避難所開設など手順確認 苫小牧市の総合防災訓練に400人 エリアメール送信 胆振東部地震教訓に
- 2019年9月2日
苫小牧市は1日、苫小牧東小学校などで総合防災訓練を実施した。震度6強の直下型地震があり、市民が避難所に駆け付ける想定。警察や消防、陸上自衛隊など関係機関、地域住民を含め約400人が参加、防災意識を新たにした。 総合防災訓練は、災害時の対応手順確認などを目的に隔年で実施。昨年9月の胆振東部地
苫小牧市は1日、苫小牧東小学校などで総合防災訓練を実施した。震度6強の直下型地震があり、市民が避難所に駆け付ける想定。警察や消防、陸上自衛隊など関係機関、地域住民を含め約400人が参加、防災意識を新たにした。 総合防災訓練は、災害時の対応手順確認などを目的に隔年で実施。昨年9月の胆振東部地
「一瞬声が出た後は言葉にならなかった」。厚真町の米農家、末政知和さん(26)はかつて豊かな稲穂を実らせた水田があった場所に立ちながら、1年前を振り返った。 大きな揺れの後、食器が散乱する自宅を飛び出し、毎日通う幌内の水田へ。目の前の田んぼには大量の土砂が流れ込み、農業機械も土の中。あまりの
「わっしょい、わっしょい」―。夏の終わりに船員気分を味わってもらおうと、海技教育財団(東京)主催の海洋教室が8月31日、苫小牧港・西港区北埠頭(ふとう)キラキラ公園に寄港した航海練習船「海王丸」(総トン数2556トン)で開かれた。小学生から高校生までの児童・生徒、保護者ら44人が参加。半分に切った
白老町で2020年4月に開設するアイヌ文化復興のナショナルセンター「民族共生象徴空間(ウポポイ)」。菅義偉官房長官の方針を踏まえ、年間来館目標100万人を設定しているが、知名度はいまひとつ。開設まで1年を切った現在、鈴木直道知事をはじめ関係者が躍起になってPRのてこ入れをしていると聞く。
日本自動車販売協会連合会札幌支部室蘭事務所がまとめた8月の胆振・日高管内の新車登録台数は942台で、前年同月比6・9%(61台)増となった。消費税増税前の駆け込み需要で上向いたが、担当者は「販売店によって差が出ている」としている。 前年実績を上回ったのは会員25社のうち9社。前年同期を上
胆振太平洋海域(室蘭―むかわ)で操業する秋サケ定置網漁が1日に解禁され、苫小牧港・西港漁港区では2日早朝、約140キロが初水揚げされた。今年は資源回復が期待されているが、初日は前年実績の2割以下。漁業関係者は厳しい出足ながらも今後の豊漁に期待を寄せている。 苫小牧漁協のさけ定置網漁部会に所
マックスバリュ北海道(本社札幌市)は、苫小牧市日新町2で新店舗の設置を計画している。認可されれば2020年2月着工、同年7月の開店を目指すという。8月30日に日新町内会館で開かれた公聴会の住民意見を踏まえ、生活に配慮しながら準備を進める方針だ。 同社は今年2月に市内有珠の沢町のマックスバリ
第11回全日本少年秋季軟式野球北海道予選苫小牧支部予選が1日、白老町営桜ケ丘球場で決勝を行い、8月24日からの全日程を終了した。合同チーム同士となった決勝は、緑陵・凌雲・白老・白翔が啓北・開成・植苗を8―1の五回コールドで優勝した。 苫小牧、胆振東部4町の12チーム(合同チームを含む)が参
細野杯争奪第21回苫小牧地区中学校バスケットボール1年生大会が8月31、1の両日、市内の中学校で開かれた。男子は凌雲、女子は明野が栄冠に輝いた。 1年生選手の試合経験を増やすことを目的とした本大会。男子16チーム、女子13チームが参加しタイトルを競った。トーナメントやリーグ戦で行われた予選
