• 石破新総裁、人事の調整本格化へ
早期解散で幹事長焦点―自民
    石破新総裁、人事の調整本格化へ 早期解散で幹事長焦点―自民

       自民党総裁選から一夜明けた28日、石破茂新総裁は党役員・閣僚人事の調整を本格化させる。早期の衆院解散・総選挙が想定される中、党運営の要となる幹事長らの人選が焦点だ。  石破氏は27日の記者会見で、総裁選に出馬した他の8人について「最もふさわしい役職をお願いする」と説明。幹事長の資質にも言及し、

    • 2024年9月28日
  • 悲願達成で喜び爆発
石破氏妻、地元鳥取で涙―高市氏支援者は逆転負けに落胆
    悲願達成で喜び爆発 石破氏妻、地元鳥取で涙―高市氏支援者は逆転負けに落胆

       「最後の戦い」とした5回目の挑戦で自民党総裁就任の悲願を達成した石破茂氏。支援者ら約150人が集まった地元・鳥取県の宿泊施設では勝利の瞬間、支援者らが「おぉー」と歓声を上げ、喜びを爆発させた。  大型モニターの最前列でテレビ中継を見守った妻佳子さんは、夫が新総裁に決まると感極まった様子で支援者

    • 2024年9月28日
  • 「被災地来て」「防災省を」
石破氏に注文相次ぐ―石川県輪島市など
    「被災地来て」「防災省を」 石破氏に注文相次ぐ―石川県輪島市など

       元日の能登半島地震に続き、記録的大雨で甚大な被害が出た石川県輪島市。被災者からは、早期復興を求める切実な声が次々と上がった。  地震後に入居した仮設住宅が大雨で浸水し、親族宅への避難を余儀なくされた鈴木健夫さん(68)は「冬になれば雪も心配だ。早く安心して暮らせるようにしてほしい」と要望。「ま

    • 2024年9月28日
  • 長引く避難、関連死リスクも
能登大雨、28日1週間
    長引く避難、関連死リスクも 能登大雨、28日1週間

       能登半島北部を襲った記録的大雨は、気象庁が大雨特別警報を出してから28日で1週間となった。石川県では輪島、珠洲両市を中心に土砂崩れや河川氾濫が相次ぎ、11人が死亡。27日現在で27カ所456人が避難を続けており、劣悪な衛生環境や心身の疲弊による災害関連死のリスクも懸念されている。  輪島市ふれ

    • 2024年9月28日
  • 袴田さんに再審無罪判決
証拠の捏造認定―事件から58年・静岡地裁
    袴田さんに再審無罪判決 証拠の捏造認定―事件から58年・静岡地裁

       静岡県で1966年、みそ製造会社の専務一家4人を殺害したとして、強盗殺人罪などで死刑が確定した袴田巌さん(88)の再審判決が26日、静岡地裁であり、国井恒志裁判長は無罪(求刑死刑)を言い渡した。判決は捜査機関による証拠の捏造(ねつぞう)を認定し、袴田さんについて「犯人とは認められない」と結論付けた

    • 2024年9月27日
  • 「皆さまの応援のおかげ」
袴田さん姉に満面の笑み―静岡
    「皆さまの応援のおかげ」 袴田さん姉に満面の笑み―静岡

       「皆さまの応援のおかげでございます」。静岡地裁での再審公判で無罪が言い渡されたことを受け、袴田巌さん(88)の姉ひで子さん(91)は、集まった支援者に感謝の言葉を述べ、満面の笑みで喜びをあらわにした。  閉廷後、「無罪判決」と書かれた紙と共にひで子さんが姿を現すと、地裁前に集まった200人を超

    • 2024年9月27日
  • 自民新総裁、午後に選出
党員票の開票スタート
    自民新総裁、午後に選出 党員票の開票スタート

       岸田文雄首相の後継を選ぶ自民党総裁選は27日午前、党員・党友票の開票作業が始まった。午後に国会議員票の投開票を党本部で実施。石破茂元幹事長(67)と高市早苗経済安全保障担当相(63)、小泉進次郎元環境相(43)の三つどもえの争いで、1回目の投票では決着がつかず上位2人による決選投票に進むのは確実な

    • 2024年9月27日
  • 再起の農家、継続に苦悩
「大雨の被害、地震以上」―石川県輪島市
    再起の農家、継続に苦悩 「大雨の被害、地震以上」―石川県輪島市

