老舗和菓子店「廃業か…」 創業110年超、肩落とす3代目―能登地震・石川県珠洲市
- 2024年2月2日
「廃業だよ。つぶすしかない」。石川県珠洲市の老舗和菓子店「多間栄開堂」3代目、多間俊夫さん(72)は能登半島地震で損傷した店舗兼住宅を見詰め、半ば諦めたように語った。変わり果てた街の姿に「菓子どころではない」と肩を落とす。 多間栄開堂は明治時代に創業。110年を超える歴史があり、梅の花の形を
「廃業だよ。つぶすしかない」。石川県珠洲市の老舗和菓子店「多間栄開堂」3代目、多間俊夫さん(72)は能登半島地震で損傷した店舗兼住宅を見詰め、半ば諦めたように語った。変わり果てた街の姿に「菓子どころではない」と肩を落とす。 多間栄開堂は明治時代に創業。110年を超える歴史があり、梅の花の形を
羽田空港で日本航空と海上保安庁の航空機が衝突炎上した事故は2日で発生から1カ月となった。国土交通省は管制官が「ナンバーワン」などと出発の順番を航空機に伝える運用を当面見合わせるなど緊急対策を打ち出したが、現役パイロットからは「有益な情報」という意見も上がる。有識者会議も今夏までに中間取りまとめを公
政府は1日、首相官邸で「能登半島地震復旧・復興支援本部」(本部長・岸田文雄首相)の初会合を開いた。首相は被災者支援として、高齢者世帯に最大300万円の支給を検討する考えを表明。新たな制度により、高齢者がいる世帯には最大600万円の支給が可能になる。 被災者生活再建支援金は住宅の被害程度に応じ
サッカー日本代表の伊東純也選手(30)=フランス、スタッド・ランス=から性加害を受けたとして、女性2人が大阪府警に告訴状を提出し、1日までに受理された。一方、伊東選手側も女性2人に対する虚偽告訴容疑で府警に告訴状を提出し、受理されたことが同日、捜査関係者への取材で分かった。 捜査関係者による
苫小牧市大町の老舗バー「オー・ド・ビー」のマスター鴻野裕征さん(83)が1月31日を最後に店を閉め、自身も引退を決めた。飲食業界に入って60年を超え、店づくりから提供する酒や料理まで、丁寧な仕事ぶりで常連客に愛されてきた。鴻野さんは「大切な思い出もたくさんある。本当に感謝している」と話した。
苫小牧市樽前の錦大沼公園で1日、今季のワカサギ釣りが解禁となり、初日から防寒着に身を包んだ太公望でにぎわいを見せた。 昨年の解禁日(2月3日)よりも2日早い。1日午前の苫小牧の最低気温は平年より2・3度高い氷点下6・3度。時折、雪が降る中、無料開放された一角に早朝から常連など30人ほどが訪
第78回国民スポーツ大会冬季大会スケート競技会・アイスホッケー競技会(国スポ)の開催に合わせ、各競技会場にしばれ焼きコーナーが期間限定で登場した。屋外に並べたドラム缶のこんろでジンギスカンを焼く苫小牧名物で、1月31日も全国から集まった選手団や観客らがラム肉を頬張った。 苫小牧市の冬を彩る
苫小牧市日吉町のパン製造販売「アルドール」は1日から、バレンタインデーにちなんだ期間限定商品2種類を販売している。「自分へのごほうびにも大切な人へのプレゼント用にもぴったりな商品」とPR。販売は14日までを予定しているが、売り切れ次第終了となる。 「カップDE(で)ケーキ」(380円)はプ
【新型コロナウイルス】 ▽1月31日から学年閉鎖 苫小牧錦岡小学校(4日まで)
1月31日午後5時35分ごろと午後6時10分ごろ、JR千歳線沼ノ端―植苗駅間で、東室蘭発札幌行き特急すずらん9号(5両編成)が相次ぎシカと衝突した。乗客乗員にけがはなかった。 JR北海道によると、乗務員による車両点検で異常が見つからなかったため、運転を再開させたが苫小牧発手稲行き普通列車を
