厚真神社再建へ有志立ち上がる インターネットで寄付金呼び掛け
- 2020年3月16日
胆振東部地震で社殿や社務所が全壊した厚真町新町の高台にある厚真神社の工事がようやく始まった。来年夏の完成を目指す一方で、建て直しには多額の費用が掛かるため、120年以上にわたる歴史ある神社を守ろうと立ち上がった「厚真神社復旧復興奉賛会」は、町内の事業所回りやインターネットを使うなどして多方面からの
胆振東部地震で社殿や社務所が全壊した厚真町新町の高台にある厚真神社の工事がようやく始まった。来年夏の完成を目指す一方で、建て直しには多額の費用が掛かるため、120年以上にわたる歴史ある神社を守ろうと立ち上がった「厚真神社復旧復興奉賛会」は、町内の事業所回りやインターネットを使うなどして多方面からの
安平町は、2018年9月に発生した胆振東部地震で被災した追分柏が丘地区で土砂崩れなどの危険性があった斜面の補強工事を完了し、安全が確保されたとして、4世帯5人の避難指示を13日付で解除した。これにより、地震後に発令されていたすべての避難指示が1年5カ月ぶりに解消された。 町では胆振東部地震
2018年9月に発生した胆振東部地震で自宅が損壊するなど大きな被害を受けた安平町で、全半壊した被災家屋の撤去を国や自治体が行う「公費解体」に申請のあった174件すべてが、24日までに完了する見通しであることが分かった。 公費解体は廃棄物処理法に基づき、市町村が国の補助を受けて被災建物を解体
厚真町は、昨年9月に発生した胆振東部地震で建物が全壊し、解体した町内古民家の木材を活用して広間の枠組みを再現する事業を行う。町民から提供を受けた古民家ならではの金物を使用しない「枠の内」と呼ばれる組み立てを再現、展示し、町の開拓期の歴史的遺構として保存する。町の歴史を未来に継承していくことを目的に
厚真町議会定例会は11日、昨年9月の胆振東部地震で被災した町の復旧・復興計画策定など震災関連事業を含む今年度一般会計補正予算案など議案8件を、いずれも原案通り可決した。一般会計は約5億6200万円を追加し、総額約148億6600万円となった。 震災関連事業としては、生業の再生や災害に強いま
北海道栄養士会苫小牧支部(斉藤幸子支部長)は7日、苫小牧市民活動センターで研修会を開いた。会員や市民24人が参加し、胆振東部地震で被災した厚真町の特別養護老人ホームの管理栄養士から、発災当時の対応などを学んだ。 健康増進や疾病予防を目的に定期的に開いている研修会。北海道厚真福祉会の特別養護
厚真町は来春から、昨年9月の胆振東部地震で地割れや地盤沈下などが発生した同町豊沢地区の移住者向け住宅地「ルーラルビレッジ」について、被害の原因になった地滑りと地下水の対策工事に乗り出す考えを示した。町は早ければ4月から工事を開始する予定で調整している。 4日に同地区のルーラルマナビィハウス
苫小牧市元中野町の苫小牧美術協会会員、室谷孝枝さん(70)が3日、胆振東部地震で被災した厚真、安平、むかわの3町を訪れ、それぞれ義援金を届けた。 11月16~21日、苫小牧市民活動センターで自らのチャリティー作品展を開催し、水彩とアクリル画46点を展示、販売。600人ほどが来場し、作品の売
札幌市内で活動する写真家の吉田裕吏洋さん(47)が、昨年9月の胆振東部地震前に撮影した厚真町の風景写真12枚をパネルにして寄贈した。28日に町役場を訪問し、「厚真町の記録として残していただけたら」と思いを寄せた。 寄贈した写真は、吉田さんが震災が起こる前の4年ほど、春から初冬にかけて富里、
胆振東部地震で自宅が損壊した安平町の70代男性が、ローン返済ができない大規模災害被災者を救済する「自然災害債務整理ガイドライン(被災ローン減免制度)」の適用を求めて申し立てた特別調停が20日、札幌地裁苫小牧簡易裁判所で成立した。男性が地震前に組んだ住宅ローンの大半が免除される。札幌弁護士会によると
胆振総合振興局などが主催する防災・復興シンポジウムin胆振が18日、苫小牧市内のホテルで開かれ、厚真、安平、むかわの3町長が、胆振東部地震の発生当時の対応や復興状況などを報告した。自治体や建設業の関係者ら約250人が参加する中、地域の復興に向け、生活の核となる住宅再建や市街地の再編によるにぎわい創
厚真町民が胆振東部地震からの復興について考える第2回あつま復興未来会議が16日、町総合福祉センターで開かれた。参加した町民約20人が4グループに分かれてそれぞれが思い描く復興について話し合った。 同会議は、昨年9月の震災を受け町が策定を目指している「復旧・復興計画」に、多くの町民の意見を反
安平町の追分高校(安部泰彦校長)は、昨年9月の胆振東部地震で使用できなくなっていた体育館の利用を約1年2カ月ぶりに再開した。 同校によると、体育館は震災で天井の鉄骨部分がゆがんだほか、一部が破断。梁(はり)が外れチェーンなど天井の部品が落下、または落下する危険性があった。体育館へつながる渡
厚真町は、昨年9月の胆振東部地震で被災した町の復旧・復興計画第1期を1日付で成案化した=写真=。町民にとって緊急性が高く、最優先事項となっている住まいの再建支援の方針、取り組みについてをはじめ、被害状況、復旧事業などを盛り込んだ内容となっている。 本編はA4判41ページ。被害概要、復旧・復