       石川県・能登半島北部を襲った記録的大雨は、農業にも深刻な打撃を与えた。元日に起きた地震の被害から再生を果たした水田も、濁流にのみ込まれた。被害に遭った農家は「地震とは比べものにならない。諦めるしかないのか」と苦悩をにじませる。  同県輪島市の池徹哉さん(41)は、約年前から大屋地区で稲作など

    • 2024年9月27日
  • 自民総裁選あす投開票
石破・高市・小泉氏が接戦
    自民総裁選あす投開票 石破・高市・小泉氏が接戦

       自民党総裁選は27日、党所属国会議員による投票が行われ、26日締め切りの党員・党友票と合わせて開票される。9候補のうち石破茂元幹事長(67)、高市早苗経済安全保障担当相(63)、小泉進次郎元環境相(43)が三つどもえの接戦を展開。1回目の投票でいずれも過半数を得られず、上位2人による決選投票にもつ

    • 2024年9月26日
  • 被災者の心の支えに
ボランティア活動が本格化―能登大雨、死者11人・石川
    被災者の心の支えに ボランティア活動が本格化―能登大雨、死者11人・石川

       記録的な大雨に見舞われた石川県・能登半島北部の被災地で、ボランティアの活動が本格化している。土砂や流木が広範囲に散乱して生活再建が遠のく中、住民の心の支えになろうと汗を流す。大雨の死者は11人となり、警察や消防などは26日も被害の大きかった輪島市などで不明者の捜索を続ける。  河川の氾濫で仮設

    • 2024年9月26日
  • 台湾、日本産全食品の輸入容認
規制を追加緩和
    台湾、日本産全食品の輸入容認 規制を追加緩和

       【台北時事】台湾当局は25日、2011年の東京電力福島第1原発事故を受けて導入した福島など5県産食品に対する輸入規制をさらに緩和すると発表した。22年に禁輸措置を撤廃した際に除外した一部品目についても解禁し、原則として全ての食品を輸入できるようになった。  追加解禁の対象は福島、茨城、栃木、群

    • 2024年9月26日
  • パトカー赤色灯、聴覚障害者に配慮
パトロール時は点滅、緊急と区別―警察庁
    パトカー赤色灯、聴覚障害者に配慮 パトロール時は点滅、緊急と区別―警察庁

       警察庁は25日、聴覚障害者が、パトカーが緊急走行中かパトロール中かを区別できるよう、新型の赤色灯を載せたパトカーを導入すると発表した。パトロール時は点滅する発光パターンに変え、見た目で区別できるようにする。宮崎県警などで来月から運用を始め、将来的には全国のパトカー約1万台に搭載する方針。  警

    • 2024年9月26日
  • ALS新薬、厚労省が承認
治験で生存期間500日超延長―既存薬上回る、患者ら期待
    ALS新薬、厚労省が承認 治験で生存期間500日超延長―既存薬上回る、患者ら期待

       厚生労働省は24日、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の新薬「メコバラミン」の製造販売を承認した。発症後1年以内の患者を対象とした医師主導の臨床試験(治験)では、既存薬を大きく上回る500日以上の生存期間の延長を確認。国内3例目の治療薬となり、患者らの期待が高まっている。  ALSは、全身の筋肉が徐

    • 2024年9月25日
  • 立憲幹事長に小川氏
新執行部が発足、「刷新感」優先
    立憲幹事長に小川氏 新執行部が発足、「刷新感」優先

       立憲民主党は24日、両院議員総会を国会内で開き、党運営の要となる幹事長に小川淳也元政調会長(53)を起用するなどの人事を決め、新執行部を発足させた。政調会長に重徳和彦衆院議員(53)、国対委員長に笠浩史前国対委員長代理(59)が就任。野田佳彦代表は中堅を要職に登用することで「刷新感」を打ち出したい

    • 2024年9月25日
  • 「論戦力」総裁選の焦点に
野田新代表、自民が警戒
    「論戦力」総裁選の焦点に 野田新代表、自民が警戒

       立憲民主党代表に野田佳彦元首相が就任したことは、「3強」の構図となった自民党総裁選(27日投開票)にも影響を与えている。政界有数の論客で知られる野田氏と国会で対決するには、新総裁の資質として「論戦力」が求められるためだ。  「毎朝街頭演説に立つ政治への情熱。一般の方への訴求力。そういうものを持

