北山、課題修正し好投 先発争いでアピール 日本ハム プロ野球

北山、課題修正し好投 先発争いでアピール 日本ハム プロ野球
力投する日本ハムの北山=17日、エスコンF

 日本ハムの先発ローテーション争いで明暗が分かれた。この日登板した先発候補はバーヘイゲンと北山。刻々と開幕が近づく中、結果を出したのは3年目の北山だった。

   四回から登板し、巨人打線に対して速球で押した。球速は常時150キロを超え、4回3安打1失点。前回登板では四球を五つ与えたものの、今回は一つだけ。「修正をすることができた。低めに強いボールを投げられた」。課題だった制球が安定し、手応えを口にした。

   一方で、先発したバーヘイゲンは2回4失点(自責点2)。米大リーグのカージナルスで昨季60試合に登板した右腕は、調整不足を露呈してしまった。

   オープン戦はあと5試合。既に4人がローテ入りを決めており、若手有望株の根本、下手投げの鈴木らも残り少ない枠を狙っている。「最後の1枠は(オープン戦の)最後の週を見て決める」と建山投手コーチ。激しい競争は開幕直前まで続く。