• 大屋根リング、万博後も保存案 維持費の負担割合課題に
    大屋根リング、万博後も保存案 維持費の負担割合課題に

       大阪・関西万博の会場シンボル「大屋根リング」。世界最大の木造建築としてギネス世界記録に認定され、連日多くの来場者でにぎわう中、関係者の間ではリングの閉幕後の扱いが焦点の一つとなっている。日本国際博覧会協会は、一部を「レガシー(遺産)」として保存する方向で国、地元の大阪府・市、経済界との調整に着手し

    • 2025年4月30日
  • 水道管2割、耐用年数超え 厳しい財源確保 上下水、自治体に対策要請 国交省
    水道管2割、耐用年数超え 厳しい財源確保 上下水、自治体に対策要請 国交省

       総延長約74万㌔に及ぶ全国の水道管。このうち、2割を超える約17・6万㌔が40年の法定耐用年数を迎えている。耐用年数に達する管路は今後急増し、2042年度時点で約7割となる見通しだ。一方で、人口減少や節水により料金収入が減少傾向にある中、更新に必要な財源の確保は厳しさを増しており、対策は思うように進

    • 2025年4月28日
  • 「常に孤独」4.3% 内閣府調査 20~30代で高い傾向
    「常に孤独」4.3% 内閣府調査 20~30代で高い傾向

       内閣府は25日、孤独・孤立の実態把握に向けた2024年の全国調査の結果を公表した。孤独感が「しばしばある・常にある」と答えた人の割合は4・3%で、20代や30代で高い傾向が見られた。スマホを使用する時間が1日8時間以上と答えた人では、13・3%が「しばしば・常に」孤独を感じていたことも分かった。

    • 2025年4月25日
  • 子どもの死亡検証、全国展開へ 有識者会議を新設 こども家庭庁
    子どもの死亡検証、全国展開へ 有識者会議を新設 こども家庭庁

       こども家庭庁は25日、事故や虐待などで子どもが死亡した事例を検証し、効果的な予防策につなげる「チャイルド・デス・レビュー(CDR)」の制度化に向けて議論する有識者検討会の初会合を開いた。これまで一部の自治体でモデル事業を実施してきたが、全国展開を目指す。2026年中をめどに報告書をまとめる。 

    • 2025年4月25日
  • タクシーアプリ連携で実証 国交省 複数社への手配可能に
    タクシーアプリ連携で実証 国交省 複数社への手配可能に

       複数の配車アプリが乱立し、それぞれに対応したタクシー会社の車しか呼べない状況の改善に向け、国土交通省は実証実験を始める。配車アプリに互換性を持たせるために必要な機能を定めた「標準仕様」を作り、アプリ同士を連携。将来的には、一つのアプリで他の大手アプリや各タクシー会社の独自アプリにしか対応していない

    • 2025年4月23日
  • 年内にガイドライン策定へ こども家庭庁 日本版DBSで検討会
    年内にガイドライン策定へ こども家庭庁 日本版DBSで検討会

       教員らの性犯罪歴を確認する「日本版DBS」の導入に向け、制度の詳細を議論するこども家庭庁の有識者検討会が21日初会合を開いた。学校や幼稚園に加え、任意で制度に参加する学習塾など民間事業者の範囲を整理するほか、犯罪歴の情報管理の在り方を検討する。同庁は議論を踏まえ、年内をめどにガイドラインを策定し、

    • 2025年4月22日
  • 熱中症アラート 23日から運用 夏の猛暑に備え 10月まで-環境省
    熱中症アラート 23日から運用 夏の猛暑に備え 10月まで-環境省

       過去に例のない危険な暑さが予測される際に発表される「熱中症特別警戒アラート」の運用が23日から始まる。健康被害の恐れがある場合に注意を促す「熱中症警戒アラート」の運用も同日開始される。夏の猛暑による被害軽減を図るのが狙いで、いずれも10月22日まで。 特別警戒アラートは、気温や湿度から算定する「

    • 2025年4月19日
  • 自 民「目玉」削除も異論収まらず 年金法案、国会提出なお厳しく
    自 民「目玉」削除も異論収まらず 年金法案、国会提出なお厳しく

