【ワシントン時事】米下院は7日未明(日本時間同日午後)、議長選出のための通算15回目の投票を行い、多数派を握る共和党のマッカーシー院内総務を選出した。同党右派グループ約20人の造反が続いた影響で、決着に足かけ5日を要する異例の議長選となった。
最終投票結果はマッカーシー氏が216票、民主党議長候補のジェフリーズ院内総務が212票、白票が6票だった。
定数435の下院では、議長選出に有効票の過半数が必要。多数派政党から1回の投票で選出されることが一般的で、15回も要したのは、44回の投票を実施した1859年の議長選以来164年ぶりだ。