暑さに強い体をつくる 徐々に環境適応-暑熱順化 水分、塩分補給が重要
- 2025年5月15日
日本では毎年多くの熱中症患者が発生しており、個人での対策も重要だ。熊本大病院(熊本市)救急部の楯直晃医師は「暑さに強い体をつくるには、暑い環境に徐々に適応する暑熱順化により、体の仕組みを強化する必要があります」と指摘する。 ▽熱中症を見据えて 暑熱順化が十分でない状態で急に暑さにさらされると、
日本では毎年多くの熱中症患者が発生しており、個人での対策も重要だ。熊本大病院(熊本市)救急部の楯直晃医師は「暑さに強い体をつくるには、暑い環境に徐々に適応する暑熱順化により、体の仕組みを強化する必要があります」と指摘する。 ▽熱中症を見据えて 暑熱順化が十分でない状態で急に暑さにさらされると、
スポーツ選手なら一度は耳にしたことがあるだろう「イップス」。当たり前にできているプレーが突然できなくなってしまう障害を指す。立命館大人間科学研究科の井上和哉助教に、自身の研究成果を基に実践している心理的支援について聞いた。 ▽研究で分かった特徴 野球で打者の球を捕った投手が一塁への送球で何度も
近視の低年齢化が進んでいる。文科省の2023年度学校保健統計調査によると、裸眼視力が1・0未満の子どもの割合は小学生で37・8%、中学生で60・9%、高校生で67・8%、幼稚園児でも22・9%と、近年増加傾向にあり、特に小中学生の増加が顕著だ。 「視力低下を防ぐためには、早期の予防や発見、対策が
普段の歯磨きが重要 「悪玉」とも呼ばれる虫歯菌を保有する人は、保有しない人に比べ脳の出血を起こしやすく、認知機能障害との関連も示唆されているという。国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)脳神経内科の猪原匡史部長に聞いた。 ▽リスクは20倍 虫歯の代表的な原因菌「ミュータンス」。中でも特殊なタ
腎移植を受けた2型糖尿病患者のうち、糖尿病や肥満症の治療薬「GLP―1受容体作動薬」を使った人は、使わなかった人に比べて腎機能不全になるリスクや死亡リスクが低いことが分かったと、米国の研究グループが発表した。 研究グループは、2013~20年に同国で初めて腎移植を受けた患者のうち、移植手術時に2
国立長寿医療研究センターなどの国際共同研究グループは、運動頻度や社会活動などを調査し、身体活動量の算出もできる「ライフスタイル質問票」の日本語版を開発したと発表した。 これまで患者の生活習慣の情報を収集する際、簡便で有用な日本語の質問票がなく、各施設でそれぞれの質問票を使うケースが多かったため、
2050年までに、世界の成人の約6割が過体重または肥満になる可能性があることが、「世界の疾病負担研究2021」の調査で明らかになった。 調査グループは、204の国と地域の子どもや若者(5~24歳)、成人(25歳以上)の過体重や肥満の割合について、1990~2021年のデータを基に推移を分析。50
健康管理サービスを提供するドクタートラスト(東京都渋谷区)の調査によると、1年間で体重が5㌔以上増えた人のうち、4人に1人が高ストレスだった。 同社は2023年度にストレスチェックサービスを利用した人のうち、追加で調査した「1年間の体重変化」について回答が得られた12万8896人を体重の増減で五