第20回大学アイスホッケー交流戦苫小牧大会は1日、苫小牧市内の白鳥王子アイスアリーナでファーストステージの決勝と3位決定戦が行われた。決勝は中央大が3―1で法政大を下し、4年ぶり4回目の栄冠を勝ち取った。3位決定戦では東洋大が5―3で早稲田大を下した。 8月28日に開幕したファーストステー
第7回日本橋杯朝野球大会は2日朝、Bブロック決勝を行い、下川原アルミ工業が6―2でちぇいさぁを下して苫小牧商工会議所会頭杯の出場権を獲得した。 下川原アルミは初回1死二、三塁から5番澤井の右翼線への二塁打で先制。その後も毎回安打で12安打を放ち快勝した。守っては須藤、石川の継投でちぇいさぁ
苫小牧市は28日に苫小牧地域職業訓練センターなどを会場にして開く「庭木の剪定(せんてい)講習会」の参加者を募集している。苫小牧造園協同組合の会員が講師となり、講義や実習でプロの技術を伝授する。市の担当者は「初心者でも気軽に参加を」と呼び掛けている。締め切りは20日。 同講習会は各種技能士が
苫小牧民報社は8月29日、本社4階ホールで「初心者のための楽しいスマートフォン教室」を開いた。スマートフォンを使ったことがない市民20人が参加し、メールの打ち方などの操作方法を学んだ。 KDDI北海道総支社(札幌市中央区)共催。KDDIスマホ・ケータイ安全教室認定講師の塚原幸代さんが、基本
苫小牧市本幸町の市高齢者福祉センターは8月29日、同センターで「大正琴の音色と楽しく遊ぼう」を開いた。高齢者のほか、未就学児を連れた母親など約80人が参加し、歌や演奏を楽しんだ。 苫小牧市教育・福祉センターの建物内にある同センターととまこまい子育て支援センターの共催事業。複合施設の利用者が
千葉県船橋市在住のシンガー・ソングライター、高橋涼子さん(34)が、苫小牧市植苗の道の駅をモチーフにしたオリジナルソング「道の駅ウトナイ湖で!」を制作した。東胆振地域でライブ活動を重ねてきた縁がきっかけ。同道の駅も湖や展望台などの魅力を軽快なリズムで伝える楽曲に魅力を感じ、施設内のBGMに取り入れ
白老町虎杖浜地区のポンアヨロ川河口左岸に立つアヨロ鼻灯台から、海岸に沿って虎杖浜側を眺めると、海岸からやや上がった場所に、陸地が湾のように内陸側に入り込んだ地形が見えます。そこはアイヌ語で「オソロコッ」と呼ばれ、昔から物語と共に言い伝えられてきた場所です。 「オソロコッ」とは、そのまま日本
岡田 路明(おかだ みちあき) 札幌市生まれ。札幌商科大卒。1977年から白老のアイヌ民族博物館に勤務。各地の伝承者を訪ね、アイヌ文化の調査と収録を行う。98年の苫小牧駒沢大開学時から非常勤講師として「アイヌ語」の市民講座を担当。2006年、アイヌ文化関連科目の専任教授に就任。現在、同大の客員教授。
白老町議会の定例会9月会議は4日に開会する。会期は13日までの10日間。10人が登壇し、財政健全化や少子化対策、民族共生象徴空間(ウポポイ)を生かしたまちづくりなどを取り上げて論戦を交わす。町の提出議案は、アイヌ施策推進法交付金を見込んだ循環観光バス運行事業費など約6億円追加の今年度一般会計補正予算
安平町いじめ0(ゼロ)子ども会議(町教育委員会など主催)が8月30日、追分中学校で開かれた。町内の小中学校、高校に通う児童、生徒が意見交換し、いじめ根絶について真剣に考えた。 子どもたちが主体となって、いじめについて考え、今後の取り組みにつなげていこうと開催。「いじめと戦おう!」と題したD
安平町は8月31日、追分公民館で平和祈念式典を開いた。戦争で身内を亡くした遺族をはじめ、来賓ら約80人が参列。戦没者の冥福を祈り、未来への平和を祈った。 第2次世界大戦で命を落とした町内関係者は122人に上る。式典で戦没者に黙とうをささげた後、主催者を代表した及川秀一郎町長は「当時の悲惨さ