    • 2024年9月25日
  • 「電気や水、早く復旧を」
孤立地区、住民ため息―能登大雨
    「電気や水、早く復旧を」 孤立地区、住民ため息―能登大雨

       石川県・能登半島北部を襲った記録的大雨では、山間部や沿岸部など広い範囲で多くの地区が孤立状態になった。県によると、輪島、珠洲、能登3市町の孤立集落は一時100カ所を超え、24日午後4時時点で12地区46カ所に上る。住民は「電気や水道を早く復旧して」と訴えている。  孤立状態が続く能登町の北河内

    • 2024年9月25日
  • 小泉氏、議員支持で先行
党員票含め高市・石破氏と「3強」―自民総裁選、決選投票の公算
    小泉氏、議員支持で先行 党員票含め高市・石破氏と「3強」―自民総裁選、決選投票の公算

       自民党総裁選(27日投開票)を巡り、時事通信は党所属国会議員の終盤の支持動向を調査した。小泉進次郎元環境相(43)が50人超で先行。報道各社の世論調査で小泉氏と人気を分け合う高市早苗経済安全保障担当相(63)と石破茂元幹事長(68)はそれぞれ30人前後を固めている。  9候補の陣営や地方組織の

    • 2024年9月23日
  • 現役世代の負担減争点―自民総裁選
社会保障、財源論は深まらず
    現役世代の負担減争点―自民総裁選 社会保障、財源論は深まらず

       自民党総裁選(27日投開票)では、9人の候補者が現役世代をターゲットに置いた社会保障改革案を公約に掲げた。高齢化の進展で年金や医療、介護に必要な費用が増える中、若年層の保険料負担軽減や子育て支援策の拡充などが並ぶ。ただ、財源確保策や高齢者世代を含めた負担の在り方を巡る議論は深まっていない。  

    • 2024年9月23日
  • 立民新代表、午後に選出 臨時党大会で投開票
    立民新代表、午後に選出 臨時党大会で投開票

       立憲民主党は23日午後、東京都内のホテルで臨時党大会を開き、代表選の投開票を行う。野田佳彦元首相(67)が一歩リードしているものの、1回目の投票で過半数を獲得するのは難しいとみられ、上位2人による決選投票となる可能性がある。新代表は党大会後に記者会見する。  代表選は泉健太代表(50)の任期満

    • 2024年9月23日
  • 能登大雨、6人死亡
不明者の捜索続く―大雨特別警報は切り替え
    能登大雨、6人死亡 不明者の捜索続く―大雨特別警報は切り替え

       記録的な大雨となった石川県・能登半島北部では22日、土砂崩れや河川の氾濫による行方不明者の捜索が続いた。輪島市では新たに5人の死亡が確認され、大雨による県内の死者は6人となった。  県によると、21日に珠洲市で1人が死亡。警察や消防によると、22日には輪島市を流れる塚田川の捜索で高齢の男性が遺

    • 2024年9月23日
  • 日中、水産物禁輸緩和で合意
IAEAの処理水監視拡充―再開時期は不透明―
    日中、水産物禁輸緩和で合意 IAEAの処理水監視拡充―再開時期は不透明―

       日中両政府は20日、東京電力福島第1原発の処理水海洋放出後に中国が続けてきた日本産水産物の禁輸措置を緩和し、輸入を着実に回復させることで合意したと発表した。中国外務省は同日、輸入を段階的に進めると明らかにした。ただ、実際の再開時期は不透明だ。  日本政府は「日中間の共有された認識」と題する文書

    • 2024年9月21日
  • 外交・安保、独自色競う―自民総裁選
アジア版NATO、非核三原則見直し
    外交・安保、独自色競う―自民総裁選 アジア版NATO、非核三原則見直し

       自民党総裁選(27日投開票)で、9候補は外交・安全保障分野の独自色発揮に力を入れている。アジア地域での集団安保体制の構築や、非核三原則の見直しなど、現行の政府方針からの大幅転換を伴う内容も目立つが、実現性は不透明。総裁選に限った「アピール合戦」の思惑が透ける。  「今のウクライナはあすのアジア

    • 2024年9月21日
  • 「日ベトナムの懸け橋に」
娘の夢継ぎ、温泉宿開業―福島に移住の父・千葉女児殺害
    「日ベトナムの懸け橋に」 娘の夢継ぎ、温泉宿開業―福島に移住の父・千葉女児殺害