昨年11月に出張先で倒れ、自宅療養していた苫小牧市の岩倉博文市長が1日、約3カ月ぶりに市役所に登庁した。つえを突きながらも自らの足で歩き、倒れる前と変わらぬ表情で報道陣にもあいさつ。市役所5階の市長室に入り、各部との打ち合わせを行った。当面はリハビリの一環で1日1~2時間程度、内部で打ち合わせを続
苫小牧市糸井のパン菓子製造三星は2、3両日、節分の恵方巻きに見立てたロールケーキ「恵方巻ロール」(1300円)を市内外全25店で販売する。 ふわふわのココアスポンジがのりを、中に入れたキウイやイチゴ、ミカン、洋なしの果物が海鮮の具材をそれぞれイメージさせる商品。長さは15センチで、断面は縦
石川県を中心に大きな被害をもたらした能登半島地震は1日、発生から1カ月を迎えた。空港や一部学校の再開など、復興に向けた足音が聞こえ始めたが、各地で断水が続き、生活インフラは整っていない。再起を決意し地元に残る人、後ろ髪を引かれつつ県外に避難した人。思いはそれぞれだが、ふるさと再建の道は険しい。
新千歳空港の出入国に関する課題を議論するワーキンググループ(WG)の初会合が1月31日、同空港国際線ターミナルビルで開かれた。これまであった二つのWGを統合し、出入国手続き(CIQ)や地上支援業務(グランドハンドリング)などを担う団体や企業など30機関で構成。インバウンド(訪日客)の増加などを見据
函館税関千歳税関支署がまとめた新千歳空港の貿易概況によると、昨年12月の輸出入総額は前年同月比93・2%増の43億6300万円で、前年実績を4カ月連続で上回った。 輸出は23%減の14億1000万円で、4カ月ぶりのマイナス。一般機械が39・1%減の1億7300万円で、米国やイタリア向けのベ
今週続開中の第78回国民スポーツ大会冬季大会スケート・アイスホッケーは終盤戦で、都道府県選手団の1700人超が苫小牧に集い、競技に力を注ぐ。前身の国民体育大会(国体)時代から数えて当地6回目の大イベントがたけなわだ。 第2次大戦後に始まった国体スケート・アイスホッケー大会は1950年に初め
苫小牧市出身の歌手で、Wカレー(カレーラーメンとホッキカレー)のPRアンバサダーを務めるキャンドールキーさんが1月30日、苫小牧東小学校(柴田知巳校長)を訪れた。市内の中部・西部にある小中学校の給食にカレーラーメンが提供されるのに合わせた訪問で、児童たちと一緒に豪快に麺をすすった。 カレー
茶道裏千家淡交会苫小牧支部(遠藤連支部長)は1月28日、今年最初の茶会「初点(はつだて)」を苫小牧市民活動センターで行った。会員ら約120人が初春のすがすがしい雰囲気の中、茶を味わった。 同支部の石﨑宗香さんが進行を担当。「寿」の掛け軸や茶器の説明が行われ、長寿を祈って作られた新年の縁起物
表千家同門会道南支部(支部長・永井承邦樽前神社宮司)は1月28日、苫小牧市内のホテルで新年最初の茶会「初釜」を行った。和装の会員や来賓ら約70人が出席。掛け軸の禅語「仙雲擁壽山」や茶器について説明を受けた後、和やかに濃茶と薄茶を堪能した。 同支部は胆振日高管内や千歳市などの会員約100人で
認定こども園おとわ(苫小牧市音羽町)の教諭らを対象に1月29日、多文化共生講座が開かれた。市未来創造戦略室の白崎美緒主事と、アメリカ出身の国際交流員ハニック・リリーさんが同園を訪れ、多様な文化や国籍を持つ人たちとのコミュニケーションについて考えた。 同園には日本語がほとんど話せない園児が3