       厚生労働省は17日、年金制度改革関連法案を巡り、厚生年金の積立金などを活用して基礎年金(国民年金)の給付水準を底上げする方策を法案から削除する修正案を自民党に示した。改革の「目玉」部分だけに厚労省にとって苦渋の決断だったが、党内の異論は収まらず、政府が目指す4月中の国会提出はなおも厳しい状況だ。

    • 2025年4月18日
  • 市町村判断でクマ発砲可能 人身被害抑制へ改正法成立
    市町村判断でクマ発砲可能 人身被害抑制へ改正法成立

       クマなどが市街地に出没した際、市町村の判断で発砲できるようにする改正鳥獣保護管理法が18日の参院本会議で可決、成立する。全国でクマの出没が相次ぐ中、迅速な対応を可能にすることで人身被害の抑制につなげる。6カ月以内に施行される。 改正法では、人に危害を与えるリスクが高い動物を新たに「危険鳥獣」と

    • 2025年4月18日
  • 厚生年金活用案を断念 厚労省 基礎年金の底上げ策
    厚生年金活用案を断念 厚労省 基礎年金の底上げ策

       厚生労働省は16日、年金制度改革関連法案の目玉と位置付けていた基礎年金(国民年金)の給付水準底上げ策を巡り、厚生年金の積立金などを活用する案について、断念する方針を固めた。財源確保で新たな国民負担が生じることに配慮した。17日に開かれる自民党の厚労部会などの合同会議にこうした修正案を示す。与党の了

    • 2025年4月17日
  • 出産費用、無痛は平均60万円 厚労省検討会アンケート 「お祝い膳」病院の8割提供
    出産費用、無痛は平均60万円 厚労省検討会アンケート 「お祝い膳」病院の8割提供

       出産費用への公的医療保険の適用について議論する厚生労働省などの有識者検討会は16日、医療機関を対象に実施した分娩(ぶんべん)に関するアンケート調査の結果を公表した。産婦が負担する出産費用の平均は、無痛分娩の場合が60万円、帝王切開が51万円、その他の分娩が49万円だった。産婦に出す特別な食事「お祝

    • 2025年4月17日
  • リチウム電池 分別回収を 相次ぐ火災、自治体に通知 環境省
    リチウム電池 分別回収を 相次ぐ火災、自治体に通知 環境省

       環境省は15日、モバイルバッテリーや加熱式たばこに使われるリチウムイオン電池について、分別回収の徹底を求める通知を自治体に発出した。別のごみに紛れ込んで火災につながるケースが各地で相次いでいることから、市町村での回収方法などを明示し、適切な処理を促す。 リチウムイオン電池は軽量かつ長寿命で、使

    • 2025年4月16日
  • 75歳以上、2077万人 総務省 総人口は14年連続減
    75歳以上、2077万人 総務省 総人口は14年連続減

       総務省は14日、2024年10月1日現在の外国人を含む総人口が、前年比55万人(0・44%)減の1億2380万2000人だったと発表した。14年連続の減少。75歳以上は70万人増の2077万人余りで、人口減少と高齢化が急速に進んでいる。 死亡数が出生数を上回る「自然減」は18年連続で、減少幅は

    • 2025年4月15日
  • 目立つ女性の地方離れ/取り組み10年、止まらぬ一極集中
    目立つ女性の地方離れ/取り組み10年、止まらぬ一極集中

       総務省が1月31日に発表した2024年の人口移動報告では、東京圏(東京、埼玉、千葉、神奈川)の転入超過が13万人を超えた。政府が地方創生に取り組んで10年が経過したが、東京一極集中に歯止めはかかっていない。特に女性や若者が地方を離れる傾向が目立っており、政府はこうした人たちに「選ばれる地方」づくり

    • 2025年4月14日
  • 自公維 暫定税率廃止で協議 代替財源など課題確認
    自公維 暫定税率廃止で協議 代替財源など課題確認

       自民、公明、日本維新の会3党は11日、ガソリン税の暫定税率廃止に関する協議の2回目の会合を国会内で開いた。維新は今夏をめどに廃止するよう主張しているが、与党は慎重な立場を崩していない。会合では、代替財源の確保など廃止に伴う課題を確認。次回は来週中に開催する。 自民の後藤茂之税制調査会小委員長は

