一定量の抗酸化物質(ビタミンC、ビタミンE、βカロテン)の摂取で、2型糖尿病のリスクが低下することが分かったと、スウェーデンの研究グループが発表した。
研究グループは、2023年5月までに発表された、抗酸化物質の摂取量や血中濃度と2型糖尿病リスクとの関連を検討した論文40件を解析した。
その結果、食事からの抗酸化物質摂取と糖尿病リスクの低下に関連が示された。最も発症リスクを下げる一日の摂取量は、ビタミンCが70ミリグラム、ビタミンEが12ミリグラム、βカロテンが4ミリグラムだった。それ以上増やしてもさらなるリスク低下は認められず、サプリメントからの摂取でも低下しなかった。
(メディカルトリビューン=時事)