• 首相「自由貿易守る」 野田氏、関税交渉「朝貢」と批判 今国会初の党首討論
    首相「自由貿易守る」 野田氏、関税交渉「朝貢」と批判 今国会初の党首討論

       石破茂首相(自民党総裁)と立憲民主党の野田佳彦代表らによる党首討論が23日、国会で行われた。トランプ米政権の関税措置への対応を巡り、首相は「世界の自由貿易体制は守っていかねばならない」と強調。野田氏は赤沢亮正経済再生担当相の先の日米交渉での振る舞いを「朝貢外交」と批判した。野田氏は、赤沢氏がトラン

    • 2025年4月24日
  • 林官房長官「二度と事故起こさず」 できる限りの支援行う
    林官房長官「二度と事故起こさず」 できる限りの支援行う

       林芳正官房長官は23日の記者会見で、知床半島沖の観光船沈没事故から3年を迎えたことを受け、「痛ましい事故が二度と起こることがないよう、旅客船の安全確保に引き続き政府としてしっかりと取り組んでいきたい」と語った。 林氏は犠牲者に弔意を示し、旅客船の監査強化や救命いかだの搭載義務付けなどを進めてい

    • 2025年4月24日
  • 自由貿易の重要性確認 公明代表、中国序列4位と会談
    自由貿易の重要性確認 公明代表、中国序列4位と会談

       【北京時事】中国を訪問中の公明党の斉藤鉄夫代表は23日、共産党序列4位の王滬寧・全国政治協商会議主席と北京の人民大会堂で会談した。トランプ米政権による相互関税第1弾発動後、日本の政治家が習近平指導部メンバーと会うのは初めて。会談では自由貿易の重要性を確認。斉藤氏は習国家主席宛ての石破茂首相の親書を

    • 2025年4月24日
  • 旧文通費、1万円超の支出公開 衆院が正式決定
    旧文通費、1万円超の支出公開 衆院が正式決定

       衆院議院運営委員会は24日、調査研究広報滞在費(旧文書通信交通滞在費)について、1万円超の支出を記載した報告書を公開することを定めた規程を決定する。各議員が提出した報告書は毎年11月までにインターネットで公開。旧文通費の残金は20日以内に返還する。 規程では、旧文通費を選挙活動に充てることを禁

    • 2025年4月24日
  • 年金法案断念なら不信任 立憲幹部、自民けん制
    年金法案断念なら不信任 立憲幹部、自民けん制

       立憲民主党の笠浩史国対委員長は23日、国会内で開かれた党会合で、政府が年金制度改革関連法案の今国会提出を見送った場合、福岡資麿厚生労働相の不信任決議案を衆院に提出する可能性に言及した。「提出しないなら厚労相の責任を厳しく問わなければならない。不信任も視野に入れ対応したい」と政府・自民党をけん制した

    • 2025年4月24日
  • 自動運転 全国10カ所で事業化支援 高校入試「単願制」見直しも検討 政府
    自動運転 全国10カ所で事業化支援 高校入試「単願制」見直しも検討 政府

       政府は22日、デジタル行財政改革会議(議長・石破茂首相)を首相官邸で開いた。特定の条件下で無人自動運転が可能になる「レベル4」のタクシー・バス事業を推進するため、全国10カ所程度を「先行的事業化地域」に指定して支援する方針を示した。民間の参入を促し、地方で深刻化する移動手段不足の解消を図るのが狙いだ

    • 2025年4月23日
  • 拉致被害者家族と面会希望   新駐日米大使、首相と初会談
    拉致被害者家族と面会希望 新駐日米大使、首相と初会談

       石破茂首相は22日、先週着任したジョージ・グラス新駐日米大使と首相官邸で初めて会談した。首相は北朝鮮による日本人拉致問題について、解決に向けた理解と協力を要請。大使は全面的に支持する考えを示し、「問題への理解を深めるため、被害者家族に会いたい」と応じた。両氏はトランプ米政権の関税政策について意見交

    • 2025年4月23日
  • 参院選控え 与党に賛否   支持層コメ農家の離反懸念
    参院選控え 与党に賛否 支持層コメ農家の離反懸念

       米国の高関税措置を巡る協議で、政府が米国産コメの輸入拡大案を検討していることに対し、与党内から賛否の声が上がっている。高騰が続くコメ価格の安定化につながるとの期待がある一方、参院選を見据え自民党支持層のコメ農家が離反することへの懸念も少なくない。食料安全保障の観点から慎重論もあり、石破茂首相は難し