    • 2025年4月12日
  • 災害時の道路復旧迅速に 能登地震受け改正法成立へ
    災害時の道路復旧迅速に 能登地震受け改正法成立へ

       災害発生直後から国が自治体に代わって道路上にあるがれきの撤去などを迅速に行えるようにする改正道路法が9日の参院本会議で可決、成立する。能登半島地震を教訓に、早期に救助活動や物資輸送のルートを確保できるようにし、初動対応を強化する。 改正法では、復旧工事の優先順位や役割分担を盛り込んだ「道路啓開計

    • 2025年4月9日
  • 新幹線延伸「開業時期明示を」 鈴木知事、国交相に要望
    新幹線延伸「開業時期明示を」 鈴木知事、国交相に要望

       鈴木直道知事は4日、国土交通省に中野洋昌国交相を訪ね、北海道新幹線の札幌市までの延伸開業時期がずれ込む見通しとなったことを巡り、一日も早い開業時期の明示を要望した。その後、記者団の取材に応じた鈴木氏は、開業を前提にまちづくりを進めている沿線自治体などを念頭に「(開業の遅れに伴う)影響を最小化するため

    • 2025年4月5日
  • ライドシェア 全国に拡大 タクシー不足対応、開始から1年
    ライドシェア 全国に拡大 タクシー不足対応、開始から1年

       一般のドライバーが自家用車を使って有償で乗客を運ぶ「日本版ライドシェア」の開始から8日で1年となる。これまでに全都道府県で導入が決定。タクシーの不足を補う新たな移動手段として、住民や観光客の利用が広がりつつある。ライドシェアは昨年4月、タクシー会社が運行管理を担うことを条件に、東京都内や京都市など

    • 2025年4月5日
  • 津波避難、進む施設整備 南海トラフ地震 住民意識や高齢化の課題も
    津波避難、進む施設整備 南海トラフ地震 住民意識や高齢化の課題も

       津波避難タワーと観光施設を兼ねた複合施設「テラッセオレンジトイ」=2024年6月、静岡県伊豆市 南海トラフ巨大地震の新被害想定では、津波から人命をどう守るかが大きな課題として改めて突き付けられた。2012~13年の前回想定が公表されて以降、沿岸自治体は避難施設整備などに取り組んできた。実際に地震が起

    • 2025年4月1日
  • 南海トラフ地震、死者29万人 新たな想定公表 経済被害は292兆円 政府
    南海トラフ地震、死者29万人 新たな想定公表 経済被害は292兆円 政府

       政府は31日、南海トラフ巨大地震の新たな被害想定を公表した。専門家らが集まった作業部会でまとまったもので、東日本大震災と同じマグニチュード9クラスの地震が発生すると、津波や建物倒壊により最悪のケースで約29万8000人が死亡。経済的な被害・影響額は292兆2000億円に上る。国難とも言える災害だけ

    • 2025年3月31日
  • 積載効率向上、荷主に努力義務 「24年問題」対応で法施行
    積載効率向上、荷主に努力義務 「24年問題」対応で法施行

       トラック運転手の働き方改革に伴って物流の停滞が生じる「2024年問題」に対応するため、荷主や物流事業者にトラックの積載効率向上を目指す取り組みの努力義務を課す物流効率化法の規定が4月1日、施行される。業界は、荷主、元請けと下請けの物流事業者などから成るが、立場が強いとされる荷主に対して、運転手の荷

    • 2025年3月31日
  • 国内外情報ボックス
    国内外情報ボックス

       東京都品川区内の銭湯で面識のない男性に性的暴行を加えたとして、警視庁荏原署は28日、不同意性交容疑で、歌手の中孝介容疑者(44)=同区西五反田=を現行犯逮捕した。同署への取材で分かった。認否は明らかにしていない。 逮捕容疑は同日午前2時ごろ、品川区小山の銭湯の浴場内で、面識のない20代の男性に性

    • 2025年3月29日
  • 救急出動最多771万件 24年、高齢者増が背景-総務省消防庁
    救急出動最多771万件 24年、高齢者増が背景-総務省消防庁

