▷3 白老青年会議所 岩崎考真理事長 子どもが誇れる郷土に
- 2020年7月8日
白老町の人口減少が急速に進んでいる。若者は都会へと流出しており、このままだとまちが活力を失い、機能しなくなってしまうのでは―と心配している。こうした中で、ウポポイが地元で開業するのは非常に明るい話題だ。ウポポイ見学で多くの観光客が白老を訪れることが予想され、このチャンスを十分に生かすべきだと考える
白老町の人口減少が急速に進んでいる。若者は都会へと流出しており、このままだとまちが活力を失い、機能しなくなってしまうのでは―と心配している。こうした中で、ウポポイが地元で開業するのは非常に明るい話題だ。ウポポイ見学で多くの観光客が白老を訪れることが予想され、このチャンスを十分に生かすべきだと考える
―ウポポイで働くきっかけは。 「親が日常的にカムイノミ(儀式)などアイヌ文化の伝承活動に取り組み、子どもの頃から自然と参加していました。大人になってから儀式に参加していると、周りから質問されるようになりましたが、アイヌ文化を深く知らないことに気が付きました。伝承者(担い手)育成事業に参加し、旧
―ウポポイで働くきっかけは。 「高校卒業後に旧アイヌ民族博物館に就職し、アイヌ文化に初めて関わりました。私はアイヌ民族の血が入っているわけでもなく、アイヌ文化を深く知らずに育ったので、何か強みというか得意なものを―と、先輩から歌や踊り、楽器の演奏、刺しゅうや着物の仕立てを教わってきました。ウポ
白老町は、民族共生象徴空間(ウポポイ)が開業する12日から駅北観光商業ゾーン(ポロトミンタラ)でロングランイベントを展開する。10月11日までの毎週土・日曜日と祝日に、白老で生産された野菜や地元銘菓を販売したり、音楽ライブなどのイベントを計画する。同じ会場で同日から道が企画した物販やアイヌ文化発信
12日に開業する白老町のアイヌ文化発信拠点・民族共生象徴空間(ウポポイ)は、新型コロナウイルス対策の一環で、体験交流プログラムを再構築した。工芸品の制作や楽器の演奏など「密」につながる体験の実施は見送り、実演や解説など「見る」「聞く」を中心に展開する。施設ごとに入場制限や所要時間を徹底させ、ソーシ
白老町の民族共生象徴空間(ウポポイ)の入場券販売が7日、インターネット上でスタートした。ウポポイを管理運営するアイヌ民族文化財団は、公式ホームページ(HP)に手続きなどの詳細を掲載している。 新型コロナウイルスの感染予防策で入場者数を制限し、密閉、密集、密接の「3密」を回避するため、入場の
白老町の駅北観光商業ゾーン(ポロトミンタラ)にある観光インフォメーションセンターが土産物の食品の販売を始めた。物販コーナーにはシイタケ、たらこ、白老牛など地元食材を使用した加工食品や、アイヌ民族の食文化にちなんだ商品が並び、売れ行きを伸ばしている。センターを運営する白老観光協会は、民族共生象徴空間
かつてアイヌ民族のコタンがあった白老は、アイヌ文化と深い関わりのあるまちだ。町としても文化振興に取り組んできたが、アイヌ民族の尊厳回復、文化復興のナショナルセンターが白老に誕生したことは誠に喜ばしい。日本の先住民族について白老から世界へ発信する拠点ができたという意味でも、このまちにとって千載一遇の
赤羽一嘉国土交通相は4日、開業を12日に控えた白老町のアイヌ文化発信拠点、民族共生象徴空間(ウポポイ)を視察した。新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ「北海道の観光関連事業は大変、苦労している。(ウポポイ開業が)大きな起爆剤になれば」と期待を寄せた。 赤羽氏は鈴木直道知事らと訪れ、国立アイ
白老町のアイヌ文化発信拠点、民族共生象徴空間(ウポポイ)は新型コロナウイルス感染予防策で、入場の事前予約制を導入する。手続き内容などの詳細を公表した上、7日午前10時からインターネット上で入場券販売を始める。 密閉、密集、密接の「3密」を避けるための対応。入場希望者は日付指定で事前に入場券
白老町で12日開業予定のアイヌ文化発信拠点・民族共生象徴空間(ウポポイ)を今年度の修学旅行先として予約する学校が相次いでいる。施設を管理運営するアイヌ民族文化財団によると、6月30日現在の予約数は小中学校と高校を合わせて576校に上り、予想以上の申し込みの動きとなった。アイヌ民族をテーマにした国内
登別市・白老町観光連絡協議会(会長・小笠原春一登別市長)は、白老町で12日に開業するウポポイへの誘客促進など2020年度事業計画を立てた。 今年度の事業は6月30日に登別市内で開いた通常総会で決めた。ウポポイ誘客促進事業として今月中旬、JR札幌駅西コンコースの電子看板を活用してウポポイPR