    • 2025年4月23日
  • 食料品「ゼロ」など可否3案検討   消費減税、週内にも結論
    食料品「ゼロ」など可否3案検討 消費減税、週内にも結論

       立憲民主党は22日、財務金融部門などの合同会議を国会内で開き、参院選の公約に盛り込む経済政策を議論した。焦点の消費税減税を巡り、食料品の税率を時限的に「ゼロ」とし、税額控除と現金給付を組み合わせる「給付付き税額控除」へ移行する案など、可否両論を含む3案を党の「次の内閣(ネクスト・キャビネット、NC

    • 2025年4月23日
  • 世耕氏招致も核心曖昧 真相解明なお遠く
    世耕氏招致も核心曖昧 真相解明なお遠く

       自民党旧安倍派の裏金事件を受け、21日の参院予算委員会に参考人招致された世耕弘成前参院幹事長は政治資金パーティー収入の還流再開について、自身の関与を重ねて否定した。ただ、当時の幹部による議論の詳細など、核心部分は曖昧な物言いに終始。今回も真相解明には至らなかった。「元幹部の一人として、大変な責任を

    • 2025年4月22日
  • MAGA帽の着用「政治的意図ない」 赤沢氏 トランプ氏との会談巡り
    MAGA帽の着用「政治的意図ない」 赤沢氏 トランプ氏との会談巡り

       赤沢亮正経済再生担当相は21日の参院予算委員会で、トランプ米大統領と関税措置を巡りホワイトハウスで会談した際、「Make America Great Again(MAGA、米国を再び偉大に)」と書かれた赤い帽子をかぶったことについて、政治的な意図はないと説明した。MAGAはトランプ氏が好んで使う

    • 2025年4月22日
  • 石破首相/関税交渉「食の安全譲らず」/貿易赤字解消、トランプ氏が優先
    石破首相/関税交渉「食の安全譲らず」/貿易赤字解消、トランプ氏が優先

       石破茂首相は20日のNHK番組で、米国との関税交渉を巡り、農産品の市場開放に慎重に対応する姿勢を示した。米側の関心を念頭に「食の安全を譲ることはない。日本人の安全はきちんと守っていかなければいけない」と強調。トランプ大統領は対日貿易赤字の解消を優先していると指摘し、液化天然ガス(LNG)の輸入拡大

    • 2025年4月21日
  • 首相、対米「カード」検討/関税交渉、赤沢氏らと協議
    首相、対米「カード」検討/関税交渉、赤沢氏らと協議

       石破茂首相は19日、日米関税交渉を担当する赤沢亮正経済再生担当相や林芳正官房長官らを首相公邸に集め、今後の方針を巡って約1時間半にわたり話し合った。月内開催に向けて調整中の次回閣僚協議で「具体的な前進」を得るため、用意すべき交渉カードなどについて意見を交わした。 ワシントンで16日(日本時間17

    • 2025年4月21日
  • 参院予算委/首相、資金繰り支援「約束」/米関税巡り集中審議
    参院予算委/首相、資金繰り支援「約束」/米関税巡り集中審議

       参院予算委員会は21日、石破茂首相や赤沢亮正経済再生担当相が出席し、トランプ米政権の関税措置に関する集中審議を行った。首相は措置の影響を受ける中小・零細企業への資金繰り支援について「責任を持って約束する」と述べ、融資要件の緩和や雇用調整助成金の活用を検討する考えを示した。 首相は雇用調整助成金に

    • 2025年4月21日
  • 再審制度見直しの議論開始 法制審部会が初会合
    再審制度見直しの議論開始 法制審部会が初会合

       法制審議会(法相の諮問機関)は21日午前、有罪が確定した裁判をやり直す再審制度の見直しを議論する部会の初会合を法務省で開いた。再審請求審での証拠開示の在り方や、再審開始決定に対する検察の不服申し立てへの制限などが主要な論点となる。冤罪(えんざい)被害者らは早期見直しを求めている。いつ結論を出すかな

