で、寿命などに及ぼ

    • 2023年7月18日
  • 末期腎不全のリスク高く 要介護高齢者
    末期腎不全のリスク高く 要介護高齢者

       日常生活の活動レベルが下がり、新たに要介護認定された高齢者は、透析が必要な末期腎不全のリスクが高いことが分かったと、大阪大の研究グループが発表した。  研究グループは、大阪府寝屋川市に在住する高齢者のうち、2012年9月~17年3月に新規に要介護認定された7873人と、認定されていない3万9

    • 2023年7月18日
  • 聴力低下で孤独感 要介護とも関連
    聴力低下で孤独感 要介護とも関連

         加齢により聴力の低下した高齢者が孤独を感じていると、新たに要介護状態になるリスクが高まることが分かった、と国立長寿医療研究センターなどの研究グループが発表した。  これまでの研究では、高齢者の孤独と要介護の発生との関連や、聴力低下とフレイル(心身の虚弱状態)などとの関連性は報告されてい

    • 2023年7月18日
  • 爪白癬と爪乾癬
    爪白癬と爪乾癬

       爪白癬(はくせん)と爪乾癬(かんせん)は、ともに爪が濁ることが多い病気だが、見た目だけでは判別しにくい。患者数は爪白癬の方が圧倒的に多いが、慶応大学医学部皮膚科の斎藤昌孝非常勤講師は「爪白癬だと思い込んでいる患者の中には、爪乾癬が疑われるケースも含まれます。気になる症状がある場合は、早めに皮膚科を

    • 2023年7月13日
  • 抗リウマチ薬、半減しても有効
    抗リウマチ薬、半減しても有効

       関節リウマチ(RA)の治療で、抗リウマチ薬として使われる基本薬「メトトレキサート(MTX)」と生物学的製剤の2剤を併用した場合、MTXの量を半分に減らしても有効性は変わらなかったと、慶応大などの研究グループが発表した。  関節の腫れや痛みを伴うRAはまずMTXで治療し、効果が得られない場合は

    • 2023年7月13日
  • ビタミンDサプリががん死亡抑制
    ビタミンDサプリががん死亡抑制

       ビタミンDサプリメントを毎日摂取した人では、がんの死亡率が12%低かったと、東京慈恵会医科大やドイツがん研究センターなどの国際研究グループが発表した。  世界では毎年、2000万人近くががんを発症し、死亡者は1000万人に上る。がん患者ではビタミンDが欠乏している割合が多いとされることから、

    • 2023年7月13日
  • 適度な飲酒で腎臓病リスク低下
    適度な飲酒で腎臓病リスク低下

       適量飲酒者は腎機能低下リスクが低く、大量飲酒者ではタンパク尿リスクが上昇していたと、大阪大の研究グループが発表した。  大量飲酒が腎臓病に及ぼす影響を評価した報告は少ないため、研究グループは、アルコール摂取量と腎臓病リスクの関連を検討した11研究(計1463万4940人対象)のデータを解析し

    • 2023年7月13日
  • 都道府県別の平均寿命,喫煙率と関連
    都道府県別の平均寿命,喫煙率と関連

       喫煙者の割合が多い都道府県ほど平均寿命が短いことが分かったと、和歌山県立医科大の研究グループが発表した。  研究グループは、厚生労働省のデータベースから2015年に特定健診を受けた40~74歳の男女約2700万人のデータを収集し、都道府県ごとの喫煙者の割合と平均寿命、がんによる死亡率、全死因

    • 2023年7月11日
  • 暑さによる頭痛 片頭痛の人は要注意
    暑さによる頭痛 片頭痛の人は要注意

       片頭痛のある人は、炎天下に出歩くと頭が痛くなりがち。その原因と対処法について、富士通クリニック(川崎市)頭痛外来の五十嵐久佳医師に話を聞いた。  ▽暑さが引き金になる片頭痛  頭痛は大きく2タイプに分かれる。一つは、片頭痛や緊張型頭痛などの疾患、もう一つは、くも膜下出血や脳腫瘍など他の

    • 2023年7月11日
  • 糖尿病患者の眼科受診率50%未満
    糖尿病患者の眼科受診率50%未満

       糖尿病患者は血糖値が高い状態が続くため、網膜症などの合併症リスクが高いにもかかわらず、眼科受診率は50%にも満たないことが分かったと、国立国際医療研究センター研究所などの研究グループが発表した。  日本では糖尿病患者に対し、網膜症診断に必要な眼底検査を年1回行うことを推奨しているが、受診率の

    • 2023年7月11日
  • 「マイクロスリープ」が頻発  居眠り運転事故の直前1分間
    「マイクロスリープ」が頻発 居眠り運転事故の直前1分間

       トラック運転者の居眠り運転事故直前に、15秒以内の睡眠「マイクロスリープ」が頻発していることが、広島大学大学院医系科学研究科(広島市)の研究で分かった。睡眠医学寄付講座の塩見利明教授と熊谷元准教授に話を聞いた。  ▽ドラレコ分析は初めて  トラックの死傷事故で主な原因の一つとされるのが

    • 2023年7月6日
  • 地中海食、低脂肪食で死亡リスク低下
    地中海食、低脂肪食で死亡リスク低下

       心血管疾患のリスクが高い人に対し、地中海食や低脂肪食の摂取を指導することで、死亡や心筋梗塞のリスクが低下したと、国際共同研究グループが発表した。  研究グループは、心血管疾患の危険因子を持つ人を対象に、地中海食、低脂肪食などの食事療法が、死亡や心血管疾患のリスクに及ぼす影響を調べた試験のうち

    • 2023年7月6日
  • がん 「自宅で最期」、生存期間縮めず?
    がん 「自宅で最期」、生存期間縮めず?

       がんが大きくなったり転移したりしている状態の進行がん患者では、終末期を自宅で過ごすことが生存期間を縮める可能性は低いと考えられると、筑波大の研究グループが発表した。  研究グループは、進行がん患者のうち、2017年7~12月に自宅で訪問診療を受けた988人と、同年1~12月に国内23カ所の緩

    • 2023年7月6日
  • 動脈硬化症 善玉コレステロールの減少が原因か
    動脈硬化症 善玉コレステロールの減少が原因か

       動脈硬化症の主な原因は、悪玉コレステロールの増加ではなく善玉コレステロールの減少である可能性が示されたと、秋田県立大などの研究グループが発表した。  アテローム(脂質や繊維質など)の蓄積は動脈硬化症の原因の一つとされるが、アテロームの形成には特に「悪玉」と呼ばれるLDLコレステロールの増加が

    • 2023年7月6日
  • -11- 手話や感情を表す効果も 効果的な「手遊び歌」
    -11- 手話や感情を表す効果も 効果的な「手遊び歌」

       私が子どもと療育園に通い始めた時、最初に親として教わったのは、歌やリズムに合わせて手を動かす「手遊び歌」でした。手遊び歌は、子育てや療育にとって大事な要素が多く含まれています。  しかし当時、私は刑事を辞めてまだ半年しかたっておらず、手遊び歌の大切さを理解していませんでした。保育室でママ友、

    • 2023年7月5日