脳トレクイズ
- 2025年5月5日
解答は11ページに掲載
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放映中のNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺」は、絵師の喜多川歌麿らを世に出した江戸のメディア王・蔦屋重三郎の半生を描いた物語。出版事情や料理といった、現代にも通じる江戸の文化や生活の知恵を紹介したい。 蔦重は1750年、吉原生まれ。現在もその地に痕跡を残す吉原遊郭は、幕府が認めた江戸で唯
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三菱の2代社長、岩崎弥之助が創設した図書館の静嘉堂文庫の書庫から、2021年に1本のサーベルが見つかりました。付属の古い手紙を読むと、このサーベルが幕末に起きた大事件にまつわるものと分かりました。 明治改元のおよそ半年前の1868年3月23日、京都で天皇にお目にかかる英国公使ハリー・パークス一行
江戸幕府は、長崎の出島を通じてオランダや中国・清朝と貿易を行い、また対馬藩を通じて朝鮮との交流を持っていました。欧州の最新事情はオランダに限られており、西洋の文化や学問、技術などは「蘭学」と呼ばれていました。 8代将軍の徳川吉宗の時代以降、幕府の規制が緩み、語学や医学をはじめ、天文学、博物学、化
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多くの日本人にとって「印籠(いんろう)」と聞いて思い浮かべるのは、テレビドラマ「水戸黄門」に出てくる葵(あおい)の御紋入りの物ではないでしょうか。ドラマでは徳川家の威光を示す小道具として使われますが、本来の用途は携帯用の薬入れで、江戸時代の武士にとって必須のおしゃれアイテムでした。印籠の多くは紙や
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刀剣の外装を刀装といいます。刀装に用いる小道具の中で最も知られているのは、刀を握る手を守る「つば」でしょう。しかし、江戸時代の武士はつばよりも、三所物(みところもの)と呼ばれる金属製の小道具3点セットの目ぬき・小柄(こづか)・笄(こうがい)を重視しました。目ぬきは手で握る部分の「つか」に付けられた
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江戸時代の武士は、特権的な身分の象徴として腰に2本の刀を差す「大小二本差し」をしていました。長い方は刃渡り約70㌢の「打刀(うちがたな)」、短い方は同約30~60㌢の「脇指(わきざし)」でした。 「脇指 銘 備州長船兼光/延文二年二月日」(1357年)は備前の刀工、長船兼光のサインと制作年が刻ま
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重要文化財「太刀 銘 高綱および朱塗鞘打刀拵」(静嘉堂文庫美術館蔵) 侍の装いで、華やかな甲冑(かっちゅう)と共に忘れてはならないのが腰に帯びる刀剣です。日本刀は鉄を鍛造した「刀身」と、金属や木材、漆などの素材を組み合わせた「こしらえ」と呼ばれる外装に分けられます。名刀として認められた刀身が宝物とし
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重要文化財「平治物語絵巻 信西巻」(筆者不詳、静嘉堂文庫美術館蔵) 日本の武士たちが登場したのは平安時代中期のこと。彼らが最も輝いた晴れの舞台は生死をかけた合戦の場でした。武士が身に着けた甲冑(かっちゅう)には、戦場で活躍して手柄を誇示するための人目を引く美しさと、機能的な実用性が求められました。