    • 2025年4月21日
  • 世耕氏 参院委で「裏金」弁明へ 参考人招致、還流再開が焦点
    世耕氏 参院委で「裏金」弁明へ 参考人招致、還流再開が焦点

       自民党旧安倍派の裏金事件を巡り、世耕弘成前参院幹事長(自民離党、現衆院議員)は21日午後の参院予算委員会に参考人として出席する。同派の元幹部として、政治資金パーティー収入の還流が再開された経緯などについて、どのような説明を行うかが焦点だ。 還流は、2022年4月に当時会長の安倍晋三元首相の指示で

    • 2025年4月21日
  • 石丸新党、参院選10人擁立へ 東京と比例に
    石丸新党、参院選10人擁立へ 東京と比例に

       昨年の東京都知事選で次点となった石丸伸二氏(前広島県安芸高田市長)が率いる地域政党「再生の道」が今夏の参院選に10人の候補者擁立を検討していることが分かった。東京選挙区に1人、比例代表で9人を予定。石丸氏本人は出馬しない方針だ。関係者が19日、明らかにした。 東京選挙区は改選定数6。非改選の欠員

    • 2025年4月21日
  • 就労支援で閣僚会議設置へ 首相表明 氷河期世代などサポート
    就労支援で閣僚会議設置へ 首相表明 氷河期世代などサポート

       石破茂首相は19日、東京都内で記者団に対し、バブル崩壊後の「就職氷河期」世代など就労に不安や困難を抱える人々を支援するため、関係閣僚会議を25日までに設置する方針を明らかにした。 首相は19日、東京都立川市の就労支援施設「たちかわ若者サポートステーション」を訪れ、15~49歳を対象とした就労相談

    • 2025年4月21日
  • 首相、靖国神社に真榊 参拝見送り 厚労相らも奉納
    首相、靖国神社に真榊 参拝見送り 厚労相らも奉納

       石破茂首相は21日、東京・九段北の靖国神社で始まった春季例大祭に合わせ、祭具の真榊(まさかき)を奉納した。23日までの期間中、参拝は見送る意向だ。額賀福志郎、関口昌一衆参両院議長、福岡資麿厚生労働相、城内実経済安全保障担当相も真榊を納めた。 首相は、昨年10月の秋の例大祭でも真榊を奉納した。この

    • 2025年4月21日
  • ロシア 北方領土周辺で軍事訓練通告 日本政府が抗議
    ロシア 北方領土周辺で軍事訓練通告 日本政府が抗議

       林芳正官房長官は18日の記者会見で、ロシア当局が北方四島周辺の領海を含む水域で射撃訓練を実施するとの航行警報を発出したと明らかにした。政府は外交ルートを通じて、「北方四島におけるロシアの軍備強化はわが国の立場に反するもので、受け入れられない」と抗議した。 一方、林氏は、陸上自衛隊が新ひだか町の

    • 2025年4月19日
  • 政府 早期妥結へ検討急ぐ/日米関税交渉、安保の扱い焦点/トランプ関税
    政府 早期妥結へ検討急ぐ/日米関税交渉、安保の扱い焦点/トランプ関税

       日本政府は、トランプ米政権との閣僚級の関税交渉が始まったことを受け、早期妥結に向けた戦略の検討を加速させた。米側の意向を分析して具体策を詰める。トランプ大統領は防衛費など日本の負担が少な過ぎると不満を示しており、安全保障分野の扱いも焦点の一つとなる。石破茂首相は18日の参院本会議で、「率直かつ建

    • 2025年4月19日
  • 立憲代表、消費減税で板挟み 賛成・慎重派に亀裂
    立憲代表、消費減税で板挟み 賛成・慎重派に亀裂

       立憲民主党の野田佳彦代表が、消費税減税を巡る党内の対立に板挟みとなっている。夏の参院選をにらみ圧力を強める減税派に対し、枝野幸男元代表がその主張をけん制。党内の亀裂があらわになり、野田氏の苦悩は深まっている。「あらゆる方にアプローチする」。減税を目指す党内勉強会を率いる末松義規衆院議員は18日、

    • 2025年4月19日
  • 「裏金」全議員の弁明終える 衆参政倫審、真相解明遠く
    「裏金」全議員の弁明終える 衆参政倫審、真相解明遠く

       自民党の派閥裏金事件を受けた参院政治倫理審査会は18日、旧安倍派の山崎正昭元参院議長から弁明を聴取した。これにより、衆参両院で申し出のあった議員52人の審査が終了。政治資金パーティー券の販売ノルマ超過分の還流が再開された経緯などで、真相解明につながる証言は得られなかった。旧安倍派を巡っては、会長だ