プロ野球北海道日本ハムファイターズは26日、胆振東部地震の復興支援を目的に厚真町の水田で育てた米の試食会を新千歳空港国内線ターミナルビル内の直営レストラン「ファイターズ・ダイニング・ロスター―デリ・アンド・ロースト―」で開いた。農作業に参加した親子8組25人が訪れ、新米の味を堪能した。 同
昨年9月に発生した胆振東部地震を振り返り、今後の減災・復興を考えるシンポジウムが27日、厚真町総合福祉センターで開かれた。厚真町の宮坂尚市朗町長が基調講演し、震災被害の状況などを報告したほか、専門家らが土砂崩れや液状化などについても解説し、約80人の参加者が理解を深めていた。 町と北大広域
9月に国土交通相に就任した赤羽一嘉氏が27日、厚真町を訪れた。昨年の胆振東部地震で土砂災害に見舞われた富里浄水場などの被災現場を視察し、「土砂崩れの範囲が広く、まさに山津波。被害の甚大さ、自然の猛威を痛感した」と語った。 初めて厚真町を訪れた赤羽国交相は、土砂崩れにのまれて機能を停止した富
胆振総合振興局、胆振町村会主催の胆振東部地震からの復旧・復興シンポジウムがこのほど厚真町総合福祉センターで行われ、大きな被害を受けた厚真、安平、むかわの各町で復興のキーパーソンになる4人がパネリストとして「次世代につなぐ創造的復興について」をテーマに意見を交わした。地域で現在取り組んでいること、ま
胆振東部地震から1年が過ぎたのを機に、早期復興とその先の地域の在り方について語り合う復旧・復興シンポジウムが21日、厚真町総合福祉センターで開かれた。「震災復興からこの先の地域創生へ」をテーマにパネルディスカッションや専門家の基調講演などが行われ、厚真、安平、むかわの3町から集まった約140人が復
厚真町は、昨年9月に発生した胆振東部地震に伴う復旧・復興計画の第1期案をまとめた。町民にとって緊急性、優先度の高い「住まい・暮らしの再生」に重点を置いた内容で、恒久的な住まいの確保に向けた住環境の整備や住宅再建支援に関する方針を示した。町は今月中旬にも成案化する方向で準備を進めている。 7
昨年9月に発生した胆振東部地震で大きな被害を受けたむかわ町で、全半壊した被災家屋の撤去を国や市町村が行う「公費解体」が、5日までに申請があった311件すべてで完了した。 公費解体は廃棄物処理法に基づき、市町村が国の補助を受けて被災建物を解体する制度。所有者から申請を受け、市町村が業者に発注
胆振東部地震で被災した厚真、安平、むかわの3町の首長は4日、そろって道庁を訪れ、鈴木直道知事と意見を交換。道への支援継続を改めて要請した。 震災から1年が経過し、各町の復旧・復興状況を説明するため、鈴木知事と面談した。 厚真町の宮坂尚市朗町長は「この1年間、道の尽力にお礼を述べたい
胆振東部地震から1年以上が経過したが、被災した厚真、安平、むかわの各町の寺や神社は再建に公的支援が受けられない状況が続いている。全国では被災した神社などが地域コミュニティー拠点として機能している役割が認められ、補助金が交付された事例もあるが、3町や道は憲法20条の政教分離の原則から支援には慎重な姿
西村康稔経済再生担当相は28日、昨年9月の胆振東部地震で被災した厚真、安平、むかわ3町を視察した。土砂災害の現場や仮設店舗など各町民の声に耳を傾け、政府として引き続き支援することを改めて約束した。 西村氏は、地方経済の現状把握を目的に27日から道内入り。被災地の視察に先立ち、札幌などで鈴木
昨年9月に発生した胆振東部地震で、体育館が使えないなど被害を受けたむかわ町の穂別小学校で災害復旧工事が今月末に終わり、10月から体育館の使用を再開する見通しが立った。これまで1年ほどホールを活用してしのいできたが、ようやく広いアリーナを使えるようになり、町教育委員会では「子どもたちも安心するのでは
西胆振在住者でつくるアマチュアバンド「いぶり~ず」は28日午後7時半から、胆振東部地震の被災地支援を願い、チャリティーライブを苫小牧市拓勇東町のカフェ・アンジェラエストで開く。チケット代(1500円、ワンドリンク付き)の売り上げ全額を安平町に寄付する。 いぶり~ずは、多彩なジャンルの音楽を
町に希望の光を―。安平町追分の商店街に14日夜、LED(発光ダイオード)をともした紙袋のランタンがずらりと並び、追分の夜に幻想的な光景が広がった。 昨年9月に発生した胆振東部地震で大きな被害を受け、活気が失われつつある町を元気にしようと、あびら観光協会や安平町復興ボランティアセンターのメン
安平町ゆかりのシンガーソングライターMIMOGY(ミモギィ)さん主催の「ぼくらの防災ステーションLIVE」が15日、道の駅「あびらD51(デゴイチ)ステーション」で開かれる。 音楽と防災をコラボさせた胆振東部地震復興イベント。全国で活躍する歌手によるライブステージをはじめ、防災の専門家を交
NPO法人まちづくりスポット恵み野(泉谷清代表理事)は6日、フレスポ恵み野のめぐみの丘でキャンドルに火をともし、胆振東部地震の被災地に思いをはせた。会場には復興を願う手作りの燈籠絵が並んだ。 高齢などを理由に被災地で直接支援活動ができなかった人でも、追悼と復興への願いを形にできる場所を―と
厚真町災害ボランティアセンターは、昨年9月の胆振東部地震発生から1年を迎えた6日、震災で犠牲になった人たちに哀悼の意をささげる「メモリアルキャンドル」を行った。町社会福祉協議会の職員、同センターに登録するメンバーら30人ほどが復興の思いを込めたオリジナルのキャンドルに希望の明かりをともした。