       千葉県松戸市で2017年3月に殺害されたベトナム国籍の小学3年生、レェ・ティ・ニャット・リンさん=当時(9)=の父親がこのほど、福島県二本松市で温泉旅館を開業した。「日本とベトナムの懸け橋になりたい」という娘の夢をかなえようと日本に残った一家は、「再生」に向け移住先で新たなスタートを切った。

    • 2024年9月21日
  • 俳優の戸次重幸さん、追突事故
原付きバイクの男性軽傷―警視庁
    俳優の戸次重幸さん、追突事故 原付きバイクの男性軽傷―警視庁

       俳優の戸次重幸さん(50)が乗用車を運転中、東京都大田区で追突事故を起こしたことが20日、警視庁大森署への取材で分かった。追突された原付きバイクの50代男性が病院に運ばれ、左膝打撲の軽傷を負った。同署は自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)容疑を視野に詳しい状況を調べている。  同署によると

    • 2024年9月21日
  • 3重鎮、影響力維持へ腐心―自民総裁選
派閥解消で「勝ち馬」読めず
    3重鎮、影響力維持へ腐心―自民総裁選 派閥解消で「勝ち馬」読めず

       大混戦の自民党総裁選(27日投開票)で、岸田文雄首相、麻生太郎副総裁、菅義偉前首相が「勝ち馬」探しに腐心している。キングメーカーとして新政権で影響力を行使しようとの狙いだが、派閥解消で予測不能な上、配下の議員が指示通りに動くかも見通せない。決選投票が確実視される中、3重鎮らには焦りの色が浮かぶ。

    • 2024年9月20日
  • 知事不信任決議が可決
パワハラ疑惑、全議員が賛成―兵庫県議会
    知事不信任決議が可決 パワハラ疑惑、全議員が賛成―兵庫県議会

       兵庫県の斎藤元彦知事がパワハラ疑惑などを内部告発された問題で、斎藤氏に対する不信任決議が19日、県議会の全議員の賛成で可決した。斎藤氏は可決後、記者団に対し「私にとっても重い。しっかり考えることが大事」と述べ、今後の対応については明言を避けた。その上で、議会解散か失職かの判断時期について「今すぐ申

    • 2024年9月20日
  • 高市氏の追加処分なし―文書送付問題
自民選管「誤解ない投票」呼び掛け
    高市氏の追加処分なし―文書送付問題 自民選管「誤解ない投票」呼び掛け

       自民党は19日の総裁選挙管理委員会で、高市早苗経済安全保障担当相が政策文書を党員らに送付した問題で、追加処分をしないことを決めた。逢沢一郎委員長は記者団に「重ねて注意するのはなじまない。考えていない」と述べた。総裁選では郵送による文書送付などが禁止されており、高市氏は11日に口頭注意を受けていた。

    • 2024年9月20日
  • プロ野球組織に警告
選手代理人の選任制限で―公取委
    プロ野球組織に警告 選手代理人の選任制限で―公取委

       プロ野球選手の契約交渉を巡り、選手が自由に代理人を選べないのは独禁法違反の恐れがあるとして、公正取引委員会は19日、日本野球機構(NPB)の内部組織「日本プロフェッショナル野球組織」(東京)に警告した。  公取委によると、プロ野球組織はセ、パ両リーグの12球団に対し、所属選手の契約更改などの交

    • 2024年9月20日
  • 沈没メカニズム「粘り強く捜査」
海保、詳しい説明避ける
    沈没メカニズム「粘り強く捜査」 海保、詳しい説明避ける

       知床観光船「KAZU 1(カズワン)」の沈没事故から2年5カ月。運航会社社長桂田精一容疑者(61)を逮捕した第1管区海上保安本部の幹部らが18日、小樽市内で記者会見し、「粘り強く捜査し、沈没原因を認定した」と説明した。ただ、業務上過失致死など容疑の詳しい内容や、なぜ逮捕に踏み切ったかについては「回

    • 2024年9月19日
  • 「ほっとした」「重い処罰を」
遺族、桂田容疑者逮捕受け―知床観光船事故
    「ほっとした」「重い処罰を」 遺族、桂田容疑者逮捕受け―知床観光船事故

       知床観光船「カズワン」の沈没事故で、運航会社社長の桂田精一容疑者が18日、業務上過失致死容疑などで逮捕された。突然の悲劇から2年5カ月。遺族は「ほっとした」「重い処罰を」などと心情を明かした。  事故で行方不明となった小柳宝大さん=当時(34)=の父親(65)は「捜査機関からはずっと音沙汰がな

    • 2024年9月19日