むかわ竜 「カムイサウルス」 道内初新属新種に
- 2019年9月6日
北海道大学やむかわ町穂別博物館などの研究グループは、むかわ町穂別地区で発見された草食恐竜のハドロサウルス科の全身骨格化石むかわ竜(通称)が新属新種に認定されたと発表した。学名は日本の竜の神を意味する「カムイサウルス・ジャポニクス」。6日に論文が英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」(電子版)に
北海道大学やむかわ町穂別博物館などの研究グループは、むかわ町穂別地区で発見された草食恐竜のハドロサウルス科の全身骨格化石むかわ竜(通称)が新属新種に認定されたと発表した。学名は日本の竜の神を意味する「カムイサウルス・ジャポニクス」。6日に論文が英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」(電子版)に
最大震度7を観測し、災害関連死を含め44人が亡くなり、51人が重傷を負った胆振東部地震の発生から6日で1年を迎えた。最も大きな被害を受けた厚真町では、地震発生と同じ時刻に役場前で町職員や商工会関係者など地元有志が黙とう。町内吉野地区に設置された献花台にも親族や町民らが集まり、亡くなった人たちに祈り
道が5日に発表したまとめによると、甚大な被害を受けた厚真、安平、むかわの3町では今も201世帯427人(8月末時点)が仮設住宅での生活を余儀なくされている。生活再建には恒久的な住宅の確保が不可欠で、震災から2度目の冬を前に被災者の不安は募る。 地震による住宅被害は道内で全壊が479棟(うち
むかわ町の宮戸小学校(村上圭介校長)で6日、全校児童18人を対象とした防災教室が開かれた。胆振東部地震1年を契機に防災意識を高めようと、総合的な学習の時間を活用。防災教室は町危機対策グループの大塚治樹参事(51)を講師に招き、講話を通じて命を守る行動などを学んだ。 大塚さんは講話の中で、町
厚真町の上厚真小学校(井内宏磨校長)は4日、胆振東部地震から1年を前に、地震を想定した避難訓練と専門の講師を招いての防災教室を行った。児童たちは発災時の行動や、もしもの時の備えについて、より認識を深めた。 避難訓練は、町内で大きな地震が発生した―と想定して行った。児童は机の下に身を隠し、身
白老町の第三セクター、白老振興公社(社長・古俣博之白老町副町長)が経営難などのため、2019年度で解散する見通しだ。町委託事業の減少や民族共生象徴空間(ウポポイ)整備に伴う自主事業ポロト温泉の廃止などで、16年度以降3年連続で営業損失が発生し、好転の見込みも厳しいからだ。株式の75%を保有する筆頭
白老町議会の定例会9月会議は4日開会した。会期は13日までの10日間。町の提出議案は、6億489万3000円追加の今年度一般会計補正予算案など議案9件、2018年度各会計決算の認定3件、報告5件の計17件。 4日の一般質問は前田博之(きずな)、吉田和子(公明)、吉谷一孝(いぶき)の3氏が登
胆振東部地震から1年がたち、道は厚真、安平、むかわ、日高、新ひだかの5町で、災害復旧計画の9割以上に当たる155カ所で事業に着手したことを明らかにした。2020年度末までの工事完了を目指す。人手不足で入札が成立しないケースもあり、計画通りの進展に懸念も残るが、「一日も早く復旧工事を完了するため頑張
安平町の早来神社秋季例大祭が7、8の両日、同神社境内で開かれる。本祭の8日には恒例の子供相撲大会が2年ぶりに開催される。 8日に行う子供相撲は、ピーク時に参加者が100人を超えた同例大祭の一大イベントで同神社が主催し、苫小牧民報社が協賛。今年は小学生58人がエントリーしており、午後2時から
白老萩野小学校(手塚敏校長)の6年生21人が、8月に修学旅行で訪れた函館市で観光客らに白老町PRの手作りパンフレットを配り、来年4月の民族共生象徴空間(ウポポイ)開設などをアピールした。 同小児童による修学旅行先でのパンフレット配布は、昨年に続く取り組み。国語と総合学習の授業で白老の特産品
国際的に活躍する南米ウルグアイ出身のキーボード奏者ウーゴ・ファトルーソと、日本の打楽器奏者ヤヒロトモヒロの「ドス・オリエンタレス」ライブが22日午後6時から、白老町本町1のしらおい創造空間「蔵」で開かれる。 ドス・オリエンタレスは2007年に結成以降、国際的なジャズフェスティバルへの出演な
昨年9月に発生した胆振東部地震で被害の大きかった厚真、安平、むかわの3町が共同して行う「ふっこう応援スタンプラリー」が6日から始まる。胆振東部地震から1年を迎え、3町の観光、グルメスポットを巡って、震災からの復興を応援する企画。町内の施設で飲食や買い物などをしてスタンプをためると、抽選で温泉宿泊券
厚真町は3日、ルーラルマナビィハウスで、昨年9月に発生した胆振東部地震で地割れや地盤沈下などの被害が起きた同町豊沢地区の移住者向け住宅地「ルーラルビレッジ」の住民向け地区事業説明会を開き、全域で行ったボーリング調査の結果などを公表した。町は当初、地層の中で液状化が起きていたことを想定していたが、実
白老町は3日、町内の小中学校の児童生徒を対象に募集した「まちづくり標語」の入選者を発表した。 町は、2020年度から8年間を期間とした第6次総合計画の策定作業に当たり、次代を担う子どもたちにもまちづくりへの関心を抱いてもらおうと、標語の募集を企画。小学校の部は5年生と6年生、中学校の部は全