白老町緑丘で花の雑貨店「jill’s garden(ジルズ・ガーデン)」を経営する西村由佳さん(34)は、苫小牧市末広町の苫花地方卸売市場で12日に初めて開かれる男性対象のフラワーアレンジメント講座で講師を務める。催事などで同市場と関わりがあり、依頼された。「花を暮らしに取り入れる機運を、老若男女
むかわ町の鵡川高校(柳本高秀校長)で3年生の大捕埜碧さん(17)が群馬県の高崎経済大学、佐藤曖梨さん(17)が旭川市立大学にそれぞれ合格した。2人とも吹奏楽部に所属し、全国大会に出場するなど学業と部活動を両立させて希望をかなえた。同校によると、国公立大学合格者の輩出は3年連続となる。 進路
胆振地域選出の道議を9期36年務め、道議会議長(2003年5月~05年6月)も経験した白老町大町の神戸典臣氏(84)の旭日中綬章(地方自治功労)と北海道社会貢献賞受賞を祝う会が1月30日、町内の飲食店で開かれた。 関係者約40人が出席し、叙勲を祝う会発起人代表の熊谷威二氏が「(神戸氏の)人
安平町教育委員会は、3月3日、町スポーツセンターせいこドームで開催する、長靴ホッケーをアレンジした氷上競技「アイスゲット大会」の出場チーム(小学生の部8チーム、一般の部=中学生以上6チーム)を先着で募集している。 アイスゲットは、冬の運動不足の解消を目的として旧早来町時代に生まれた軽スポー
アイヌ民族文化財団は3~11日、白老町若草町の民族共生象徴空間(ウポポイ)で冬季イベント「スノーパークinウポポイ~雪の広場~」を開く。PRキャラクター「トゥレッポん」の雪像やアイヌ民族と北方諸民族ついて学ぶコーナー、イラマンテ(狩猟)を主題とした講演や体験などの特別プログラムを楽しめる。
白老牛銘柄推進協議会(岩崎考真会長)は、コロナ禍で2019年度以降中止していた「白老牛肉まつり」を6月1、2両日、白老駅北商業観光ゾーン(ポロトミンタラ)で開催することを1日までに発表した。 今年は町制施行と島根県からの和牛導入から70周年の節目でもあり、記念事業と位置付け「復活!!!20
北海道電力(齋藤晋社長)は1月31日、2023年度第3四半期(4~12月)決算を発表した。売上高は前年同期比9・9%増の6855億8100万円。燃料価格や卸売電力市場価格の低下に伴う燃料費等調整額の減少はあるものの、電気料金値上げに加え、卸販売量の増加に伴う他社販売電力量の増加などにより、前年同期
札幌市中央区の北3条広場「アカプラ」前に1日、屋外スケートリンクがお目見えした。昨年2月に続き2度目の開設。「スマイルリンクさっぽろ」の名称で14日までの2週間、一般開放される。 札幌市や札幌観光協会、北海道文化放送などでつくるスマイルリンクさっぽろ実行委員会(鶴井亨会長)が主催。市中心部
(2日) 苫小牧(職務代理者) 東京出張。 千 歳 午後6時、市町内会連合会新年交礼会(ホテルグランテラス千歳)。 白 老 午前9時、新年度予算査定。 安 平 午前10時、議会日程調整会議。正午、追分高校学習発表会(追分公民館)。 厚 真 午後4時30分、子ども子育て
北海道財務局は1日、最近の道内経済情勢(1月判断)を発表した。総括判断は2期連続で「緩やかに持ち直している」とし、前回(昨年10月判断)から据え置いた。主要項目別では、企業の景況感を昨年1月判断以来、4期ぶりに下方修正した。 先行きについては「雇用・所得環境が改善する下で、各種政策の効果も