―ウポポイで働くきっかけは。 「壮瞥町で両親が民芸店を営み、父は熊彫り(木彫り熊制作)、母は踊りをしている中で育ちました。若い頃はアイヌであることに向き合うことはなく、むしろ避けてきました。30代の時に知里幸恵銀のしずく記念館(登別市)の館長、故横山むつみさんと出会い、今までの考えが変わり
胆振総合振興局は、白老町でアイヌ文化発信拠点・民族共生象徴空間(ウポポイ)がオープンする12日から、「いぶりウポポイ ウェルカムキャンペーン」と銘打ったイベントを展開する。白老町や苫小牧市など胆振管内の飲食店や観光施設などにウポポイ入場券を提示すると、料金の割引サービスといった特典が受けられる。9
白老町は3日、観光振興拠点・駅北観光商業ゾーン(ポロトミンタラ)の環境整備に貢献したとして苫小牧広域森林組合(本所むかわ町穂別、小坂利政組合長)と、木材保存薬剤メーカー・コシイプレザービング(本社大阪市、神谷直秀社長)に感謝状を贈った。 森林組合は地域貢献でポロトミンタラに高さ3メートル幅
白老ライオンズクラブ(白老LC、戸田克利会長)は3日、ウポポイの12日開業を記念し、ウポポイ近くにあるポロトミンタラでサクラを植えた。 植樹活動は、ウポポイ見学で白老に訪れる人たちをおもてなしの心で迎えようという企画。ピンクのジャンパーに身を包んだ白老LCメンバー約20人と戸田安彦町長が参
アイヌ文化発信拠点・民族共生象徴空間(ウポポイ)の12日オープンを前に、地元白老町の大町商店街などの各店舗にアイヌ文様風デザインを取り入れたユニークな看板が設置された。 店舗看板の設置は、白老商業振興会(久保田修一理事長)が企画。ウポポイ見学で来町した観光客に”アイヌ文化のまち
新ひだか町の幌村建設(幌村司社長)は2日、同社が工事に携わった白老町のアイヌ文化発信拠点・民族共生象徴空間(ウポポイ)にアカエゾマツ20本を寄贈した。 同社は2017年から19年度にかけてウポポイの土地造成や国立民族共生公園の整備など外構工事を行った。3年にわたる工事は今春完了し、ウポポイ
白老町で12日に開業するアイヌ文化発信拠点・民族共生象徴空間(ウポポイ)の職員らを対象にした救急講習が1日から始まった。職員らは5日にかけて町消防本部から心肺蘇生法などを学び、来場者の万が一に備える。 救急講習は、ウポポイを運営するアイヌ民族文化財団職員や、飲食・物販のテナント店従業員ら約
アイヌ文化発信拠点・民族共生象徴空間(ウポポイ)開業を見据え、白老町が4月1日にJR白老駅北側に開設した観光インフォメーションセンターの来館者数が1万人を突破した。特に地元の事業所や団体が作ったアイヌ文様デザインの商品など、物販を始めた5月28日以降、来館者が増加。7月12日のウポポイ開業を控え、
赤羽一嘉国土交通相が19日、アイヌ文化発信拠点・民族共生象徴空間(ウポポイ)を7月12日に開業すると発表したことを受け、2度にわたる延期で先行き不安を強めていた地元白老町では、ようやくオープン日が見えたことに安堵(あんど)する声が広がった。新型コロナウイルスの影響で当初の4月24日開業から大きくず
白老観光協会が駅北観光商業ゾーン(ポロトミンタラ)の観光インフォメーションセンターなどで扱うオリジナル傘の売れ行きが好調だ。傘の生地にアイヌ文様をデザインした品で、これまでに50本ほど売れた。観光協会は「白老に根付くアイヌ文化をアピールしたい」と販売に力を入れている。 雨傘は、観光協会が運
白老町が主催したアイヌ文化発信拠点・民族共生象徴空間(ウポポイ)の町民内覧会は、9日から14日の期間中に約1600人の参加を数えた。オープンに先立って地元住民に公開された国立アイヌ民族博物館などを見学した参加者からは、「アイヌ文化の多様性を伝えようという意気込みが伝わる」「施設が立派で白老に自慢の
白老町のアイヌ文化復興拠点・民族共生象徴空間(ウポポイ)で9日に始まった地元町民向け内覧会では、中核施設・国立アイヌ民族博物館の展示物が初公開された。基本展示室にはアイヌ民族の生活道具や文献など約700点の資料を展示し、自然との共生で育んだ文化を今に伝えている。 同博物館はアイヌ民族を主題
白老町が一般町民を対象に11~14日に行う民族共生象徴空間(ウポポイ)内覧会で、参加の申し込み人数は1291人を数えた。 一般町民向け内覧会で町は、11、12日に各300人、13、14日に各1000人程度の受け入れ枠を設定。実施に向けて8、9両日、白老コミュニティーセンターで参加人数と希望