白老町石山地区でヒグマの目撃情報が相次ぐ中、同町の男性が8月下旬、同地区を車で走行中に遭遇し、住宅地に近い道路を走って渡る様子をスマートフォンで動画に収めた。 男性は会社役員の大西潤二さん(40)。同月26日午前11時ごろ、石山地区の萩の里自然公園前の石山大通を苫小牧方向へ車で走行中、体長
厚真町は、永島冬生さん(35)を新たに地域おこし協力隊・農業支援員として任命し、2日に宮坂尚市朗町長が委嘱状を交付した。任期は来年の3月までだが、最長で3年間継続できる。 江別市出身の永島さんは、これまで携帯会社の代理店に勤め、神奈川県や宮城県などのエリアを担当。昨年の胆振東部地震があった
地震と津波を想定した白老町防災訓練が8月31日、町内全域で行われ、町民ら約1300人が災害に備えて避難訓練などに臨んだ。 「防災の日」(9月1日)に合わせて町が主催。青森県東方沖で巨大地震が発生し、白老町で震度6弱を観測、沿岸に大津波警報が発令された―との想定で実施した。 防災行政
胆振総合振興局は2日、1年前に発生した胆振東部地震で大きな被害を受けた厚真、安平、むかわの3町の復興を祈念し、それぞれ各町に千羽鶴を寄贈した。 同振興局で立ち上げたいぶりONE復興プロジェクト。全職員で計3000羽の鶴を折った。同振興局の花岡祐志局長をはじめ、蓮見光志地域創生部長、胆振東部
旭川大学の学生有志でつくる震災ボランティアサークル「CROSS(クロス)」が2、3の両日、厚真町豊丘地区で行われた豊丘天満宮秋季祭典に運営側で参加した。当日の運営スタッフとして地域のイベント盛り上げに一役買ったほか、準備から片付けまで一通りを手伝い、学生の「若い力」を胆振東部地震で大きな被害を受け
白老町は2日、町が管理する公用車1台を車検切れの状態で使用していたと発表した。 町によると、公用車は町高齢者介護課が業務で使用するワゴンタイプのリース車両。8月9日に契約先リース会社に車の点検修理を依頼した際、車検切れが発覚。車検の有効期間満了日は今年6月18日で、同19日から8月9日まで
2日午後9時半ごろ、厚真町共和の国道235号で、苫小牧方面に車を走らせていた男性が前方の道路を横断するヒグマを目撃し、苫小牧署に通報した。 苫小牧署によると、ヒグマの体長は約2~3メートル。現場は北海道石油共同備蓄基地の近く。
昨年9月6日に発生した胆振東部地震から1年を目前にした8月31日、厚真、安平、むかわの被災を受けた3町で復興支援企画YOSAKOIソーラン演舞会が開かれた。胆振管内と千歳市の計5チームが華やかで力強い踊りを披露し、訪れた地域住民たちに元気と笑顔を届けた。 YOSAKOIソーラン祭り組織委員
道内最大級のライダーの祭典「2019BikeJIN(バイクジン)祭り」が1日、白老町北吉原の日本航空学園白老滑空場で開かれた。今年で6回目を数えたイベントには、全国各地からライダーが集結。最新オートバイの試乗会など多彩なプログラムを楽しんだ。 枻(えい)出版社BikeJIN編集部が主催。会
名古屋外国語大学(愛知県日進市)世界共生学部の学生8人が8月27日から3日にかけて、白老町で多文化共生と地域創生をテーマに調査活動を展開した。アイヌ文化が共存する地域社会の実情と、町の魅力を生かした地域創生の可能性を探る学術的なフィールドワークで、4日午後6時から町内で成果報告会を開く。
駅伝を通して認知症への理解を広げる全国規模のイベント「RUN伴(ラントモ)2019」道内最終日の8月31日、厚真、安平、むかわの3町を舞台に初めて行われた。安平とむかわの両町から地元の役場職員をはじめ、グループホーム利用者や介護職員らがたすきをつないで厚真でゴールを迎えた。 NPO法人認知
苫小牧署は1日、安平町早来で青少年の居場所づくりとして農業収穫体験と仮設住宅の居住者向けに防犯啓発活動を合わせて行った。 農業体験には、署員と苫小牧のNPO法人子ども総合支援ネットワークの子どもたち、安平町のご当地キャラクター「アビレンジャー」が参加。道警友会苫小牧支部の佐藤守さん(73)
道南読売会が主催する「読売さわやか野球教室」が1日、むかわ町の田浦球場で開かれた。プロ野球北海道日本ハムファイターズOBの建山義紀さんと稲田直人さんがコーチを務め、厚真、安平、むかわの小学生を指導した。 1年前の9月6日に発生した胆振東部地震の復興支援を兼ねてむかわ町で初開催。地元の鵡川ジ
白老町議会の定例会9月会議は4日に開会する。会期は13日までの10日間。10人が登壇し、財政健全化や少子化対策、民族共生象徴空間(ウポポイ)を生かしたまちづくりなどを取り上げて論戦を交わす。町の提出議案は、アイヌ施策推進法交付金を見込んだ循環観光バス運行事業費など約6億円追加の今年度一般会計補正予算
安平町いじめ0(ゼロ)子ども会議(町教育委員会など主催)が8月30日、追分中学校で開かれた。町内の小中学校、高校に通う児童、生徒が意見交換し、いじめ根絶について真剣に考えた。 子どもたちが主体となって、いじめについて考え、今後の取り組みにつなげていこうと開催。「いじめと戦おう!」と題したD
安平町は8月31日、追分公民館で平和祈念式典を開いた。戦争で身内を亡くした遺族をはじめ、来賓ら約80人が参列。戦没者の冥福を祈り、未来への平和を祈った。 第2次世界大戦で命を落とした町内関係者は122人に上る。式典で戦没者に黙とうをささげた後、主催者を代表した及川秀一郎町長は「当時の悲惨さ