       総務省消防庁は28日、2024年の救急車による救急出動件数が前年比1・0%増の771万7123件(速報値)だったと発表した。搬送された人は1・9%増の676万4838人。いずれも1963年の集計開始以降で最多を更新した。消防庁は、高齢者の人口増加に伴う搬送需要の高まりが背景にあると分析している。

    • 2025年3月29日
  • 「火星の石」万博会場へ出発 日本館で初の一般公開
    「火星の石」万博会場へ出発 日本館で初の一般公開

       4月に開幕する大阪・関西万博で展示される世界最大級の「火星の石」が26日、国立極地研究所(東京都立川市)から搬出され、大阪市の人工島「夢洲」の会場に向けて出発した。会期中、政府が出展する日本館で初めて一般公開される予定で、27日午前に会場内へ搬入される。石は、幅29㌢、奥行き16㌢、高さ17・5

    • 2025年3月27日
  • 少額随意契約の基準額引き上げ/物価上昇で半世紀ぶり/政 府
    少額随意契約の基準額引き上げ/物価上昇で半世紀ぶり/政 府

       政府は、契約の予定価格が少額である場合に選択できる国の「少額随意契約」について、近年の物価上昇を踏まえ、基準額を約半世紀ぶりに引き上げる方針を固めた。工事や製造契約は現行の250万円から400万円に、財産の買い入れは同160万円から300万円に見直す。25日に関連政令を閣議決定し、4月1日に施行す

    • 2025年3月25日
  • 「政治問題化せず議論を」 高額療養費、超党派議連が発足
    「政治問題化せず議論を」 高額療養費、超党派議連が発足

       医療費の患者負担を抑える「高額療養費制度」に関する超党派の議員連盟が24日、国会内で設立総会を開いた。会長に就いた自民党の武見敬三前厚生労働相は「国際的にも優れた制度だ。不必要に政治問題化することなく、丁寧に議論できるように議連を通じて役割を果たしたい」とあいさつした。議連は今後、政府に要望活動を

    • 2025年3月25日
  • 給与比較企業「100人以上」で 人事院有識者会議 国家公務員の人材確保
    給与比較企業「100人以上」で 人事院有識者会議 国家公務員の人材確保

       人事院の有識者会議は24日、国家公務員の成り手不足対策に関する最終提言をまとめた。優秀な人材を確保するため、民間企業に見劣りしない給与水準が必要と強調。給与を決める際に比較する企業規模を現在の50人以上から100人以上にすることを求めた。人事院は提言を受け、具体的な取り組みを検討する。 国家公務

    • 2025年3月25日
  • 児童虐待、最多の22・6万件 23年度 「心理的虐待」6割 政府
    児童虐待、最多の22・6万件 23年度 「心理的虐待」6割 政府

       政府は25日、全国の児童相談所(児相)が2023年度に対応した虐待相談件数が前年度より1万666件増え、22万5509件だったと発表した。過去の統計が訂正される可能性があるため、単純比較できないが、これまで公表された件数では最多。内容別では、「心理的虐待」が13万4948件(前年度比6834件増)

    • 2025年3月25日
  • 年金法案、党内議論を再開 国会提出に反対意見も─自民
    年金法案、党内議論を再開 国会提出に反対意見も─自民

       自民党は19日、厚生労働部会を開き、政府が通常国会への提出を目指す年金制度改革関連法案に関する議論を再開した。法案は国民負担増につながりかねない内容が含まれるため、党内で賛否が分かれ、政府法案の提出期限だった14日までの閣議決定が見送られた。部会では、国会提出に反対する意見のほか、関係団体からの丁

    • 2025年3月21日
  • 公示地価、4年連続増加 バブル期以降最大の伸び 国交省
    公示地価、4年連続増加 バブル期以降最大の伸び 国交省

       国土交通省は18日、2025年の公示地価(1月1日時点)を公表した。全用途の全国平均は前年に比べ2・7%増加し、4年連続で上昇。増加幅はバブル期の1991年(11・3%)以降最大となった。地方圏のうち札幌、仙台、広島、福岡の主要4市では12年連続、それ以外も3年連続でプラス。景気の緩やかな回復に伴い

    • 2025年3月19日