    • 2025年4月19日
  • ロシア、北方四島周辺の通航停止 林官房長官が抗議「わが国の立場に反する」
    ロシア、北方四島周辺の通航停止 林官房長官が抗議「わが国の立場に反する」

       林芳正官房長官は17日の記者会見で、ロシア当局が、北方四島周辺で他国軍艦と公船の無害通航権を5月1日午前0時まで停止するとの航行警報を出したと明らかにした。林氏は対象水域に日本の領海も含まれていると指摘し、「わが国の立場に反するものであり、受け入れられない」と外交ルートで抗議したと説明した。 

    • 2025年4月18日
  • 首相、早期首脳合意目指す/安全保障が懸念材料に/日米交渉
    首相、早期首脳合意目指す/安全保障が懸念材料に/日米交渉

       日米交渉に関し、記者団の質問に答える石破茂首相=17日、首相官邸 政府・与党は米国の関税政策に関する担当閣僚間の日米交渉の結果を「1回目としては成功」(小野寺五典自民党政調会長)と前向きに受け止めている。トランプ大統領は日米協議が「最優先」だと表明。石破茂首相はこれに呼応して早期に訪米し、交渉妥結を

    • 2025年4月18日
  • 袴田さん再審決定の元判事ら参加/法制審 21日から見直し論議
    袴田さん再審決定の元判事ら参加/法制審 21日から見直し論議

       鈴木馨祐法相は18日の記者会見で、有罪が確定した裁判をやり直す再審制度の見直し論議に当たる法制審議会(法相の諮問機関)部会の初会合を21日に開くと発表した。委員14人も公表。1966年に静岡県で一家4人が殺害された事件を巡り、無罪が確定した袴田巌さんの再審開始を決定した村山浩昭元判事らが選ばれた。

    • 2025年4月18日
  • 時事世論調査 内閣支持最低23・1% 不支持、初の5割台
    時事世論調査 内閣支持最低23・1% 不支持、初の5割台

       時事通信が11~14日に実施した4月の世論調査によると、石破内閣の支持率は前月比4・8㌽減の23・1%で、昨年10月の発足以降の最低を更新した。不支持率は同7・1㌽増の51・2%で、初めて5割を超えた。 物価高や米関税措置への対策として、与野党から要望が相次ぐ消費税減税の賛否を尋ねたところ、賛

    • 2025年4月18日
  • 補正予算見送り、政権迷走 「目玉ない」参院自民が不満 消費減税巡り対立激化も
    補正予算見送り、政権迷走 「目玉ない」参院自民が不満 消費減税巡り対立激化も

       トランプ米政権の高関税政策や物価高を受けた政府・与党の経済対策が迷走している。国民への現金給付を軸に、財源となる2025年度補正予算案の今国会提出を検討していたが、「バラマキ」批判が夏の参院選の足かせになると見るや、見送り方針に転換した。参院自民党を中心に、選挙の目玉政策に消費税減税を求める声はな

    • 2025年4月17日
  • 首相 日米交渉「次につながる」トランプ氏との会談に意欲
    首相 日米交渉「次につながる」トランプ氏との会談に意欲

       石破茂首相は17日、トランプ米政権の関税政策を巡る日米閣僚交渉を受け、首相官邸で記者団に「次につながる協議が行われたと認識し、評価している」と述べた。その上で「閣僚級協議の推移を見ながら、私自身、最も適切な時期に訪米し、トランプ大統領と直接会談する」と語った。 首相は「もちろん日米間では依然と

    • 2025年4月17日
  • 参院憲法審が緊急集会を議論 自・立、主張に違い
    参院憲法審が緊急集会を議論 自・立、主張に違い

       参院憲法審査会は16日、緊急事態における参院の「緊急集会」について議論した。自民党は緊急集会の機能を明確にするため、憲法改正による緊急事態条項の創設を主張。立憲民主党は、機能強化に必要な法整備を議論するよう唱えた。自民の佐藤正久氏は「参院の緊急集会を万全に機能させる課題への対応はもちろん、憲法に緊

    • 2025年4月17日