今年で40歳になる記者だが取材先や周囲から実年齢より10歳ほど若く見られることが多い。時には20代に見られることもしばしば。それでも中身は40歳。疲れが取れなかったり、思うように体が動かなかったりもする。
そんな中、数カ月前から気になっているのが、思考や集中力の鈍化。何気なくインターネットで検索すると、「ブレインフォグ」という単語が引っ掛かった。頭の中に霧がかかったような感覚となって、考えることや集中することが難しい状態になること―と記されていた。
この言葉は新型コロナウイルスの後遺症の一つとしても話題となった。ブレインフォグはあくまでも、一般的に使われる症状の総称で、病名ではないという。睡眠や運動不足といった生活習慣のほかに、通信機器から得る情報の無意識な「脳への負荷」も原因とされている。情報過多となる前に、目の前のタスクを整理し、同僚との情報共有や管理を一体化することも必要だと感じた。(松)