(10)ポロト湖で整備進むウポポイ 成功の鍵は地元全体の姿勢、開業への期待感に温度差
- 2019年12月26日
来年4月の開業まで130日を切った今月19日、国が白老町で整備している民族共生象徴空間(ウポポイ)で報道機関対象の現地説明会が開かれた。ポロト湖のほとりにアイヌ民族の歴史や文化を紹介する近代的な施設が立ち並び、2017年にスタートした工事は大詰めを迎えていた。湖畔でひときわ目立つ国立アイヌ民族博物
来年4月の開業まで130日を切った今月19日、国が白老町で整備している民族共生象徴空間(ウポポイ)で報道機関対象の現地説明会が開かれた。ポロト湖のほとりにアイヌ民族の歴史や文化を紹介する近代的な施設が立ち並び、2017年にスタートした工事は大詰めを迎えていた。湖畔でひときわ目立つ国立アイヌ民族博物
私たちの暮らしに大きく関わる消費税の税率が今年10月、8%から10%に引き上げられた。直前の駆け込み需要や増税後の買い控えなど消費への影響は少なかったが、企業や小売店では初めて導入された軽減税率への対応でレジ更新や従業員教育、利用客への周知など準備に追われた。消費者も細分化された税率区分に困惑。負
2年間にわたって架け替え工事を進めてきた苫小牧市中心部の国道276号緑跨(こ)線橋が、11月30日午前6時に開通した。「開通を心待ちにしていた。工事関係者の皆さんに感謝したい」。通行再開の様子を見ようと、夜明け前から現場でその時を待っていた緑町の男性は、氷点下の寒さの中で白い息を吐きながら笑顔で話
胆振東部地震からの「復興のシンボル」として今年4月、安平町追分柏が丘でオープンした「あびらD51(デゴイチ)ステーション」は、全道で124番目、胆振、日高管内では13番目の道の駅として誕生した。開業と同時に町内外から訪れた大勢の人たちでにぎわい、来場者数はオープンからわずか3カ月足らずで当初の年間
「本当に来ないの?」―。カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致をめぐり、北海道の鈴木直道知事が11月29日の道議会で国への区域認定申請見送りを表明して3週間余り。しかし、賛成派、反対派の双方からはいまだに戸惑いの言葉を聞く。知事が決断しても疑心暗鬼と未練の思いを断ち切れないという人は少なくな
国内で深刻さを増している児童虐待問題。今年も子どもの命が奪われる事案が全国各地で数多く起きており、6月には札幌市でも2歳女児が母親とその交際相手からの暴力で死亡する事件が発生。苫小牧市で虐待防止などの対応に当たる関係者の間に大きな衝撃が走った。 市が今年4月から10月末までの7カ月間で受け
今年は「亥(い)年の選挙イヤー」。統一地方選と参院選が重なる12年に一度の年だった。その前半戦に当たる統一地方選は、道知事選を皮切りに道議会議員選挙、各市町村の首長選と議会議員選挙へとなだれ込む流れ。熱心な政党関係者らとは裏腹に、有権者の反応は鈍く視線は冷めていた。選挙権年齢が18歳以上に引き下げ
2019年は東胆振1市4町(苫小牧市、白老町、厚真町、安平町、むかわ町)をはじめ、札幌市など道内各地でヒグマの目撃が急増した1年だった。苫小牧署に入った管内のヒグマの目撃に関する通報件数は11月末時点で115件。18年の合計62件を大きく上回り、同署や各市町は例年以上の対応に追われた。 専
夜の団らんの時間帯だった。誰もがいつものように過ごしていた時、再び大地が揺れた。2月21日午後9時22分ごろに起きた地震は厚真町で震度6弱を観測。昨年9月6日に起きた胆振東部地震の余震としては最も大きい規模となった。 気象庁によると震源は胆振地方中東部で、震源の深さは33キロ、地震の規模(